親ばかパパの子育て日記

キャンピングトレーラーであっちへこっちへ!

2023.8 青森の旅(12日目・前半) 〜 尻屋崎 〜

 今日も移動日です。

 「早掛レイクサイドヒルキャンプ場」は本当に快適なキャンプ場でした。わずか1泊だけの滞在だったことが残念でなりませんが、この先も予定があるので出発することにします。

 さて、今日、最初の目的地は尻屋崎。寒立馬を子ども達に見せてあげたくてね。以前、宮崎で都井岬に行った時も子ども達は大喜びでした。ここでも楽しんでくれるといいな。

 そんな訳で、今日は下北半島をぐるりと半周する一日です。

 

 

 「早掛レイクサイドヒルキャンプ場」を出発

 

 それにしても快適なキャンプ場でした。

 ご覧の通り、サイトは手入れのされたきれいな芝生。シャワーやコインランドリーがある管理等やトイレは素敵なログハウス。そして、炊事場も含めて設備の全てがとても丁寧に清掃されているんです。奥さんが絶賛していました。

 そして、2サイト用意されているキャンピングカーサイトは左右どちらのエントランスにも対応。広さはトレーラーでも十分すぎるくらい。そして、お値段は他のサイトと同じで2300円/1泊(電源込み)です。

 いやぁ〜、1泊しかしないのは大失敗だったな。

また遊びに来よっと。

 

 朝ご飯は今日もトーストとメロン。

 なんだか、配分的にメロンが主食って感じです。

 

 子ども達、ずっと遊んでいました。

 アスレチックがどのサイトからも見える位置にあるってのも、よく考えられていますね。安心です。

 

 尻屋崎灯台

 

 では、下北半島を一路北上。尻屋崎を目指します!

 森の中に伸びる真っ直ぐな一本道。なんだか、北海道のような雰囲気ですな。

 本当は大間崎まで行きたかったんですけどねぇ…。なんせ、「本州最北端」ですから、その地に足跡を残したい気持ちがありました。

 しかし、尻屋崎とは方向が反対。往復してくることも考えましたが、走りっぱなしになってしまうので、「子ども達はつまらないかな…」と思い、諦めることにしました。

 ママは、

本当に行かなくていいの?

 と気を使ってくれましたが、大丈夫です。

今度、北海道に行く時は大間からフェリーに乗ることにするよ。

 と答えておきましたが、そのプランについては賛同を得ることができませんでした…。

 

 あっ、お馬さんだ!

 

 やって来ましたよぉ〜!

 尻屋崎です!

 

 「最果て」の雰囲気いっぱいの尻屋崎。

 好きなんですよぉ〜。

 懐かしいなぁ〜。

 

 10年程に来た時も全く同じ場所にレグナムを止めて写真を撮りました。

 結構、覚えているもんです。

 

 さて、灯台の少し手前にある駐車場にピットイン。

 

 トイレの隣にこんな案内板があったので、子ども達と一緒にこの旅のおさらいをしました。

 三戸町で「11ぴきのねこ」を探したこととか、十和田湖で水遊びをしたことなんか遠い昔のことのよう。2週間もかけてじっくりと青森を楽しんだなんて、本当に贅沢な話です。

 

 さて、ここから灯台までお散歩です。

 

 透き通った海が本当にきれい。

 

 そして、尻屋崎灯台に到着!

 絵になる美しい灯台ですね。

 

 この灯台は明治9年(1876年)に設置されたレンガ造灯台。高さは33mで、レンガ造りの灯台としては日本一高い灯台だそうです。

 津軽海峡と太平洋が交わる尻屋崎は海上交通の要として重要な地点であったにも関わらず、濃霧が発生しやすかったり、海面下に岩礁が広がっていたりということから恐れられていた場所だったのだとか。それが、明治に入ると日本が世界各国と貿易を行うようになったため、造られたのがこの灯台なんだそうです。

 

 これがそのレンガ。尻屋崎で焼いたレンガだそうです。

 いくつ積んだんだろう? 

 

 さて、上ってみますか!

 

 さて、レンガ造りであるこの灯台の特徴の一つは二重構造であること。

 

 二重構造とは、このように外壁と内壁の間に空洞がある二重円形構造のことなんだそうです。

 こうすることにより耐震性を上げることができているのだとか。

 

 グルグルと階段を登っていきます。

 最初は余裕だったけれど、途中で急にしんどくなってきました。長男がダウン…そしたら、

 

 次女がおんぶしていってくれました。

すげぇ〜!

 

 到着〜!

 う〜ん、画像では伝わらないか、この迫力!

 

 陸側に目を向けるとこんな感じ。ここまで見事に海に挟まれた岬も珍しい気がします。

 東側(左側)から流れてきている雲が半島の山できれいに堰き止められていますね。とても神秘的な光景です。

 

 グルグルと何周したかな?

 次女が手にしているのは、くまのぬいぐるみ。彼女はこの旅行に7つのぬいぐるみ持ってきており、毎日交代で外に連れ出してあげているそうです。そんな訳で、今日はくまさんに灯台からの景色を眺めさせてあげたのだとか。ちなみに、うさぎのぬいぐるみは津軽鉄道に乗せてあげたそうです。なので、うさぎさんは一番ラッキーなのだとか。

 

 いやはや…33mってすごい高さです。

 海が透き通っているから、吸い込まれる感じがして余計に怖い!

 

 調べてみると、この灯台には「日本で最初」や「日本で唯一」の記録がたくさんあるそうです。

 日本で最初に電気を使用した灯台、日本で最大の破格の光を放った灯台、日本で唯一の隕石が落下した灯台etc…。他にも「怪火の灯台」という話もあるのだとか。

 

  第2次世界大戦中の昭和20年には米軍機の攻撃により破壊されてしまったものの、翌夏、破壊されたはずの灯台が夜になると光を放つ現象の目撃が相次いだそうです。その灯りは航行船舶からも周囲の住民からも見え、そして、復旧工事により仮の灯りを点灯するとその現象は消えたのだとか。爆撃時に亡くなった灯台守の霊ではないか、という噂もあったそうです。これが、「怪火の灯台」と言われる話。

 長い歴史の中で、色々なエピソードがあるんですねぇ。しかし、尻屋崎がこんな神秘的な場所であることを踏まえると、「ここなら有り得るかもしれない」なんて、妙に納得をしてしまうのでした。

 

 尻屋崎の名物・寒立馬です。

 寒気と素食に耐え持久力に富む農用馬。足が短く胴が長く、ずんぐりしているのが特徴です。

 

 確かに、いかにも仕事をしそうなガッチリとした身体です。

 しかしながら、10数年前に訪れた時は道路を歩いている馬もいて、もっと自然な姿で見られた記憶があります。そうそう、駐車場にはでっかいウ◯チが落ちていました。しかし、今回、寒立馬は柵の中。

 調べてみると2022年からこのような形になったそうです。

 

 理由はマナーの悪い観光客によるものなのだとか…。近づきすぎたり脅かしたりして、噛まれたり蹴られたりという「事故」が毎年のように起こり、苦肉の策として柵の中に入れることにしたのだとか。

 道端を自由に散歩している馬を見たくて子どもを連れてきたのにねぇ…。残念な話です。

 

 今日もガッツリと暑いです。外を歩いてヘトヘトになったので、売店でジュースを買って一休み。

 パパはお目当てのステッカーを購入することができました。もちろん、トレーラーの背中に貼るためです。岬に来るとねぇ〜、どうしても「行ったぞ!」という証拠が欲しくなってしまうんです。

 

 さて、灯台を出発。

 この先は太平洋に沿って下北半島を南下し、小川原湖を目指します!

 

 (つづく)

 

 備忘録

 

 

 

 8月9日(水)

 

早掛レイクサイドヒルキャンプ場9:50→10:40尻屋崎12:05→13:55道の駅三沢14:30→14:45三沢オートキャンプ場

 

この日の走行距離:牽引あり133km+牽引なし0km=133km

この旅での走行距離:牽引あり1217km+567km=1784km

 

 

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