6泊7日の「裏磐梯の旅」もいよいよ終盤です。これまで、カヌー、釣り、湖水浴と遊びを満喫してきました。が、
少しはお勉強もしないとね
と思いまして、今日は「野口英世記念館」に行くことにしました。
今回のキャンプでは娘たちに初めてお小遣いを渡したのですが、それは1000円札でした。野口英世はそのお札に描かれた人物ですがら、娘たちにとっても興味の湧くところだと思います。そして、コロナ禍である今日だから、というところも大きいですね。
さてさて、今日も猪苗代湖に向けて出発です!
午前中はやっぱりカヌー
と言いつつ、午前中はカヌーを楽しむことにしました。
明日は撤収予定なので、カヌーは今日のうちに片付けるつもりです。だから、これが今回のキャンプでの乗り納めです。
まずはパパとママと長男の3人で。そして、お次は長女・次女とパパの3人で。
長女と次女ときたら、初めのうちはあれだけ張り切って漕いでいたというのに後半になってくると楽な方を選ぶようになりました。
パパ、漕いでぇ〜!
と言って、水鉄砲で遊んだり、お菓子をつまんだりしてばっか。結局、カヌーはパパの筋トレの時間となったのでした。
そして、お片付けです。寂しくなっちゃう時間ですね。
そして、ここまでやっておいてなんなのですが…
あぁ〜、帰ったらまた暑いんだよね…。
日程的にもう1泊なら延長できるけど…?
そんな会話になりまして、短い会議の結果、1泊延長することにしました!
というのも、パパは育休中ですので時間の制約はそれほどありません。ただ、「0歳児を連れてどれくらいテントでキャンプできるのか?(大人の体力がもつのか?)」が未知数だったんです。結果的には、全然大丈夫でした。
あぁ…カヌー片付けなければよかった。
野口英世記念館
山を降りて、野口英世記念館にやってきました。車は隣接している町営駐車場 に無料で止めることができます。
北側には磐梯山、
写真には移りませんでしたが、 南側には猪苗代湖。
素晴らしいロケーションの地です。
私がここを訪れるのは約30年ぶり。中学2年生の頃に家族旅行で訪れたことがあったんです。しかしながら、あまりにも様変わりしていてビックリしました。それもそのハズ、この記念館は2015年にリニューアルされたそうです。
野口英世はアメリカに渡った後に一度だけ帰国しているのですが、それが1915年だったそうです。そう、その時からちょうど100年後にこの記念館をリニューアルしたのだとか。
100年と聞くと長い時間のように思えますが、私が中学生の時にここを訪れたのが30年前なのだから…100年って、長いような短いような…とても不思議な気分です。
まずは記念写真。背後に写っているのが、野口英世の生家です。屋根の上に屋根が作られ、冬の厳しさからしっかりと守られています。
それにしても、100年前の生家が残っているってすごい話ですよね。私の生家なんか…たしか、生後2年くらいで取り壊れています。(笑)
野口英世(当時の野口清作)が囲炉裏に落ちて火傷を負ってしまった時、母・シカが洗濯をしていた小川がこちらです。
ネットで調べると、「母が畑仕事をしていた時に囲炉裏に落ちた」と書かれているものもありますが、「川で洗濯」が正しいようです。
当時の家が残されていることも感動的ですが、庭の小川もきちんと残っており、そしてそれが今でも使われているという話も感動的です。
こちらが、火傷をしてしまった囲炉裏。
囲炉裏の奥にある籠は嬰児籠(エジコ)といい、親が作業をする間に赤ん坊を安全に据え置くために使われていた道具です。野口英世(清作)はそこから抜け出してしまった訳ですね。
野口英世(清作) が火傷をしてしまったのは、1歳半の時とのこと。我が家の長男は今週末で1歳です。
こんなに小さい子どもに親のミスで大火傷を負わせてしまったら…と思うと、その後悔は想像を絶するものでしょう。
19歳の野口英世(精作)が 医師の資格を取るために上京する際、あの柱にその決意を刻みました。
建物の外からは見えませんでしたが、その文字は今でもしっかりと残っているそうです。
『志を得ざれば、再び此の地を踏まず』(医者になれなければ、生まれ故郷には戻ってこない)
なんて重い言葉でしょう。
そして、23歳でアメリカに渡り、51歳にて西アフリカで亡くなるまでの間に一度だけ帰国しこの家に帰って来た、というところはなんて感動的なドラマでしょう。
記念館の2階が展示室になっています。
野口英世って、身長が153cmしかなかったそうです。福澤諭吉が173cmだったそうですから、野口英世は当時でも小柄な方だったんでしょうね。
私は幼い頃にいくつもの伝記を読んだ記憶がありますが、一番印象に残っているのが野口英世なんです。「8カ国語を話せた」とか、「一日3時間しか寝なかった」とか、「借金だらけだった」とか、いろいろなエピソードを覚えています。人間とは思えないような部分と人間らしい部分の強烈なギャップがこの方の大きな魅力的なのかもしれません。
いつもになく、おすましして写真のポーズをとった二人。
野口英世がどれほど偉大な人だったのか、伝わったのかな?
展示物はとても精選されていて、子どもでも楽しめるよう工夫されていました。
そうそう、写真を撮りそこねてしまいましたが、野口英世のロボットの動きはあまりにもリアルでビックリでしたよっ!
見学時間は40分とのことでしたが、気づけば1時間半もかけて周っていました。
子ども達の中にも、野口英世はかなり印象に残ったようでした。これをきっかけに今度はぜひ伝記を読んで、また何かを学んでくれたら嬉しいな、と思います。
道の駅・猪苗代
さて、野口英世記念館から車を走らせること10分弱。道の駅・猪苗代にやってきました。
目的はといいますと、
ソフトクリームを食べるためです。二人ともお小遣いを使いたくてウズウズしていまして…(笑)。
それにしても、この子たちときたら物欲はないようです。食べることしか考えていません…。
我が家に帰ってきました。
時間はもう17時半。空はもう夕方の色をしています。
今日も帰りはヨークベニマルに寄ってきたので、夕食は少し豪勢です。
子ども達が、「また食べたい!」と言っていた、ホタテやらタコやらイカやらの串を買ってきました。
焚き火を炭火に切り替えて、今日もBBQです。
そして、こちらはママが作ってくれた野菜炒めとトウモロコシご飯。
長男はトウモロコシが気に入ったみたい。
エンドレスで食べ続けていました。お腹、大丈夫かな?
さてさて、明日は帰る予定だったけれど、1泊延長したのでもう少しのんびりできます。子ども達からは、
なんで、カヌーしまっちゃったの!
って、怒られたけれど、まぁ仕方ないでしょ!
(つづく)
備忘録
< 8月3日(火) >
曽原湖オートキャンプ場12:50→13:30野口英世記念館15:10→15:20道の駅裏磐梯16:00→16:05ヨークベニマル17:00→17:30キャンプ場
本日の走行距離:48km
この旅での走行距離:667km