朝4時起床。
う〜ん…眠い!
けれど、頑張って4時半には出発しました。
向かうは両津港。目的は釣り。狙うは鯵です!
昨年は島の南部にある小さな漁港で鯵を狙ったところ、「入れ食い」を楽しむことができました。しかしながら、そのポイントまでは1時間ほど車を走らせなければならないんです…。
皆さんのブログを探って見たところ両津港でも鯵は狙えるようだったし、逆に言えば「鯵なんかどこにでもいる」という話もあるようでした。なので、今回は楽をして手短なところで狙ってみることにしました。
5:15 防波堤に立つと、朝一番の船がちょうど出港していくところでした。
2年前、妹の引っ越しを手伝った帰りはあの便に乗ったんですよ。
土曜日に来て、日曜日に帰る予定が嵐で島に缶詰…。月曜日の朝一の船になんとか乗り、新潟からそのまま会社を目指しました。職場に到着をしたのは夕方でしたけどね(笑)。
島の中に入ってしまうと、船が出ているかどうかなんてことは全く気になりません。
しかし、あの船がこの島のライフラインの多くを担っているんですよね。
なんだか、不思議です。
う〜ん…鯵のお食事の時間は来ているハズなんだけど、いくら投げても竿はウンともスンとも言いません。
海を覗き込んでみても、小魚はチラホラ泳いでいるけれど鯵らしき魚は見当たらず…。
たまに引っかかったと思っても、
こんなのばかり。う~ん、これでは食べられません…。昨年、「入れ食い」を経験した身にとっては、なんとも言えない絶望感です。
やっぱり、楽をしようとしたのがいけなかったかな…?
長女はずっと前から、「◯◯ちゃん(おばちゃん)ちに行ったら、お魚釣りしたい。」と言っていました。申し訳ないと思いつつ、本人はこんな小さな魚でも釣れて嬉しかった様子だから…まぁ、いっか。
なので、「これはこれで良し」ということにして、坊主にて退散することにしました。やっぱり、自然相手の遊びが奥が深いです。
とりあえず、妹の家に戻りました。
今日の午前中は「鯵をさばく」という大仕事をする予定だったのですが、幸か不幸かぽっかりと時間が空いてしまいました。
ならば!
せっかくなので、午前中から泳ぎに行くことにしました。
行った先は、赤亀・風島なぎさ公園海水浴場です。
昨日の素浜海水浴場は佐渡島の「西側」の海でしたが、今日の海水浴場は「東側」になります。
駐車場の隣はキャンプ場になっており、綺麗に手入れのされた芝生が広がっていました。
管理人さんに伺ってみたところ、日帰りで海水浴を楽しむだけならタープを張ってもお金は不要とのこと。
「シャワーもトイレもあるし、海は綺麗だし、ここは最高だよ。楽しんでいって!」
と、嬉しい言葉を頂けました。
砂浜って体も荷物も全て砂だらけになってしまうし、砂利浜だと座った時にお尻が痛いしで、なかなか「快適」にくつろげないんですよね。
芝生にタープを張れるって、最高です!
私がタープを張っている間、子ども達と奥さんはすでに海へバシャン!
この浜は岩場なので小魚が多く、水の上からでも泳いでいる魚が見えるくらいでした。逆に、浮き輪でプカプカ浮かんでいると足を突っつかれることがあり、ビックリさせられることが何度もありました…。
箱メガネがあったらよかったな。子ども達に海の中の様子を見せてあげられず、ちょっと残念でした。
お菓子をかじって、休憩タイム。
それにしても快適な海水浴場です。
今日は急な予定変更だったので仕方ないのですが、お昼ご飯を用意して来なかったことがちょっと悔やまれました。
次女がタープ下でウトウトし始めてしまったので、長女と岩場で磯遊び。
本に載っていたカニやフジツボを見つけられて嬉しそうでした。
それにして、この透明度。
本当に素晴らしい!
波も全然なかったので、こんな風に水と戯れてご機嫌な長女でした。
さて、妹の家に戻ってスパゲッティの昼食を食べた後、夕方の予定まで少し時間があったので涼みに行くことにしました。
今日の最高気温は34℃。家の中は29℃程度なのですが、うさぎの“あず君”の体調が心配で…。彼を涼ませてあげることにしたんです。
行った先は、ドンデン山荘。
標高は891m
車を降りると、そこは別世界でした!
気温は26℃程。
昨年も同じような写真をアップして、同じようなことを書いたような気がしますが、二人の娘は水を得た魚のように生き返り、キャンプ場を走り回っていました。
両津の街並みが丸見えです。
ここにはこれまで何度か遊びに来ていますが、ここまで視界が開けているのは初めてかもしれません。山の上だけあって、雲の中になってしまうことが多いんです。
ちょうど船が出港し、港内で方向転換をしているところでした。
こうしてみると、まるでおもちゃみたい。
それにしても、船の大きさに対して港内の広さって、それほど余裕はないですよね。防波堤があるから波はないだろうけれど、風が吹けば船は流されるだろうし、船員さんってすごいな、なんて改めて関心させられてしまいました。
こちらは島の西側、写真の右側が真野湾です。
その向こうはユーラシア大陸。もちろん、見えませんが…。
あず君はというと…
こちらも、水を得た魚のように、キャンプ場の草むらでバイキングを楽しんでいました。
よかったよ。食欲があって。
本当に気持ちいいな。
ここでキャンプしたい!(笑)
途中、歳の近い男の子がいるファミリーが到着。我が子と一緒に3人で走り回っていました。
やっぱり子ども達は観光地巡りより、こういったところで体を動かした方が楽しいんですね。
小1時間ではありましたが、つかの間の「冷却時間」を楽しむことができました。
さて、夕方です。
妹のミラジーノに乗り込んで、お出掛けをしました。
今夜は妹の友人が、夕食をご馳走してくれるとのこと。
一昨年もお邪魔させていただいたこの御宅、やっぱりすごい。
炭火にかけられているのはイワシです。
なんて贅沢な食卓!
魚が大好きな長女も、
次女も、待ちきれない様子でガブリと頂いていました。
う〜ん、美味い!
こちらは豚肉。
こやって焼くと、肉はどんどん小さくなっていきます。それは、余分な脂が全て落とされるからなんだとか。おまけに、串刺しで斜めにして焼くことで脂が炭の上に落ちることがなく、よって脂で炭が燃え上がることもないので、肉が焦げないんだそうです。
「斜めに刺す」
それだけのことに、そんなに奥深い理由があったとはっ!
勉強になりました。
余分な脂が全て落とされた肉。
そえはそれは、激ウマでした。
1人1本、行き渡るように焼いてくれたハズなのに…私は一口食べただけ。
そぉ〜っと、長女に持って行かれてしまいました(笑)。
家族でこんな席に呼んでいただけ、本当に感謝です。
こちらは、「締め」のタコ飯。
味については、書くまでもありません。というか、あの味を文字にする文章力が私にはありません。
食べるだけ食べて、二人は沈没でした。
ここでお世話になった方々は、妹の「友達」と言えど、私たちの親と同じ世代の方々です。
「娘が一人でこんな島に来て、両親は心配してんだろう?」
と、我が子のように妹のことを可愛がってくれているようでした。
島の人たちは本当に温かいです。自然環境が厳しい世界だからこそ、助け合って生きて行く精神が根強いんでしょうね。たくさんの食事とお酒を頂きながら、貴重な話をたくさん聞かせていただきました。
観光旅行では決して触れ合うことのできない、地元の方々とのかけがえのない時間を過ごさせてくれた妹にも感謝です。
この夜、いったい何本のビールを頂いたのか、記憶にありません。ふらっフラになりながら妹の車に揺られ、家に戻り、そして布団に倒れ込んだのでした。
(つづく)