親ばかパパの子育て日記

キャンピングトレーラーであっちへこっちへ!

2022.12 瀬戸内の旅⑥ 〜 大久野島でうさぎとたわむれた一日 〜

 今日の目的地は、うさぎ島こと大久野島です!

 現在、野生のうさぎが約500〜600羽も生息しているといわれ、コロナ禍前は多くの外国人観光客もうさぎを目当てに訪れていたという程の観光地になっている島です。

 ここには昨年も訪れていたのですが、子ども達の強い要望でまたまた遊びに行くことになりました。そうだよねぇ〜、あれだけ自由にたくさんのうさぎさん達と戯れられるのだから、動物園より楽しいだろうね。

 という訳で、この日は始発のフェリーで島を目指したのでした!

 

 

 船の旅はやっぱり楽しい


 今日もいい天気です。大三島に来て3日目になりますが、ずっと晴天です。風もありません。

 これは、うさぎ島日和だ!

 

 さて、朝ご飯はホットサンド。今日はパパが担当しました。

 けれど、ほとんど長女がやってくれたので、パパは口を動かしていただけ。楽チンでした!(食べていた訳ではありません…教えていたんです!)

 

 さて、フェリーの本数は限られているので、今日は早い時間から動き始めました。

 始発のフェリーに乗るべく、9時前には盛港(さかりこう)に到着です。RVパークから港までは車で10分かからないので、超便利。

 

 切符を購入。

 車は港に置いていくので、大人2名+小人2名(2歳の長男は無料)=往復2160円なり。

 

 船が到着したよぉ〜!

 長男は、

「ふねぇ〜!」

 と言って興奮気味。嬉しい反応です。

 

 長女と次女もテンション高め。

 船って、ワクワクしますよねぇ。

 

 子どもにとっての特等席!?

寒いからここがいい

 という長女。

 

 しかし、次女は

外がいい。

 というので、長男も連れてデッキへ。

 空気は冷たいけれど、日差しが暖かく気持ちのいい航海でした。

 

 所要時間は15分。

 振り向けば大久野島が目の前まで迫っていましたよ!

 

 ちなみに、この船は愛媛県の大三島と広島県の忠海を結ぶフェリーで、途中に大久野島を経由していきます。フェリーなので、車の航送も可能です。しかしながら、大久野島は基本的に車での上陸が出来ません。というか、上陸しても走るところはほとんどありません。

 しかし、船内にこんな案内がありました。事前の許可申請は必要ですが、港からキャンプ場までは走行可能なんだそうです。

 大久野島でキャンプかぁ。楽しそうだな。子ども達はうさぎと戯れ放題じゃないですか!しかも航送料金は1台往復で3160円、しかも同乗者は無料とのこと。なかなか面白そうだな。(トレーラーは駄目なのかなぁ…?)

 

 到着だよぉ〜!

 

 接岸!

 さて、行こう!

 

 今日は次女が積極的に弟の面倒を見てくれていました。

 ありがとね。

 

 上陸だぁ~!

 

 旅客の乗降が終わると船は忙しく離岸していきました。

 

ばいば〜い

 と言って、いつまでも手を振り続けていた長男。

 かわいいな。

 

 うさぎさんにご対面

 

 さてさて、早速会えましたよ!

 

 長男も興味津々。

 

 やっぱりかわいいなぁ。

 我が家は以前うさぎを飼っていたので、とても懐かしいです。

 

 さて、歩いていきますか!

 

 こちらがキャンプ場です。

 うさぎの進入防止ネットは張られていますが、あまり機能していない様子。ここでキャンプをするなら食料の管理は徹底的にやっておかないと悲しいことになりそうです。(島の中に食料を買えるお店はないですから…)

 

 長男はうさぎを見て、

にゃんにゃん

 と言っていました。そして、次女が教えてあげていました。

にゃんにゃんはネコだよ。ウサギはぴょんぴょんってなくんだよ!

いやいや…うさぎはなきません。

 

 ちなみに、うさぎ君達にあげている人参は我が家の畑で採れたもの。遥々、神奈川からやって来た人参です。

 完全無農薬ですので安心して食べて下さいませ!

 

 なかなか面白いことが書いてありました。

 「左の穴をから見える位置を船が通過した時間から、右の穴のから見える位置まで船が来るのに要した時間を計算すると、船の速度がわかる」というのです。

 計算式を見ると頭の中がこんがらがりましたが…。

 

 こちらには、「へぇ〜!」と思うことがたくさん書いてありました。

 ちなみに、ギネスブックに掲載されている「世界で一番速い船」は276ノット(時速511キロ)だそうです。

どーいうこと?

 

 休暇村に到着しました。

 

 子ども達が楽しみにしていたんです。

 

 昨年、長女はここでうさぎのぬいぐるみを買い、1年間ずっと可愛がって来ました。今日はその子の兄弟を買ってあげるんだとか。

 そして、次女もうさぎさんを購入。しかも、来年買う子も決めて、その子は他の人に買われないように棚の奥の方に隠しておいたそうです(笑)。

 来年まで待っててくれるといいね!(というか、来年もまた来るってことか!?)

 

 戦争の歴史が残るうさぎ島

 

 休暇村前の広場。昨年は寒すぎて立ってることも出来ませんでしたが、今年はゆっくりできそうです。

 ちなみに、ここになぜこれだけの広場(平坦な土地)が広がっているのかと言いますと…

 

 第二次世界大戦中、ここに毒ガス工場が建てられていたからです。

 「地図から消された島」となった大久野島の中でも、ここが工場の中心地だった訳です。

 

 こんなに素晴らしい景色を目の前にして、人を殺すための毒ガスが作られていたなんてとても信じられません。

 

 今回は島を一周する道を歩いてみることにしました。

 この道に沿って並んでいる野球場やテニスコートの土地には軍の宿舎が並んでいたとのこと。心が痛みます…。

 

 この辺りにもうさぎさんはたくさんいました。

 

 癒やされますねぇ〜。

 

 こんな感じで止まってばかりいるので、なかなか前へ進みません。

 休暇村前から港まで北回りでも2.3kmほどの距離なんだけど…いつになったら着くのかなぁ?

 

 この先にはあちこちに史跡が残っており、うさぎに癒やされたり、また暗い気もちになったりの繰り返しでもあったのでした。

 

 砂浜に出ました。

 これは綺麗な砂浜だな。

 

 せっかくお弁当を持ってきたのでここでお昼にしようかと思ったのですが…凄い風!

 そう、今日も風がなくて穏やかな天気だなぁ〜、なんて思っていたのですが、どうやら間違っていたようでした。

 北西からの風が吹いていたんです。そして、今朝は島の東側にある港に着いてから時計回りに歩いて来たので、ずっと島が風を避けてくれていたんですね。いやはや…北側に出て来たら結構な風が吹いていてビックリしてしまいました。

 こりゃ、お弁当は厳しいな…。という訳で、このまま歩みを進めることにしました。

 

 こちらは北部砲台跡。

 昨今、ウクライナへの侵攻の話がありますから、子ども達とは度々、戦争について話をする機会があります。そんな中、過去に日本が戦争をしていた証拠を目の当たりにして、子ども達は大きなショックを受けたようでした。

 私自身は小学校1年生の時に「勉強のため」と8月6日の広島に連れて行かれた記憶があります。今でもあの旅行のことはよく覚えていますから、そう考えると我が子達もそろそろ広島に連れて行ってもいいのかな、と思いました。(ちなみに、大久野島も広島県ですね。)

 

 島の北端は緑に囲まれていて、南部とは随分と雰囲気の異なるところでした。

 これはこれで、ハイキングには気持ちのいい道です。

 

 発電所跡にやって来ました。毒ガス製造時にはここにディーゼル発電機8機が置かれ、島で使われる電力を賄っていたそうです。

 建物の中は完全に朽ちており立ち入りはできません。しかし、森の中にたたずむその姿を目の当たりにし、展示されていた解説文を読み、モノクロの写真を見ていると、それだけで今にもその時代に吸い込まれてしまいそうでした。それだけ、迫力のある光景でした。

 今こうして家族で旅行ができることがどれだけ幸せなことなのか…改めて考えさせられたのでした。

 

 港に戻ってきましたぁ〜!

 一周約3kmの道のりでしたが、あちらこちらでうさぎさん達とたわむれながらのハイキングだったので最後まで飽きることなく楽しく歩くことができました。

 お昼の船に間に合うかなぁ、と心配しながら歩いていましたが、ギリギリセーフでした!

 

 また来られてよかったね!

 次はいつ来る?

 

 ところで、こちらはフェリーの桟橋です。左が朝9時のもので、右が昼12時のもの。たったの3時間でこれだけ高さが変わるんですね。

 いやはや、瀬戸内海の小島にトレーラーを牽いて行けるのかなぁ?なんて考えたことがあるのですが、満潮時を狙えばオーバーハングを擦るリスクは少なくなりそうです。お金の問題もありますが…。

 

 12:30の船で島を離れました。

 結局、お弁当は食べずじまいでした。歩いていると感じないんですが、止まっているとやっぱり寒いんですよねぇ…。もう一本後の船にすると2時間後になってしまうので、無理をせず戻ることにしました。

 

 すかさず、じーちゃんに写真を送る次女。

 たくさんのうさぎさんに会えてよかったね!

 

 15分の船旅はあっという間。

 大三島・盛港に戻りました。

 

 結局、トレーラーに戻ってからお弁当を食べることになりました。せっかく作ってくれたのに申し訳ない…。

 けれど、やっぱり暖かいところで食べた方が美味しいね。

 

 お風呂はしょっぱかったぁ〜!

 

 さて、午後はお風呂に行くことにしました。

 RVパークから車で15分ほど。やってきたのは「マーレ・グラッシア大三島」という名の温泉です。ここの名物は海水温泉。入ってみると、マジで「しょっぱい」お風呂でした!

 ちなみ、このお風呂の隣にある建物はあの有名な、

 

 「伯方の塩」の伯方塩業株式会社の大三島工場が並んでいるんです。

 ちなみに、コロナ禍以前は「伯方の塩」の工場見学が出来たんだとか。今年は再開してないかなぁ?と期待して調べたのですがやっぱりダメでした…残念。

 工場見学って、面白いんですよね。子ども達にとって、世の中を知るためのいい勉強にもなると思うんです。また次回に期待かな。

 そうそう、瀬戸内に来るなら、船の進水式も見て見たいんですよねぇ〜。これも調べたのだけど、やっぱりコロナ禍で一般公開は中止にしているところがほとんどでした。コロナ禍、早く終わって欲しいものです。

 

 今日のお魚は、ウシノシタ

 

 RVパークに戻りました。

 今日も自転車に乗ったり、

 

 海に降りたり。

 そして、

 

 新しく仲間入りしたうさぎさんを達と遊んだり。

 しかし、

 

 ねーちゃ達の邪魔ばかりする(一緒に遊びたいだけなのだけど…)長男は追い出され、DVD鑑賞タイムとなったのでした。

 

 さてはて、今日もスーパーでお魚を買ってきました。ちゃんと(!?)半額シールが貼られているヤツをゲット!240円なり!

 今日のお魚は「ウシノシタ」です。調べてみると、日本では主に西日本で食べられている魚なんだとか。通りで聞いたことが無かった訳ですね。カレイのように、片側にだけ目がある魚だそうです。

 さて、お刺身用ではないとのことなので、フライパンで焼いて食べることにしました。

 

 今日も大好評でした。

 子ども達はシラスご飯が一番気に入ったみたいだけど…。

 

 そんなこんなで、大三島4泊目、大三島最後の夜が更けて行きました。

 

 家族5人でサイクリングはできたし、うさぎさん達と遊ぶこともできたし、何よりずっと天気に恵まれたし、大満足の瀬戸内のでした。

 さて、明日からは3日かけて神奈川に帰ります!

 

 備忘録

 

 12月29日(木)

 

RVパークしまなみ海道8:40→8:50盛港9:05→9:20大久野島12:30→12:25盛港→RVパーク14:05→14:20マーレ・グラッシア大三島(温泉)15:40→15:45Aコープ16:20→16:30RVパーク

 

この日の走行距離:牽引あり0km+牽引なし26km=26km

この旅での走行距離:牽引あり807km+87km=894km

 

 

 

にほんブログ村 アウトドアブログ キャンピングカーへ
にほんブログ村

 

ブログランキング・にほんブログ村へ