「軽油は気温が下がると凍る」というのは、よく話題になる話です。実際には「カチンコチンに凍る」という訳ではなく「ドロドロ」になってエンジンが動かなくなるそうです。
ここでの詳しい説明は省きますが、ガソリンスタンドでは季節と地域に応じて「凍らない軽油」が販売されているため、都心からスキーに行く時は現地で給油することで軽油の凍結を防ぐことができます。
しかしながら、「現地で給油」って、難しいことがあるんですよね…。
その一つは、金曜日の夜に出発して深夜に現地入りする場合、到着時に営業しているスタンドがなかなかないんです。事前にしっかりと調べておくのですが、給油のために遠回りを強いられたり、年末年始のお休みだったりということもあります。
もう一つは、トレーラーを牽いて入れるスタンドって少ないんです。これはグーグルマップの航空写真やストリートビューで確認して入れるスタンドを探す訳ですが、ただでさえ「深夜の時間帯」で空いているスタンドが少ない中で、「トレーラーを牽いて入れる」という条件も加味すると、「現地で給油」って、なかなか難しくなるんです。
ちなみに、高速道路のSAなら、冬季は平地でも3号軽油(−20℃までOK)が販売されているそうです。そして、トレーラーを牽いていても間違いなく入れます。けれど、高いんですよねぇ…。
そんな中、こんなものを見つけました!(もっと早く知りたかった!)
『軽油凍結防止剤』です!
関東の平野部で冬季に販売されている2号軽油(−5℃までOK)にこいつを混ぜれば、−20℃までOKになるそうです。我が家がホームゲレンデにしている「シャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳」は当たり前のように−15℃まで下がるのですが、こいつを入れておいけば大丈夫ということになります。
アマゾンで購入した、軽油凍結防止剤『ノンフリーズ』です。軽油100Lに100ccを入れればOKとのこと。
デリカD:5の場合、燃料計が残量4分の1くらいになってから給油しても入るのは50L程度ですから、50ccでOKということになります。
そして、『ノンフリーズ』のボトル1本に500ccの軽油凍結防止剤が入っていますので、給油10回分ということになります。つまり、これ1本で「冬を越せる」という訳ですね!
封を開けると、携帯用のボトルが付属していました。
「どうやってこぼさないように、この小さなボトルに移すか?」と考え、100均でスポイトを見つけてきました。
給油前にこれを入れておけば、後は自宅からそのままスキー場に向かって出発できる訳です。これは画期的な話です。
考えてみたら、スポイトに50ccを汲み取ってそこにマジックで線を入れておけば、次からはわざわざ小さなボトルに移し替えなくても、給油口に直接スポイトで入れられますね。なので、この小さなボトルは「携帯用」としてデリカに積んでおこうと思います。出発してから、「あっ!入れ忘れた!」ということがありそうな予感がするんで…。
そんなこんなで、ディーゼル車に乗る人から見たら「そんなことも知らなかったの?」と笑われてしまう話かもしれませんが、私にとっては「画期的なお話」でした。
さて、このボトルをシーズン中に使い切れるよう、ガンガン滑りに行きたいと思います!