今日は秩父鉄道のSL「パレオエクスプレス」を満喫します!
今回、一緒にキャンプをした友人ファミリーの長男(小2)は大の鉄道好き、そして特にSLが大好きとのこと。
そして、我が家の長男(1歳)も最近は鉄道(プラレール)に興味を持ち始めました。なので、これをきっかけに「鉄道好き」になってくれたら嬉しいなぁ、なんて目論見をあって今回のキャンプは秩父を選んだんです。
煙を吐いて走るSLを見たら、長男はどんな反応をしてくれるかな?それを楽しみに、そして自分もSLに乗れることを楽しみに切符を手にしたパパでした。
では、いざ秩父駅へ!
秩父→三峰口 〜 SLパレオエクスプレス 〜
トレーラーは「RVパークみどりの村」で預かってもらいました。探してみたけれど、やっぱり駅周辺にはトレーラーを繋げたまま止められそうな駐車場はなかったんです。こういう時は不便なんですよねぇ…まあ、仕方ない。
駅前にはコインパーキングがたくさんありました。利用したパーキングは一日500円とのこと。ありがたいです。
チケットを受け取り、車内で食べるお昼御飯を探していた時のこと。
風?飛行機?それとも…ミサイル?頭上から死を感じさせるほどの巨大な力を持った音が鳴り響き始めました。慌てて、外を確認してもると…「土砂降り」を通り越した強烈な雨。これがゲリラ豪雨というヤツですか?
ほんの10分前くらいに車を駐車場に入れて、駅まで歩いて来たんです。その時は青空でした。まさか、こんなに一瞬で天気が急変するとは…。
自然の持つパワーの恐ろしさを感じた瞬間でした。
雨はのパワーは間もなく落ちたけれど、それでも土砂降りレベルの雨です。
そんな中、SLパレオエクスプレスが入線してきました!窓から顔を出して運転をしている機関士さん、恐らく服までビショビショでしょう…。お疲れ様です。けれど、メチャクチャ格好いいです!
このSLに乗るのは2年ぶり。長女と次女に聞いてみると、なんとなく記憶にあるようです。
ただし、思い出に残っているのは「お友達と一緒に乗った」ことと、「車内販売でアイスを買って食べたこと」だそうです。SLかどうかはあまり関係ないようです。
まぁ…覚えてくれていただけ良かった。
このSLは、熊谷から三峰口までの56.8kmを2時間40分(上り)かけて走ります。
そんな中、私達が今回乗るのは秩父〜三峰口までの12.7km、35分のみ。車を置いていくとなると同じところまで戻って来ないといけないので、乗れる距離はどうしても短めになってしまいます。
ただ、この区間に乗ると、三峰口での折返しの時間に転車台で方向転換するSLを見られるんです。それも、お楽しみの一つでした。
さて、乗車です!
今回は2家族で9人ですが、1人は幼児なので8人分の座席を抑えました。よって、座席は大人チームと小人チームに分かれました。
子ども達、自立・自律してきましたな!
今回のSLの予約は友人ファミリーのパパにお願いしたのですが、友人ファミリー長男の希望で行きも帰りも最後尾の車両に席を取りました。
理由は「カーブでSLが見えるから」だそうです。なかなか賢いですねぇ〜。すごいぞ、小学2年生!
考えてみれば、今の時代になっては窓を開けられる列車も珍しいですよね。
「元・鉄ちゃん」のパパとしてはとても懐かしい感覚を味わいました。子ども達はまた違う感覚で、この風を味わっていたんでしょうね。
気持ちいいよねぇ〜!窓全開にして浴びる風は!そして、石炭の匂い!
たまりません!
列車はゆっくりゆっくりと秩父の山を登って行きます。
実はパパ、SLに乗るのは初めてなんです。これまで、子ども達には2回(大井川鉄道と秩父鉄道)SLに乗せていましたが、パパは車の回送係だったのでSLに並走してデリカ+AVIVA(トレーラー)を走らせていました。
だから、今日は大感激でした!
SLって、「のっしのっし」っていうか、「グッグッ」って、感じで小刻みに力を入れながら走るんですね。単気筒エンジンがゆっくり回っているような感覚です。
石炭の香りといい、パパは始めて経験と発見ばかりで感動の連続でした。
あぁ〜、もう到着かぁ〜!
終点、三峰口です。
「さっきのゲリラ豪雨はなんだったの?」って、くらいの青空が広がっていました。それにしても…止んでくれて良かった!
下車後は早足で先頭車両へ。もちろん、SLの写真を撮るためです!
しかし…
早い!もう、切り離されちゃってる!
ってか、ホームの後端はたっぷりと余っているのに、わざわざSLをホームの先端より先に出して停車させるなんて…まぁ、撮影者で混雑するのを避けるためでしょうから、これも仕方ないのかな。
パパにとって人生で初めてのSL体験は感動の連続でした!
楽しかったなぁ〜♪
SL転車台公園
さて、三峰口での折返し時間は73分間。
早速、SL転車台公園へ向かいます。
転車台は改札口から見て、ホームの反対側にあります。
なので、少しだけ熊谷方面へ歩いて、踏切で線路を渡ります。
ここは熊谷から56.7km地点。
「みんなで56.7(コロナ)を乗り越えよう」とのこと。考えましたね。ホントに早く乗り越えたいです。
SL転車台公園に到着!
おっ!
SLはもう転車台の手前まで移動してきていました。
転車台って、パッと見た感じでは単純な構造に思えますが、あの重量物を乗せて回転するんだから相当な技術が盛り込まれているんでしょうね。
ちなみに、機関車の重心を台のちょうど中心に置かないと回転しないという話を聞いたことがあります。奥が深いですな…。
熊谷から秩父に向けて山を登り続けて来た蒸気機関車。
僅かな折り返し時間にメンテナンスを受けていました。
足回りの至るところに油を指していました。いかにも「手間のかかる子」って感じです。
けれど、だからこそ可愛くなってしまうんでしょうねぇ。
ポッ、と軽く汽笛を一つ鳴らして、いよいよSLが動き始めました。
転車台の中心まで来ると静かに停車。
さて、
グルッと、
回ります!
180°回転して、静かに停止。
そして、
再び汽笛を鳴らして、後退開始。
汽笛の音、本当に気持ちいいですね。周りの山々にこだまする感じが余計に雰囲気を盛り上げます。
そして、蒸気機関車は再び引込線に戻って行ったのでした。
あれ?
長男がテケテケと走り出しました。
明らかに機関車を追いかけています。
残念…ここまでかな。
あっ!
わー!戻ってきたぁ!
そして、目の前で客車への連結作業を見ることができました。
連結シーンって、鉄ちゃんにはたまらないんですよね。
なんでこんなにワクワクしてしまうんだろう?
連結完了!
ふと時計を見たら、出発10分前!
ヤバイ、ヤバイ!
三峰口→秩父 〜 SLパレオエクスプレス 〜
さて、もう一度、SLに乗るよぉ〜♪
発車まであと3分!
急げ!
帰りは撮れました!やっぱりこの写真が欲しかったです。
テンションが上りまくりです!
またSLに乗るよぉ〜♪
機関士さんはとても若い方でした。SLに憧れてこの秩父鉄道に入ったのかな?羨ましい人生です。
SLの運転は夏は暑く冬は寒く、そしてまさに3Kの仕事だと思われますが、それでもロマンがありますよねぇ〜。
さて、出発です!
いってきまぁ〜す!
SLに乗っていると至るところで線路脇にいる人が手を振ってくれるので、なんだかディズニーランドみたいです。
帰りも最後尾です。
行きも帰りも最後尾に乗って、先頭を走るSLを眺めてみましたが、北側(行きは右側
、帰りは左側)の席に座った方が展望が開けているように思えました。山肌を走っているから、どうしても片方は「壁」になってしまうんですね。
帰りは基本的に下り坂なので機関車も楽チンな様子。行きに感じた、「グッ、グッ」という感触はほとんど感じませんでした。
機関車が生き物であるかのようで、親近感を覚えます。
子ども達グループもご機嫌。
SLを楽しんでいるのか、お友達との時間を楽しんでいるのかは微妙ですが…まぁ、楽しい時間を過ごせているのなら良かった!
パパは車窓に釘付けです。窓から浴びる風、石炭の香り、SLの息吹。興奮が収まりません!
ママには、
パパが一番楽しそうだね。
と言われてしまいました。(笑)
三峰口駅からの乗車時間は33分、秩父駅に到着です。
楽しかったなぁ〜。このまま熊谷まで乗り通したい気分でしたが、車を置いてあるんでね…仕方ない。
バイバ〜イ♪
そんなこんなで、「秩父の旅」はおしまいになりました。それにしても、お友達ファミリーと一緒だと子ども達のテンションが全く違いますね。もちろん、親同士もすごく楽しい時間でした。
ぜひまたご一緒させて下さい〜♪
ちなみに帰り道、デリカのチャイルドシートでぐっすりと眠っていた長男は眠りながら手を振っていたそうです。SLに乗っている夢を見ていたのかな?彼にとっては、最高に特別な1日となったことでしょう。これから彼がどう育ていくのか?これまで以上にワクワクしてきたパパでした!
(おわり)
備忘録
6月12日(土)
RVパークみどりの村10:50→11:25秩父駅12:15→(SL)→12:50三峰口駅14:03→(SL)→14:34秩父駅14:50→15:30RVパークみどりの村15:30→(圏央道)→18:35自宅
本日の走行距離:牽引あり145km+牽引なし35km=180km
この旅での走行距離:牽引あり296km+牽引なし35km=331km