「2023青森の旅」最初の訪問地は三戸町です!
ここは絵本作家・馬場のぼるさんの生まれ故郷の町。そのことから、町中が「11ぴきのねこ」だらけなんだそうです。
絵本『11ぴきのねこ』は、我が家の子ども達はもちろん、パパやママだって子どもの頃に楽しんでいた絵本です。発行から50年以上経った今でも本屋さんに平積みされていることもあるくらいですから、すごい本です。
そんなこんなで朝からハイテンションな子ども達(パパとママも)でした!
11ぴきのねこ探し
「道の駅さんのへ」の大型車スペースです。
昨夜は網戸から入ってくる風がエアコンの風のように冷たく、朝まで気持ちよく熟睡でした。昼間はいくら暑くても我慢できるんです。夜がねぇ…夜だけでも下がってくれると本当に助かります。
こちらが道の駅の店舗。
あっちにもこっちにも「11ぴきのねこ」だらけでテンションが上がります。
こんな絵、あったねぇ~。
「道の駅さんのへ」の店舗にはここでしか買えない“11ぴきのねこグッズ”が並んでいると聞いていたので楽しみにしていました。しかし、お店のオープンは9時から。それまではトレーラーで待っていようかと思っていたのですが、8時過ぎるとトレーラーの中も暑くなってきて、とても待っていられそうもありません…。
という訳で、先に「11ぴきのねこ」探しをすることにしました。
まずはこちら。道の駅内にいた「たいやきねこ」。
こんな感じで、町の中に「11ぴきのねこ」の石像がいるんです。
車で「関根ふれあい公園」へ移動しました。
11ぴきのうち、8ぴきはこの公園を中心に点在しています。なので、ここから歩いて「ねこ探し」をすることにしました。トレーラーの駐車に心配はありましたが、朝早かったので大丈夫そうです。
まずはブランコ。
好きだねぇ〜。
そして、早速見つけました。公園の中にいた「アオさんとねこ」
ところで、長女とママが何をしているのかというと…スタンプラリーです。三戸町公式のアプリがありまして、まずはそのアプリをスマホにダウンロード。そして、猫の石像近くに用意されているQRコードを読取ると、スタンプゲット!となる訳です。せっかくなので、子ども達のスマホにもアプリをダウンロードし、スタンプ集めを楽しむことにしました。
「ねんねこさっしゃれ」の歌を聞くことも出来ました。
ちゃんと歌があったんだねぇ。
公園前にあった売地。420万円だそうです。
肝心の坪数が書いていないけど、日当たりは最高だなぁ。
さて、町を巡ります!
マンホールにも、ねこ発見!
こちらは三戸町立図書館。
図書館だけあって、
ねこも本を読んでいました。その名も「絵本をよむねこ」。
可愛いなぁ。
図書館の横に停まっていた「ねこバス」。
令和元年までは実際に走っていたそうです。
いいナンバーだな。(笑)
図書館から歩くこと数分。こちらは「見上げるねこ」。
気持ちよさそうに空を眺めています。
ごはん、あげる。
と言って、長男が猫じゃらしをあげていました。
それは食べるんじゃなくて、遊ぶんだよ。
『11匹のねこ』シリーズは全巻読んでいるので、どの絵でも記憶にあります。
それが、ここでのねこ探しの面白さでもありました。(単にスタンプを集めるだけじゃ、面白くもなんともないですよね。)
「えんそくねこ」
「はなをとるな」の看板には爆笑してしまいました。そうそう、あったね、そんな話。
こちらは町役場。
「お出迎えねこ」
そう、これが初代「11匹のねこ」ですね。
発行年は1967年とのこと。なんと、56年前!
まったく古さを感じさせないところがすごいです。
ホント、町中どこに行ってもねこだらけ!
「バスをまつねこ」
ちゃんとベンチに座ってバスを待っています。
どんな本を読んでいるのかと思ったら、
やっぱり魚の本なんだね。
郵便局前の「郵便局員ねこ」
アプリの写真では郵便局員の帽子を被っていましたが、虫かごと虫取り網を持った「夏バージョン」になっていました。
さて、8つのスタンプを集めたので、「関根ふれあい公園」に戻って来ました。
ここで楽しみにしていたのは「11ぴきのねこラッピングバス」。9:30にオープンという話だったんです。しかし、近づいて見ると…
熱中症対策のため公開中止とのこと…そうでしたか。
バスの中にはライブラリーがあるという話だったので、それを楽しみにしていたのですが…確かにそうですね。今日の三戸町の気温は34℃。冷房の効いていないバスの中で本なんか読んでいたら倒れてしまいます。
残念だったね…けれど、仕方ない。
そう、本当に暑いです。長女と次女は「スタンプ集め」という楽しみがあるから頑張って歩いていましたが、長男はバテバテでした。身体が小さい分、アスファルトに近いから暑さは大人が感じている以上でしょう。なので、抱っこばかりでした。気温34℃の炎天下の中、15kgのホッカイロを抱いてのスタンプラリー、過酷でした。
こちらのバスは先程のバスとは違うナンバーでした。
これもなかなかいい数字だね。
さて、残りのスタンプは3つ。
しかし、場所が離れているので車で訪れることにしました。
「みまもりねこ」
場所は小中一貫三戸学園三戸小中学校の前です。
各所に置かれている解説を読むのも楽しいです。
馬場のぼるさんは、小さい頃から絵を描くのが大好きだったそうですが、勉強も好きでテストはほとんど満点。でも、運動は少し苦手だったそうです。
そして、さらに車で移動し、
「とんぼねこ」
ねこの指の先にトンボがとまっています。
こちらのねこは三戸中央病院の敷地にありましたが、日曜日なので駐車場はガラ空きで助かりました。
まさか、トレーラーを牽きながらスタンプラリーをすることになるとは思っていませんでしたよ。(笑)
そして、最後です。
丸い形をした建物は「アップルドーム」と呼ばれる町の公共施設。その中に11ぴきのねこの博物館である「ほのぼの館」があるんです。
ちなみに駐車場は道路を挟んで反対側にありますが、かなり広いのでトレーラー付きでも大丈夫でした。
さて、アップルドームの入口には、
「とらねこたいしょう」
これでスタンプが11個集まりました。最後にとらねこたいしょうに会えたというのは、なんだか嬉しい。
そして、スタンプを全部集めた景品としてもらえたものは、フォトフレームでした!
こんな感じ。
なかなかいいじゃないですか!
ほのぼの館
さて、「ほのぼの館」に入ってみました。
入場料は無料です。
パパが大好きな一コマ。
この気球に乗ってアホウドリの島へ行ったんだっけね。
長男はこの子が気に入ったみたい。
本を読み出すと周りからの音は全く入らなくなってしまう長女。ここでも本の世界に吸い込まれていました。
ちなみに、長女は月に100冊くらいの本を読んでいますが、一番嫌いな勉強は国語だそうです。不思議だね。
どの本もすごく懐かしい。
そんな中、「11ぴきのねこ」について、こんな解説がありました。
『大きな魚は怪物のようなバカでっかい大きな図体をしていますが、決して悪党でもなんでもありません。(中略)いわば見かけによらずいいヤツなのです。
それが、飢えたネコたちの出現により、おしまいに食われて骨だけにされてしまうという残酷を、私はかきたかったのです。
飢えたネコたちのハッピーエンドは、一方大きなさかなにはこの上ない悲惨な結末である訳です。
そして、それと似たようなことは、残念ながら私たちの世界には往々にして見られることなのです。』
絵本は本当に奥が深いですね…。
子ども達に読み聞かせてあげながらも、そんな話をしてあげなければいけなかったのだな…と学んだパパでした。
来訪者マップが貼られてしました。
やっぱり東北からの訪問者が多いけれど、関東・関西からもかなりの方が来ています。中には石垣島や西表島からの方もいたようでビックリ。
「11ぴきのねこすごろく」を発見。
次女に2回も付き合わされました。
かなりよくできていて、面白かったです。どんでん返しで2回ともパパが勝ってしまいましたよ。
ちなみに、このすごろくは「道の駅さんのへ」で売っていました。
『11ぴきのねことぶた』
『11ぴきのねことあほうどり』
『11ぴきのねことへんなねこ』
いやはや、本当に楽しかったです。
そして、勉強になりました。
道の駅「さんのへ」
さて、「道の駅さんのへ」に戻って来ました。
たくさんのお客さんで賑わっていました。
家族5人とも、ねこグッズを買う気満々。
どんなものを買ったかは、キャンプ場に着いてからお披露目します。
(つづく)
備忘録