今日の宿は下北半島・むつ市の北側にある「早掛レイクサイドヒルキャンプ場」です。
ホームページで見た時も「きれいなキャンプ場だなぁ」と思ったけれど、行ってみたらこれまためちゃくちゃ快適なキャンプ場でした。1泊しかできなかったことが悔やまれる程でしたよ。
「2023青森の旅」もいよいよ後半戦です!
早掛レイクサイドヒルキャンプ場
到着するなり、
自転車を下ろしてぇ〜!
とのこと。
どこのキャンプ場でも自転車が大活躍しています。この日も到着するなり長女と次女はさっさと自転車を漕いで遊びに行ってしまいました。
そしたら、
長男が手伝ってくれるじゃないですか!?
しかも、
組み立て方、覚えてる!?
そして、備長炭のセットまでしてくれたのでした。
すごい自慢気な笑顔。
頼もしいなぁ〜。
長女が戻ってきて、ミニ四駆作りの続きが始まりました。
予想通り、パパのお手伝いはほぼ不要でした。工作が大好きな長女なのでハマるかな、と思ったんです。
通信教育でやっているプログラミングも楽しめているみたいなので、こうやって少しずつモノ作りの面白さを味わせてあげようと目論んでいるパパでした。次はラジコンかな?
※横においてあるビールはもちろんパパのです。
長男がなんかし始めた。
こちらもとても楽しそう。
そして、完成です!
キャンプ場で遊ぶことを想定して、タイヤが大きい「ワイルドミニ四駆」を選んでおきました。
期待、楽しんでくれてる様子。
長男より長女より、パパが一番喜んでいる感じですが…(笑)。
そんなことをしている間に備長炭がいい色になってきました。
こちらも準備完了です。
さて、ママが炊事場にて一大イベントを始めていました。
ホヤの調理です。
ホヤは青森に来てからというもの、どこのスーパーにもおいてあり気になっていました(神奈川で見ることはまずありません…)。しかしながら、調理法がわからない。そして、その見た目の雰囲気からいって手を出す勇気がありませんでした。
しかし、ママが勇気を振り絞りました。調理法はネットで探せばたくさん出てきたようです。
その名前の由来はランプシェードに当たる火屋(ほや)に形が似ているからなんだとか。また、凹凸のあるその形状から、「海のパイナップル」とも呼ばれているそうです。
そして、ホヤはその外見からして貝なのかと思い込んでいましたが、実は生物学的には貝でも魚でもなく、動物に近い分類なんだそうです。しかも、限りなくヒトに近く、脳神経、心臓、消化器官までちゃんと持っているのだとか。
どこを見ても背骨のようなものはありません。では、なぜヒトに近いのかというと…。
卵から産まれた赤ちゃんホヤは親とは全く形が異なり、オタマジャクシのような形をしていて背骨のようなものがあるんだとか。そして、ヒレのある尾を動かして海の中を泳いでいるんだそうです。
よって、「ホヤはヒトに最も近い無脊椎動物。我々と同じ祖先を持つ同じルーツの生物」なんだそうです。知りませんでしたぁ〜。
気になる味の方はと言いますと…。
ホヤは甘味、塩味、酸味、苦味、旨味5つの味を一度に堪能できると言われているそうな。よって、他の食べ物には例えられない絶妙な味と食感を持っているとのこと。
こうやって聞くと興味が湧いてきますが、これを初めて食べたヒト…すごいな。なんて、思ってしまいます。
完成〜!
さて、食べた感想の方はというと?
うん。「他の食べ物に例えようがない」という表現は「なるほど」と思いました。とても不思議な味。ビクビクしながら食べているから、どこまで味わえていたのかわかりませんが、この弾力のある食感と磯の香りとほんの少しの苦味がクセになるという話は確かに頷けます。
夕食が始まりました!
明るい時間に食べ始められるとゆったりできていいです。
そして、暗くなってからは、
焚き火を楽しむ時間。
今日も楽しい一日でした!
最後に余談となりますが…
このキャンプ場に到着し、設営をしていた時の話です。場内の草刈りをいた方が話しかけて下さいました。
「このトレーラー、何tあるの?」
というのです。不思議な質問でした。トレーラーに興味も持った方が長さを聞いてくることはよくあります。「こんなに大きなトレーラーよく運転できますね」って。
そして、少し知識のある方は「何kgあるんですか?」と聞いてきます。それは、750kg以上あるトレーラーを運転するためには「けん引免許」が必要になることをご存知だからです。しかしながら、「t(トン)」という単位を使って聞いて来られた方は初めてでした。
話を聞いて納得しました。この方、現役時代は大型トレーラーの運転手だったそうです。しかも、重機運搬トレーラー。幅3M、積載重量30tの馬鹿でかいヤツです。
そして、色々な話を聞かせてくれました。
「長距離はあまりなかったけどねぇ、青森県内はほとんど行ったよ。現場に重機を持っていくのが仕事だから、狭い道はたくさん走ったね。」
「大間崎の南はねぇ、今は道が広くなったからいいけど昔は狭かったんだよ。どうしても曲がれないところがあってね。重機を下ろして、トレーラーを重機で持ち上げてずらして、また重機を積み直して行ったこともあったよ。」
重機を下ろしてトレーラーを持ち上げるって…どんな作業?絶句です。
そして、恐山に行ってきた話をすると、かなり驚かれてしまいました。
「あの道を登れたの?こっちから行く分には大したことないけど、帰りの坂がすごいんだよね。これ牽いてあの坂を登れたのかぁ。それなら、仏ヶ浦は平気だよ。道幅はあるし、あそこまで急な坂はないから。」
とのことでした。
仏ヶ浦については悩んでいたんです。行きたいけれど、トレーラーを牽いて行くのは無謀かな…と。プロが言うなら大丈夫なのかもしれないけれど、やっぱり怖いなぁ。下北半島を周り込むとなると距離も長いし。
そんなこんなで、今日も盛りだくさんの一日でした!
備忘録
8月8日(火)
モヤヒルズオートキャンプ場8:35→道の駅よこはま→11:55恐山14:00→14:40早掛レイクサイドヒルキャンプ場
この日の走行距離:牽引あり135km+牽引なし0km=135km
この旅での走行距離:1084km+牽引なし567km=1784km