親ばかパパの子育て日記

キャンピングトレーラーであっちへこっちへ!

2023.8 青森の旅(4日目・前半) 〜 奥入瀬渓流散策 〜

 昨日とは打って変わって、今日は天気が良さそうです。という訳で、奥入瀬渓流を歩くことにしました。

 奥入瀬渓流散策のモデルコースは焼山〜子ノ口までの14km。所要時間は4〜5時間だそうです。できれば全部歩き通してみたいところですが、長男(2歳)のことを考えると無謀です。「抱っこ」になるのは目に見えていますから、パパとママは修行になってしまいます。

 という訳で、今回はモデルコースの半分、雲井の滝〜子ノ口の6kmを歩くことにしました。そうすればコースタイムは2時間とのこと。我が家の場合は3〜4時間かかってしまうと思いますが、それくらいなら、長男も頑張ってくれるかな?

 そんなこんなで、お楽しみにしていた奥入瀬渓流散策の始まりです!

 

 

 瞰湖台より望む十和田湖

 

 気持ちのいい朝です!

 晴れると嬉しいけど、また暑くなりそうだなぁ〜?

 

 まずは朝ごはん。

 トーストにジャムを付けただけで、ささっと済ませました。

 

 さて、出発。

 予定より少し早めに出発することができたので、瞰湖台に寄ってみました。昨日はこの下をトンネルで突き抜けてしまったんです。

 

 ここは二重カルデラの内、内側のカルデラから形成された中山半島と御倉半島に挟まれた場所になります。

 よって、目の前に広がる湖面が内側のカルデラの中となり、十和田湖の中でもとりわけ水深が深い部分になります。

 

 地図で見るとこんな感じ。

 

 せっかくなので、地図と照らし合わせながら子ども達にも説明しておきました。

じゃぁ、ここは深いから泳がない方がいいね。

 なんて言っていたので、どこまでわかってんだか…って感じですが。

「外側」で泳いでも足はつかないからね…。

 

 バスでスタート地点へ移動

 

 子ノ口駐車場に到着しました。

 バスの時間までまだ30分あります。

 

  

 駐車スペースの空きは十分でした。

 

 バス停はこちら。

 

 バスは十和田湖畔の休屋が始発で、奥入瀬渓流を経由し、青森駅または八戸駅へ向かう便が一日に5本走っています。(繁忙期には臨時便あり)

 青森駅行きについては奥入瀬渓流の後は酸ヶ湯温泉にも経由していくので、観光客がたくさん利用していることでしょう。なので、「席があるかなぁ〜?」というのが少し心配でした。

 

 やってきました!

はやぶさだぁ!

 と、長男は大喜び。

 新幹線のはやぶさと同じカラーリングのバスですね。

 

 空席はそこそこありました。よかった!

 さて、車内の放送で奥入瀬渓流について案内が流れていましたが、

なるほど!

 と思いました。

 奥入瀬渓流は水面の高さと道路の高さがほとんど同じなんです。なので、まるで川の上を走っているような感覚になるんですよね。奥入瀬渓流散策の魅力の一つはこの「高さ」にあるということを、早速学びました。

 

 雲井の滝バス停に到着!

 結構、降りる人いるんだな。

 

 いやぁ〜、乗り心地のいいバスだったなぁ。

 たった10分の乗車だったのが残念でなりません。なんなら、青森駅を往復したいくらい。(笑)

 

 奥入瀬渓流散策

 

 バス停のその名の通り、目の前には「雲井の滝」があります。

 高さは25m。奥入瀬渓流沿いに滝はたくさんあるのですが、間近まで近づける滝は少ないようで、人気の滝となっているようです。

 

 さて、道路から少しだけ階段を降りると、

 

 散策路になっています。

 

 焼山〜子ノ口間は渓流に沿って国道が走っていますが、並行して散策路も設けられています。

 そして、その国道をバスが走っているので、「どこからどこまで歩くか」を自由に決められるのが、奥入瀬渓流散策のありがたいところでもあります。

 

 予想通りです…なかなか進みません。

 コースタイム2時間のところですが、4時間はかかるでしょう。まぁ、いいかね。これが我が家の楽しみ方です。

 

 それにしても、期待通りの美しさです!

 川沿いを歩く時って、「川を見下ろす」のが普通じゃないですか。けどね、川と自分が同じ高さにいる(ある)」んです。これって、すごく新鮮。

 ついつい、足を止めて何枚も写真を撮ってしまいました。

 

 途中、いくつかある滝が、「ここまで来たぞ!」という目印になりました。

 

 山登りと違って、急な登り坂はないのがこれまた新鮮。

 

 長男も機嫌よく歩いてくれています。

 

 時々現れるベンチを見つけては休憩。

 

 そして、またボチボチと歩きます。

 

 40分ほど歩いて、長男沈没…。

 ママがリュックサックを簡易エルゴにして背負ってくれました。

 

 奥入瀬渓流の散策というと、人気なのは5月の新緑と10月の紅葉とのこと。

 う〜ん…わかります。8月でも十分きれいだけど、その時期はまた全然違う美しさが広がっているんでしょうねぇ〜。

 

 何枚も撮ったから、もういいんじゃないの?

 って、思うんだけど…やっぱりまた撮ってしまいます。

 

 スマホ好き(!?)の次女もたくさん撮っていました。じーちゃんに写真を送ってあげるんだそうです。

 ちなみに、長女はスマホに全然興味がないみたいで、バッテリーが切れていても全く気にしていません。位置情報を掴むために持たせているんだから、バッテリーの充電くらいはしておいて欲しいのですが…。

 

 散策路も終盤。

 銚子大滝が見えてきました!

 

 奥入瀬川本流にかかる唯一の滝で、高さは7m、幅が20m。奥入瀬渓流の中でも一番人気の見どころになっているようです。

 たしかにすごい迫力!

 

 ちなみに、「この滝はほぼ直角に切り立っているため魚類がこの滝を上れず、十和田湖にはかつて魚がまったく住んでいなかったといわれている」そうです。

へぇ〜!

 

 確かに上れないね…これじゃ。

 

 長男復活しました。

 ありがとう!頑張れ!

 ママ、お疲れ様でした!

 

 全行程6kmの道のりですが、3時間近くも歩いているとさすがに疲れてきました。

 ちょびちょびとお菓子をつまんで、モチベーションをキープしてもらいます。

 

 子ノ口水門。

 ここまでくれば、あとちょっと!

 

 それにしても、きれいな水。

 ちなみに、昨日はあれだけの雨が降ったので川の水は増えたり濁ったりしてるんじゃないかと心配をしていましたが、そんなことは全くありませんでした。

 十和田湖が巨大なダムの役割をしているので、雨が降った程度では川の水量は変わらないそうです。だから、川と道路の高さが”ほぼ同じ”でも大丈夫なんですね。

 自然の本来の姿。こうであるべきですよね。ダムのことを考えると、野田知佑さんの話を思い出します。

 

 おっ!

 橋が見えた!

 橋の向こうに見えるのが十和田湖です!

 

 到着ぅ〜!

 

 十和田湖、こんにちは!

 

 そして、この橋を堺に反対側が、

 

 奥入瀬川、いってらっしゃい!

 ここから太平洋までの距離は70kmとのこと。そう考えると、短いもんですね。十和田湖の標高が400mですから、たったの70kmで400mも下ってしまう訳です。

 「外国から見れば、日本の川は全て滝」という話を聞いたことがありますが、よくわかります。だって、アマゾン川なんか、河口から1700kmも遡ったマナウスですら、標高が50mしかないんですから…。

 

 さて、

頑張って歩いたからソフトクリーム買って!

 とせがまれ、パパは渋々とお金を出すことに。

 それにしても、今回の旅行でもじーちゃんばーちゃんからお小遣いをもらったというのに、ソフトクリームを自分で買わずパパに買わせるとは…どうなんでしょ?

 長女が言うには、

大人になったらキャンピングカーを買いたいから、今からお小遣いを貯金しておくんだぁ〜。

 だそうです。

いやいや…働けばお金は稼げるから、お小遣いは今使いなさい。

 

 ま、お金の出処についてはともかく、きれいな渓流を思う存分歩いた後のソフトクリームは格別な味でした。

 楽しかった&美味しかったです!

 

 (つづく)

 

 備忘録

 

 

 

8月1日(火)

 

生出キャンプ場8:15→瞰湖台→8:45子ノ口駐車場→子ノ口バス停9:13→(バス)→9:23雲井の滝バス停→子ノ口駐車場13:15→13:30生出キャンプ場

 

この日の走行距離:牽引あり0km+牽引なし27km=27km

この旅での走行距離:牽引あり787km+牽引なし93km=880km

 

 

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