連泊中日の今日はSLの旅を楽しみました!そう、今回のキャンプの行き先を日光にした理由の一番はこれだったんです。
これまで、SLには大井川鐡道と秩父鉄道で乗った経験がありましたが、東武鉄道の「SL大樹」は初めてです。パパはデリカの回送係…ではなく、今回はみんなと一緒に乗りましたよ!
さて、SL大樹、出発進行です!
SL大樹、出発進行〜!
日光だいや川公園オートキャンプ場で迎えた朝。
子ども達はいつもながら早起き。友人ファミリーとは子ども達同士も随分と仲良くなりましたが、友人パパさんにも随分と懐いてしまいました。べったりで、離れる気配がありません…。
パパさんはパパのお友達なんですけど…。
さて、今日は予定があります。早めに朝ご飯を済ませてキャンプ場を出発。下今市駅へ向かいました。
目指した駐車場は9:00オープンだったので、10分ほど駐車場入口で待機。規模の小さい駐車場なので心配していましたが、無事に駐車することができました。
そして、駐車場から駅までは歩いても3分ほど。
下今市駅はピカピカの新築でありながら、昭和初期にタイムスリップしたかのようなレトロ且つオシャレな建物でした。
改札を通り抜け、いざホームへ!
「ポォ〜ッ」という汽笛と共にやってきましたよぉ〜!
東武鉄道の「SL大樹」です!
やっぱりSLは迫力がすごい!
吹き出す蒸気の音、ボイラーからの熱気!
大人だって、興奮せずにはいられません!
指定席は発売直後に押さえてありました。
オンラインで購入できるので、友人パパとLINEでやり取りしながら各々がパソコンを操作し、2家族で並びの席を確保しておきました。
では、乗車!
こちらはオープンデッキ。こちらは指定席とは別のフリースペースです。
せっかくなので、こちらでSLの息吹を楽しむことにしました。
出発進行〜!
SLの汽笛って、本当に気持ちがいい。癒やされます。
聞くところによると、「SL復活運転プロジェクト」の一貫としして、地元では「SL大樹にみんなで手を振ろう」という活動があるそうです。
そんな訳で、沿線にいる方がみんなで手を降ってくれるんです。子ども達はこれが嬉しくてさらにテンションが上がっていました。
ちなみに、下今市駅から鬼怒川温泉駅に向かって乗車する場合、左側の車窓の方が見応えがあるようです。
確かに…。
みんなが一斉にカメラのシャッターを切る瞬間は左側に集中していました。
下今市町駅から鬼怒川温泉駅まで、SL大樹の乗車時間は35分。
あっという間でした。
SLは早速切り離されて、待避線へ。
車掌車が連結されているのも、風情があっていいです。今では全く見ることがなくなってしまった車両ですから。
反対側ホームに戻ってきた「SL大樹」と一緒に記念写真。
現代の子ども達の目に映るSLはまさに異次元の乗り物でしょうね。電気で動く乗り物と比べたらまさに「生き物」のような印象ではないでしょうか。
さて、こちらは駅前広場に設けられた転車台です。
先程の「SL大樹」がやって来ました!
転車台をわざわざ駅前広場に設けたというところにも、東武鉄道の熱意が感じられます。
転写する時のアナウンスがパフォーマンス化されており、これが一つのエンターテイメントになっている印象でした。
わざわざこんなに立派な転車台まで設置したんですから、すごい投資です。
「特急スペーシアとSLを乗り継いで温泉へ」って、確かによく考えたものです。
さて、我々の目当ては「SL大樹」の乗車だったので、このまま下今市駅に戻ります。
帰りのSLまでは時間があったので、普通列車で戻ることにしました。当たり前ながら、SLの後に電車に乗ると、味気ないですね…。なんだか「おもちゃ」のような印象を受けてしまいました。やっぱりSLの魅力は絶大です!
下今市駅SL展示館
さて、下今市駅に戻ってからは駅構内にあるSL展示館を見て周ることにしました。
こちらは、鬼怒川温泉駅の転車台を設置している時の写真。
この転車台は国鉄時代に使用されていた三好駅(広島県)転車台をJR西日本から譲り受けて移設したそうです。
そして、ここ東武鉄道で走っているSL、ディーゼル機関車、車掌車、客車、転車台(2機)は全国の鉄道会社から譲り受けたものなんだとか。
鉄道好きは興奮してしまう話です。
SL展示館にてSLのお勉強。
ここは駅構内になるので見学だけだと入場券が必要になりますが、逆に乗車券を持っていれば無料で入ることができます。
こちらは、SLの運転台。
ここにあるクイズがパパにはたまらなく楽しいものでした。
『60℃』
これは真夏の運転室の温度。なんたって、大量の石炭を燃やしている「巨大釜」の真横ですからね。夏はすごい温度になるんだろうなぁ。といっても、冬は冬で吹きさらしの運転室ですから、相当な寒さでしょうね。
SLの運転しって、メチャクチャ大変な仕事なんだと思います。
『3トン』
これは、「SL大樹」に積める石炭の量。下今市〜鬼怒川温泉(約13km)を3往復すると石炭を2.5トン使うそうです。
ということは、単純計算で1km走るのに38kgの石炭を使うということですか!?
『66.2トン』
これは「SL大樹」の重さ。車のタイヤ1本が道路に与える重さ、SLの車輪1輪がレールに与える重さ、って、全然違うってことですね。
『24時間』
これは知らなかった!SLの釜の火って、24時間絶えず燃やされているんですね。確かに着火してからボイラーの温度が上がるまでの時間って、相当なものでしょうから、そう考えると納得できる話です。
しかしながら…ということは止まっている間も石炭を食い続ける訳で、効率性という面では電気が便利であることは「火を見るより明らか」ですね…。
「SL大樹」その他の車両や転車台が全国からここに集められた時の画像も展示されていました。
パパとしては、甲種輸送(輸送される車両の車輪を使い、機関車に引かれて貨物列車扱いで輸送されるもの)や陸上でのトレーラー輸送には特に興味を持ってしまいました。こういう仕事をしていている方って、「かっこいい」ですよねぇ〜。
おっ!
こんな所に「機関助手体験」のコーナーが!
長男、何をどこまでわかっているのか不明ですが、得意げに石炭を汲んでいました。
絵本か何かで見たものを覚えていたのかな?
いやぁ〜、それにしても、東武鉄道は立派なものを作ってくれたもんです。
この時代に改めてこれだけの投資をしてSL保存のための設備を整えてくれたんですから。感動すらしちゃいました!
もう少し待てば、「SL大樹」がやって来て、ターンテーブルに乗ってくれるのですが、子ども達(特に女子達)は飽きてきてしまったようで…この辺りで切り上げることにしました。
パパは残念でしたけどねぇ…。まぁ、そのうち、今度は長男と二人で遊びに来ることしますか。(笑)
キャンプ場では工作に夢中!?
キャンプ場に戻りました。
午後はこのまままったりです。
我が家の長女と友人ファミリーの次女ペア。
キャンプ場で拾った木の実を使って、工作に夢中になってしまいました。
それにしても、ポータブル電源でグルーガンを使うとは、友人パパ、すごいこと考えますね。脱帽です…。
天気予報を見ると、今夜から明日にかけては降水確率は100%とのこと。なので、我が家のRVテントは片付けてしまい、友人ファミリーのオーニングに入れてもらいました。
それにしても、この連休の天気予報は微妙だったんです。雨が降るのは確実みたいだけど、問題はどこから(いつから)降り始めるか、というところで、この1週間は天気予報とのにらめっこが続いたんですよ。
キャンプのフィナーレは花火大会。
両家から「夏の残り物」を寄せ集めて、最後の楽しい時間を過ごしたのでした!
3日目・最終日だけは雨でした
予報通り夜中から降り出した雨。かなり強くトレーラーの屋根を叩いていましたが、最終日だし、片付けはほぼ終わらせてあるし、なので全く問題なしです。
外で遊ぶことはできないので、チェックアウト時間を待たずに出発することにしました。
キャンプ場から車を走らせること1分。一昨日は自転車で遊びに来た「旬菜館」です。
ここにはお米の試食があり、ママが「ミルキークイーン」を絶賛していたんです。コシヒカリの突然変異から生まれたという「ミルキークイーン」は粘り気が強くもちもちした食感。せっかくなので我が家のお土産として、このお米を購入しました。
最後にみんなで記念撮影。
「また一緒にキャンプしようね!」「次はスキーかな?」そんな話をしてお別れとなりました。友人ファミリー、楽しい時間をありがとうございました!
(おわり)
備忘録
10月8日(日)
日光だいや川公園オートキャンプ場8:35 → 8:45下市市駅9:33 → (SL大樹1号) →10:09鬼怒川温泉駅10:48 →(東武鬼怒川線)→下今市駅12:00 → (給油) → 12:30キャンプ場
この日の走行距離:牽引あり0km+牽引なし13km=13km
この旅での走行距離:牽引あり241km+牽引なし13km=254km
10月9日(月)
日光だいや川公園オートキャンプ場 → だいやの森句菜館10:25 → 今市IC → 14:00自宅
この日の走行距離:牽引あり222km+牽引なし0km=222km
この旅での走行距離:牽引あり463km+牽引なし13km=476km