パパと娘二人との山登り。12月は丹沢の三ノ塔へ行ってきました。
パパがこの山に登るのは実に43年ぶり!まさか、自分の子どもを連れて再びこの山に登る日が来るとははねぇ〜。その時は考えもしませんでした。だって、当時1歳でしたから!(笑)
という訳で、今回も感無量の山登りとなった、丹沢での一日でした!
丹沢・三ノ塔
朝はまだ真っ暗な5時半に自宅を出発。秦野市街を抜けてヤビツ峠に向かう途中で東の空が明るくなってきました。
一日の中で空が一番美しい時間かもしれません。
ヤビツ峠に到着。
目指す駐車場はさらにこの先ですが、トイレが使えるのはここが最後になるので用を足しておきます。
週末は日の出前に満車になってしまうと聞くヤビツ峠の駐車場ですが、この時間でもまだ5台分ほど空がありました。
そして、6時半に菩提峠駐車場到着。キャパは30台分程と聞いていましたが、こちらも残り5台分程でした。よかったよかった、無事に止められて。
それにしても、すでに止めている方はまだ暗い時間に登り始めていたということですね。山頂からのご来光を目指したのかな?すごいなぁ。
さて、ここ菩提峠駐車場から始まる登山道はいくつもあり、さらには案内標識はないので迷ってしまいます。が、目指すコースの目印はこのゲート。
ゲートの脇を通り抜け、10分ほど林道を歩きます。
そして、分岐に到着。
ここにはちゃんと案内標識があるので安心です。
ここから登山道が始まります。
とても丁寧に整備されており、歩きやすい道でした。
少し歩くと後方に大山が姿を現します。
ヤビツ峠から見て、三ノ塔の反対側にある山です。
傾斜も適度で開放感もあり、歩いていて本当に気持ちのいい道です。
相模湾も見えてきました!
ここで面白い、情報看板が。
「伊豆半島は元々は島で、移動して来て本州にくっついた」という話は知っていましたが、丹沢も同じだったんですね。
そして、本州と伊豆半島に挟まれて盛り上がったのが丹沢なんだそうです。100万年前の話だとか。
ちなみに、大島や三宅島なども1年間に数センチずつ移動しており、周百万年後には本州にぶつかると考えられているそうですよ。
よし!
あとちょっとだぞ!
最後はこんなにキレイな木道が整備されていました。
そして、
二ノ塔に到着!
ここからは富士山が!
そして、
二人はおやつタイム。
相変わらずですな…まさに、「花より団子」。
さて、今日の目的地である三ノ塔はあそこ。
こうやってみるとまだ距離がありそうですが、コースタイムは20分程です。
二ノ塔から先は新しい尾根になるので、景色もガラッと変わります。
遠くには箱根の山々。その山々を回り込むようにJR御殿場線や東名高速道路がクネクネと谷底を走っていく様子がよくわかります。足元には「秦野戸川公園」の吊橋も確認することができました。ボルダリングをしに通っている「はだの丹沢クライミングパーク」があるところです。
生活に染み込んでいる世界をこうやって上から見下ろすというのは、なかなかお面白いものです。
あれっ?
なんと、長女が
「疲れたぁ…。」
なんて、いい始めてしまいました。そんなに辛い道のりではなかったと思うんだけどなぁ〜。
あとちょっとだ!頑張れ!お弁当とおやつが待ってるぞ!
ほらほら、こんなにいい眺めが広がっているよっ!
三ノ塔に到着〜!
いやぁ〜、本当にいい眺めだ!
たったの1時間半の山歩き、眺めのいい登山道、山頂からのこの景色。
なんて素晴らしい山なんでしょ。
感動です!
西を向けば富士山。
南を向けば相模湾。
ちなみに、奥に写っている小屋はトイレですが、12〜3月は凍結防止のため使用できません…。
そして、東を向けば大山です。
どの風景を眺めながらお弁当を食べるか!って、真剣に悩んでしまいました。だって、どの風景も素晴らし過ぎるんです!
さて、この風景をパパが見るのは43年ぶりです。もちろん、記憶にはありません。けれど、アルバムにしっかりと残っています。
背負子に背負われているのがパパ。当時1歳0ヶ月。
これは昭和55年のGWの写真です。見る人によっては、一緒に写っている車のデザインに感動でしょうか。
三ノ塔山頂より、二ノ塔・相模湾方面バックにした一枚。
まさに、今日ここから眺めることができた風景です。
そして、大山をバックにした一枚。
当たり前だけど、母親の若さにビックリ!(笑)
それから43年後に撮った一枚。全く同じ風景です。
自分が1歳の時に足跡を残した(歩けたのかな?)場所に、自分の子どもを連れて来られたということに、とにかく感動です!
ちなみに、あの大山には2年前に家族で登っています。当時、長女7歳、次女6歳、長男0歳9ヶ月でした。子ども達の記憶には残るのかな?
できれば、今回も長男を連れてきたかったんですけどね…タイミングを逃しました。というのは、現在3歳の長男、背負子で背負うには重くてパパが耐えられません…。しかしながら、逆に自分で歩いてもらうにはまだまだ長男の体力が足りない…。という訳で、今回は長女と次女だけを連れての訪問になりました。
この次は長男も一緒に、またここにやって来たいと思います。
尾根の中でポコンと飛び出ているのが塔ノ岳。
長女と次女がもう少し体力をつけたら、挑戦できるかなぁ?
そんなこんなで、三ノ塔山頂では40分ほどのんびりし、子ども達はお弁当とおやつを、パパは43年前の思い出を満喫したのでした。
本当にいい山だな。楽しかった!
二ノ塔に戻り、ここから菩提峠駐車場までは往路と異なるルートを歩いてみることにしました。
三ノ塔からの下り道では続々と登ってくる方がいましたが、二ノ塔からこちらのルートに入ってしまうと全く人気がなくなってしまいました。
往路のルートとは異なる尾根を歩くので、風景はかなり違います。
こちらのルートでは富士山を眺めながら歩くことができました。
下り道になり、子ども達は一気にペースが上がります。
分岐点に到着。
菩提峠駐車場方面への道に入ります。
ここから先は結構大変な道でした…。
急な下り坂、どこかに捕まりながら歩かないと足を滑らせてしまうような道が続きました。おまけに、分岐点以降はまさに「山の中」の道となり、景色は全く望めなくなってしまいまったのでした。
転げ落ちるように斜面を下り、駐車場が見えてきました。
到着!
無事に下山です!
うわぁ〜、駐車場はいっぱい!
県道へとつながる道も、片側は駐車している車で一杯でした。どうりで、三ノ塔からの下山中は登ってくる登山者がたくさんいた訳です。
さて、こんな感じで、パパの「43年ぶりの頂きへ!」の山登りは無事に終了となりました。長女と次女は今日の山登りをどれくらい覚えていてくれるかな?まぁ、忘れてしまってもいいか。けれど、大人になってからこのブログを読んで、「また登ってみたい!」と思ってくれたら嬉しいもんです。
さて、次はどこの山に登ってみようかな。
備忘録
12月10日(土)
自宅5:40→6:35菩提峠駐車場10:25→11:20自宅