キッチンカウンターを作成しました!
例年、GWといえばキャンプに行っていたのですが、今年のGWは「がまんウィーク」でした。しかしね、できないことを悔やんでいても仕方ありません。せっかくの時間ですから、今しかできないことをやりましょう。
という訳で、随分と前から奥さんに頼まれていたものの、「時間がない!」と先延ばしになっていたキッチンカウンターの作成に取り掛かることにしました。
骨組みの作成
夜な夜な描き上げた設計図。骨組みは24×48の角材で組み上げることにしました。
左側のページはホームセンターで木材をカットしてもらう際のメモです。カットは10カットまで無料ですが、それ以上は1カット40円もかかります。ですので、少しでもカット数が少なく済むよう、こちらもしっかりと頭をひねって描き上げます。
今年のGWはいい天気が続きました。
気温25前後の夏日の中、気持ちのいい汗を流しながら組み立て作業を進めました。
こちらは、ネジ屋さん。
昨年までは「“なな・ごー”のネジちょうだい!」と依頼すると75mmのネジを渡してくれるというスタイルだったのですが、今年は「ななじゅうご」が通じるようになりました。益々頼もしい助手になってきましたよ!
ただ、賢くなった分、面倒なことも発生しまして…
ネジを渡してもらうには、お金を支払わなければいけなくなってしまいました…。
そして、何かに夢中になりだすとネジ屋さんは閉店してしまい、結局は「セルフ」でネジを手に取らなければいけなくなってしまうのでした。(笑)
枠組みは着々と組み上がり、
骨組みの完成!
まだまだ先は長いのだけれど、形が具体的になったことで完成が近づいたような気分になり嬉しいものです。
ベアリングレールの取り付け
箱にびっちりと詰まって届いたのは、ハーフェレのベアリングレール。
長さ450mmのものを9本頼んだのですが、箱の重さは13kgもありました。ということは、このレースを全て取り付けたら、今作っている棚の重さは13kgも重くなるんだね…。完成が近づいたら、一人で動かせるのだろうか…?
今回、「ボールベアリングレールFL35」というものを選んでみました。理由は、赤丸印の部分に突起がついていて、引き出しの底面にネジでレールを固定できるからです。
一般的なレールだと引き出しの側面にネジでレールを固定することになるのですが、そうなると左右同じ高さにレールを固定するのが意外と難しく、引き出しが斜めになりやすいんですよね…。この突起があれば引き出しをポンと乗せてネジで留めるだけなので、楽チンです。
レールの取り付け完了!
長女が面白がって、何度もレールを引いたり押したりしていました。
引き出しの作成
お次は引き出しの作成です。
9個も作るので、えらい作業でした…。
引き出しは「針葉樹合板」を使って作りました。
1820×910×12mmというサイズで1300円(税込み)というお手頃価格だったのが理由です。強度面で少し不安がありましたが、引き出しはそれほど大きなものではないし、ニスをしっかりと塗れば頑丈になってくれるかな?という期待も込めてこいつを選んでみました。
ちなみに、引き出しの手前に張る板(外から見える部分)だけは「シナベニア」を使いました。お値段は3倍以上にもなりますが、見た目はやっぱりきれいな方がいいな、と思いまして。
ニスもしっかりと塗って、9個の引き出しが完成!
くたびれたぁ~。
作業するパパの側でずっと遊んでいる子ども達はネジに興味を持ち始めました。
「ここに穴、開けてぇ~!」と言われたところにドリルで穴を開けてあげると、ネジ回しを手に持って何やら意味不明なものを作成していました。
この延長が、先日アップした「小鳥の巣箱DIY」につながったのでした。
天板と引き出しの取り付け
最終日は天板の取り付け。いよいよ、完成間近です。
天板は厚さ18mmの「ラジアータパイン集成材」を使用しました。この木材は加工がしやすい(割れない、曲がりにくい)し、見た目もきれいなので私の大好きな木材です。
ベアリングレールに引き出しをネジ止めしたら完成です!
完成
できたぁ~♪
こうやって書くと、「あっという間」のようですが、けっこう大変な作業でした。計算に計算を重ねて作ったはずが、「合わない!」ということが多くてね…。というか、木材って曲がるんですよね…。日向で作業をしているから、その間だけでも木材から水分が飛んで曲がってしまうことがあるようです。なので、何度も削って調整することが多く、予想よりもだいぶ時間がかかってしまいました。
けれど、これも「Stay Home」で時間が十分にあったからこそ、気持ちに余裕をもって完成させられたといった感じです。
さてさて、出来上がったキッチンカウンターはどんなものかといいますと…
引き出しにはたっぷりと食器を収納できるようにしました。
食器なので引き出しの動きが重くならないかと心配をしていましたが、さすがベアリングレールです。何度も引いたり押したりしたくなってしまう程、スムーズに気持ちよく動いてくれました。
週末に活躍するホームベーカリーもビルトインできるようにしました。
パンを焼く時は熱を出すので、引き出しを出したまま使うつもりです。奥さんが耐荷重を心配していましたが、35kgまでOKなレールを使っているので問題なしでしょう。子どもが乗っても平気なハズです。(多分…)
ちなみに、引き出しの取っ手なのですが、この輪っかはといいますと…
キャンピングトレーラーにも使われているものなんです。
我が家のトレーラー戸棚の扉には、画像のように緑色の取っ手がついています。この取っ手を好みで色を変えられるように茶色のリングも付属していました。今回はそれをリユース(?)してみた訳です。
引き出しを引く時は、この取っ手に指先を突っ込みます。
すると、
こんなラッチに指先がぶつかりますので、こいつを指先でちょいと引くと、ロックが外れる仕組みです。なので、どんな地震が来ても引き出しが飛び出す心配はありません。
このラッチも我が家のキャンピングトレーラーの扉に使われているのと同じです。調べてみると、スガツネ工業というところから出されている「レバーラッチ(LL-66)」という商品でした。
ちなみに、このゴミ箱はEKOの「デラックスファントムセンサービン(EK-9287MT-30L)というものを使っています。こいつは、手を近づけるだけで蓋がオープンするというハイテクもの(?)なんですが、センサーが敏感すぎるのか側を通る度に蓋が開いてしまうのが、ちょっと困りもんでもあります。
今回、ゴミ箱の上まで天板を伸ばしたことで、作業スペースを増やすことができました。ゴミが捨てにくくならないか心配でしたが、意外と気になりません。
せっかくオーダーメイドで作っているので、こんなところも部屋の形に合わせてピタリと収まるようにしました。
コンセントの分岐タップは、もうちょっと格好よく見えるよう、これから工夫する予定です。
ふぅ~。終わったぁ~。
ミスだらけなんでよく見ると悲しくなってくる部分もあるのですが、とりあえずは使えそうなものが出来上がって一安心です。よかったよかった。
この先は、電子レンジの上に天井まで続く棚を作成する予定です。そうすれば、収納力はめちゃくちゃ増えることでしょう。
そんな訳で、しばらくはDIYに忙しい日々が続きそうです…。いろいろな意味で、キャンプはいつになったらいけるのかしら? (笑)