湯河原の幕山に登ってきました!
この冬はスキーばかりしていたので春とは程遠い気分でいましたが、季節は確実に移り変わろうとしています。幕山公園では恒例の梅祭り「梅の宴」が今年も開かれるとのこと。ということで、この週末は久しぶりの山登りも兼ねて梅を眺めに行ってみることにしました。
そして、今回は両親も誘い一緒に行くことにしました。子ども達は「じーちゃんばーちゃんと一緒の山登り」ということで大喜び。長男が生まれてからは初めての親子三代・総勢7人でのお出掛けとなったのでした!
朝は8時に到着しました。
事前に電話で確認したところ、第1〜第4駐車場は9時からオープンですが、第5駐車場は夜間もクローズしていないので何時からでも止められるという話でした。集金係がまだ来ていない時間だったら、帰る時に払えばよいとのこと。
「梅の宴」開催期間は駐車場待ちが長蛇の列になるのはわかっています。なので、公園までは少し遠くなってしまいますが、早い時間に来て第5駐車場を利用することにしました。
第5駐車場から公園入口までは約800m。距離的には大したことないのですが、ずっと上り坂なので行きは少し長く感じます。まぁ、おしゃべりをしながら歩いていたら、あっという間ですけどね。
そして、普段は入場無料の幕山公園ですが、祭りの期間だけは入場料がかかります。200円/大人なり。ちなみに駐車場も普段は無料ですが、祭期間中は第1〜第4が500円/日、第5は300円/日になります。
幕山公園は幕山(626M)の麓に広がる公園で、公園全体に広がる梅林で有名なところです。
また、公園全体に「岩」が点在しておりクライミングでも有名です。梅の眺めながらの岩登りも、それは気持ちいいものでしょうね。ボルダリングを習い事にしている長女、外岩を登るクライマーを見たら血が騒ぐのかな?(パパとしては、あまり危険なことはしないで欲しいのところですが…自転車で海外を旅してきたような人に言われたくないか?)
梅の開花状況は「七分咲」とのこと。
しかし…パッと見た感じ、まだ早かったかな?
さて、トイレを済ませて準備完了。
山登り開始です!
今日は幕山の裾を西側から回り込み、裏側から幕山に登り、表側の登山道で幕山公園に戻ってくることにしました。そうすると、下山中は眼下に海や梅林を見下ろしながら歩けるのがいいそうです。
これは父がオススメしてくれたルートでした。
長男(1歳)は背負子を嫌がり、ひたすら歩いています。道草も多いのでなかなか進まないのですが、本人はすごく楽しそう。
大人と同じことをしたいんでしょうね。
公園から40分も歩き続け、ようやく疲れてきたみたいです。気持ちはまだまだ歩きたそうでしたが、段々と不機嫌に…。
泣いて嫌がる長男でしたが、背負子に収納させてもらいました。
十分、頑張ったよ!
大石ヶ平に到着。公園からここまでのコースタイムは35分ですが、50分かかりました。
と言っても、1歳児に合わせて歩いてこの時間ですから大したものです。
さて、ここまでは川沿いに伸びる舗装された道を歩いてきましたが、ここからはちゃんとした(!?)登山道になります。
我が家にとって4ヶ月ぶりの登山。あの頃より重くなった長男を背負って登れるのか?パパは密かに不安でしたが、ここまで来たら行くしかありません!まぁ、大人が4人いるから、なんとかなるかな?
長女はばーちゃんと、次女はじーちゃんとべったり。
なので、二人のことはじーちゃんばーちゃんにお任せして、パパは自分のペースで歩かせてもらいました。重い荷物を背負っているとね、「止まっては歩いて」という歩き方は疲れるんです…。
娘たちも久しぶりの山登りが楽しみだったようです。
と言っても、「楽しみ」なのは山頂で食べる「お菓子」だったようですが…理由がなんでも山登りを嫌がらずに付いてきてくれてるんだから、パパは嬉しいです。
標高が上がってくると、眼下に真鶴半島が姿を現しました。
南郷山からの道と合流し、尾根を歩く道になれば山頂まではあと少しです。
全員、体力的にはまだまだ余裕がありそうでした。
そして、10:30 山頂に到着!コースタイム105分のところを120分で登りました。ということは、長男を背負子で背負ってからはほぼコースタイムで歩いたということですね。
考えてみれば、腰を下ろしての休憩は一度も挟まずに、2時間歩き通してしまいました。娘たち、大したもんです。
山頂は木々に囲まれおり、展望はそこまでよくはないのがこの山の残念なところ。しかし、真鶴半島だけは見えるようにされていました。
ちなみに、真鶴半島がなぜ「真鶴」と呼ばれるようになったのかご存知ですか?それは、「上空から見ると鶴が飛んでいる姿に見えるから」という話があるそうです。
集落と県立公園の間に広がる森が「左右の翼」に、真鶴岬から先に並んでいる三ツ石が「クチバシ」のように見えるんだとか。
そんな話を聞いていたので今日は期待して幕山に登ってみたのですが、残念ながらまだ標高が足りないようです。山頂からでも鶴の姿を見ることはできませんでした。
しかし、グーグルマップの航空写真で見てみると、「たしかに!」って思えますよ!
それにしても…ここが「真鶴」と呼ばれるようになったのがいつ頃からかはわかりませんが、その昔にどうやって空からこの半島を見ることができたんでしょう…?
登っていた間、ずっと「お昼寝タイム」だった長男が目を覚ましました。
お山の上に到着だよ!
時間は10:30 山頂では小休憩だけして下山、そして下に戻ってから昼食の予定だったのですが、子供達は
お腹空いたぁ〜!
ここでご飯がいい!
とのこと。仕方なく、お弁当を広げることにしました。
というのも、食事をすると子ども達はトイレに行きたくなってしまうんです。そして、幕山の山頂や道中にはトイレがありません。下の公園まで戻らないとないんです。それが心配だったんですけどね…。
お昼ご飯は華正楼の肉まん。横浜まで通勤している父が仕事帰りに買ってきてくれました。そして、今朝方、蒸してラップに包んできてくれていた肉まんはまだホクホクでした。
山の山頂で肉まんなんて考えたこともなかったけど、これがめちゃくちゃ良かった!身体を動かしてお腹が空いている時に、この油っこさがたまらなく美味かったです。
なんと、長男の分も含めて7個も買ってきてくれていました。まぁ、長男はもちろん上の二人も1個ずつは多いから残りはパパに回ってくるだろう、と思っていたら…回って来なかった!
長男はほぼ1個完食。そして、長女も次女も
もっと食べたい!
たりない!
とのこと。マジですかぁ…数年後、我が家の食費はどうなってしまうんでしょう?
山頂はそれほど広くないのですが、我が家が食事を終える頃には「ほぼ満員!」となっていました。
もう、シートを広げる場所を探すのも大変ないくらいです。そして、お昼の時間が近くなってきたということもあって、下からは続々と登山客が登って来ています。さすが、梅のシーズンですね。
という訳で、一息つく間もなく、昼食後はそそくさと退散することにしました。
さて、行きますか!
登って来た道とは反対側、幕山公園から幕山を見上げた時に正面側になるルートで下ります。
こちらのルートの方が距離は短いのですが、斜面は急になります。なので、こちらを下りに使った方が楽みたいです。
そして、ずっと海を見下ろしながら歩けます。
逆にこのルートを登ってくると、海は振り向かないと見られないんですよ。
山を歩きながら海を眺めるって、新鮮です。
さて、梅林まで降りて来ましたぁ〜!
お目当ての梅はといいますと…
やっぱりまだ早いなぁ〜。
この辺りは公園入口より少し標高があるため、余計に開花が遅いようです。
案の定、長女からトイレコールがかかり、ママと長女は二人で先に行ってしまいました。
なので、ママはほとんど梅を見られず…。
そしてこの頃、パパも長男を背負う肩がかなり辛くなってしまいまして、転げるように坂を下って行くことになりました。
ここ最近はスキーで滑り込んでいたので足の方は全く大丈夫だったのですが、上半身は使う機会が少なかったからな…。つい昔の感覚で遊んでしまうけど、もう若くはないということを実感したパパでした。
無事に下山。じーちゃんがソフトクリームを買ってくれました。長女と次女は
ぜんぶ歩いたら、じーちゃんがソフトクリーム買ってくれるってぇ〜♪
なんて言って、それを楽しみに山登りをしていたようなもんだったんですよ…。良かったねぇ〜♪
そして、気前のいいじーちゃんは長男にもちゃんと1つ買ってくれました。
そして、1本食べきってしまった長男でした…マジかい!
あと1週間もすれば、後ろの山肌が赤やピンクや白の花でびっしりと埋め尽くされるのかな。
タイミングが合わなかったのは残念ですが、娘たちはじーちゃんばーちゃんとの山歩きがかなり楽しかったようです。帰りの車に乘ってからも、
じーちゃんとばーちゃんと山登り楽しかったなぁ〜!
また、じーちゃんとばーちゃんと一緒に山登りしたい!
って、言っていたくらいでした。(ソフトクリームが目当てでなければいいのだけど…)
さてはて、そんなこんなの親子三代7人での山登りでした。
パパも久しぶりの山登り、楽しかったです!
備忘録
登山の記録はYAMAPに掲載しています!
自宅7:00→8:00幕山公園8:35→10:30幕山山頂→11:55幕山公園12:40→13:40自宅