今日は五所川原立佞武多の初日です。
「立佞武多」これは、「たちねぷた」と読みます。青森は「ねぶた」、弘前は「ねぷた」であることは知っていましたが、「立佞武多」というものは知りませんでした。
その名の通り、縦に長い立佞武多はその高さが20m以上。その圧倒的な高さは青森のねぶたとはまた違った迫力があるんだとか。しかも、今年は4年ぶりの通常運行とのこと。それはそれは、いいタイミングで遊びに来ることができました。
という訳で、今夜は「立佞武多」を楽しみに、五所川原の町へ繰り出しました!
五所川原立佞武多
午前中は岩木山に登り、お昼過ぎにはキャンプ場に戻ってきました。夜は立佞武多を見に出掛ける予定なので、体力温存のため午後はキャンプ場でのんびりすることにしました。
それにしても、暑い!今日も35℃です。子ども達はどこで何をしているのかと思ったら…トレーラーの中でした。しかも、布団の上で本を読んでいる。3人とも。扇風機の風を浴びているとはいえど…
暑くないですか?
さて、夕方になりキャンプ場を出発しました。
夏らしい雲ですなぁ〜!
17:00 河川敷の臨時駐車場に到着。
駐車スペースはまだまだ十分でした。
惜しい…あと1kmだった!
周りの車のナンバーを眺めてみると、青森・八戸・秋田などの近隣ナンバーが中心ではありましたが、中には、関東や関西のナンバーもチラホラと見受けられます!
皆さん、頑張りましたねぇ〜!
さて、駐車場が確保できました。次の心配事は見物場所です。いい場所取れるかな?
初めての土地なので要領がわからず最初はウロウロしてしまいました。が、ママがネットで仕入れてくれた情報と、すでに席取りをしている人の様子を見ながら空気を読み、嬉しいことに道路沿いのスペースを確保することができました。有料席並に見物のしやすいポジションです。超ラッキー!
立佞武多の時間までまだ時間があるので、パパがお留守番をしてママと子ども達は「立佞武多の館」を見学。
巨大な立佞武多が建物から出てくる様子がまるで「ガンダム」のようで見応えがあるそうなのですが、訪れた時にはすでに「出陣」してしまってたのだとか。それは、ちょっと残念でしたね。
ただ、トイレをここで無事に済ませてきたとのことで、それは良かった良かった!大事です(笑)。
陽が傾いて来て、道路も通行止めとなったようです。
「いよいよ始まるぞっ!」という雰囲気が漂ってきました。
遠くから篠笛の音色が聞こえてきました。
そして、やって来たのはパトカー。
なんと、立佞武多の先導者(車)でした。
(箱根駅伝の白バイみたいな感じ?)
おぉ〜!
来たぉぞ〜!
すごいぞぉ〜!
でかいなぁ〜!
青森のねぶたが「横」なのに対して、五所川原のねぷたは「縦」なのが特徴。
しかし、これは中型です。
この後、大型がやって来ます
五所川原の立佞武多は明治時代に始まったそうな。それが、大正時代に入ると電気の普及で電線が張り巡らされるようになったため巨大なねぷたの運行が困難になったり、火災によって設計図が消失してしまったりで祭は姿を消してしまったのだとか。
それが、1993年(平成5年)にある家庭で先祖の遺品を整理していたところ設計図や写真が発見され、1998年(平成10年)に「五所川原立佞武多」が80年ぶりに復活したんだそうです。
青森ねぶたの掛け声が「ラッセラー、ラッセラー」なのに対し、五所川原ねぷたの掛け声は「ヤッテマレ、ヤッテマレ」なんだとか。
これは津軽弁で、標準語にすると「やってしまえ」に近い意味なんだとか。昔、町内同士で「自分のねぷたが一番!」と争っていた時の掛け声からきているそうです。
たくさんの人とこの熱気に長男も興奮気味。
興味津々な様子で手を叩いて参加者にエールを送っていました。
そして、来たぞぉ〜!
デカい!
これです!
15台ほどある立佞武多のうち、最も大きいヤツです。その高さは23m。7階建てのビルと同じ高さなんだとか。しかも、上の方にいくほど大きくなっているので迫力満点。ちなみに、重さは1台あたり19tもあるそうです!
デカすぎて、写真に収まらない。
沿道沿いに座っていると、まさに空を見上げる感じです。
ちなみに、五所川原の立佞武多はこんな感じで高さがあるので、沿道から少し離れたところにいても十分見られるという特徴もあるようです。(逆に少し離れた方が下から上までの全体を見やすいかもしれません)
次から次へとやって来ます!
ちょうど、立佞武多が曲がる交差点の近くに陣取っていたので、「角度を変える瞬間」が見られるのが最高でした。
ホント、すごい迫力です!
そう、この交差点を見てわかるように、立佞武多の運行コースには電線がないそうです。
そこまでして、町がこの祭を支えているんですねぇ。素晴らしい!
団体によって立佞武多の形も様々。
五所川原高校、五所川原農林高校のねぶたも見応えがありました。
高校生がこうやって地元の祭りを支えている姿はとても頼もしいものです。
そして、最後の立佞武多が通過していき、本日の運行は終了となりました。
いやぁ〜、すごい見ごたえでした。興奮が覚めることのない2時間でした。祭りって、いいなぁ。この活気がたまりません!
楽しかった!
臨時駐車場は町の中心部から岩木川を挟んだ対岸にあったので、帰りの渋滞もなくスムーズにキャンプ場へ戻ることができました。町からキャンプ場への距離も15分程なので、本当に楽チンです。
21:00 キャンプ場に帰ると子ども達はそのまま爆睡。パパはシャワーを浴びてから焚き火に火を入れ、ビールを一杯(じゃなかった…何杯飲んだかな?)
いやはや、岩木山に登り、立佞武多を見て、盛り沢山の一日でした!
そうそう、帰り道にちゃんとゲットしました!
デリカD:5 8年目で120000km達成です!
ちなみに、昨年のちょうどこの時期に北海道の美瑛で100000kmを達成していました。1年で2万キロか。最近、ペースが早いぞっ!
(つづく)
備忘録
8月4日(金)
つがる地球村7:40→8:50岩木山8合目11:25→12:35道の駅もりた12:50→13:05つがる地球村16:30→17:05臨時駐車場20:45→21:10つがる地球村
この日の走行距離:牽引あり0km+牽引なし113km=113km
この旅での走行距離:牽引あり886km+牽引なし405km=1291km