今日はいよいよサロベツ原野に突入です!
ここまで来れば、宗谷岬はもう目の前。テンションが上がります!
25年前にここを自転車で走った時の記憶を蘇らせながら、のんびりとトレーラーを牽いて最北端を目指しました。
- 天塩川河川公園 〜 朝の一人サイクリング 〜
- サロベツ原野へ 〜 これが北海道だ! 〜
- ノシャップ岬 〜 26年ぶりの再開 〜
- 宗谷ふれあい公園オートキャンプ場 〜 今日のご飯はウニ丼だ! 〜
- 備忘録
天塩川河川公園 〜 朝の一人サイクリング 〜
天塩町海浜公園で迎えた朝。
今日は利尻富士が見えません…残念です。けれど、昨日は見れてたからね〜。「すぐそこにある!」ということはわかっているのでなんだか安心です(笑)。
子ども達は早朝から勝手に遊んでいるので、
パパは自転車を下ろし、一人で走ってくることにしました。
目指したのは町の北部にある天塩川河川公園。
その名の通り、天塩川に沿って伸びている公園です。
天塩川は長さ256km、石狩川に次いで北海道で二番目に長い川です。その川がちょうどここで、海に流れ出る訳です。
ここはカヌーの発着場。天塩川をカヌーで下ってきたらここで上陸をする訳ですね。
結婚したばかりの頃は奥さんと二人でカヌーツーリングをしていたので、天塩川の川下りも考えたことがありました。実現はしなかったので、今、こうやって河口に立つことができるとなんだかとても不思議な気分です。
ちなみに、釧路川は屈斜路湖から釧路市内まで下りました。キャンプ道具一式をカヌーに詰め込んで屈斜路湖を出発し、途中の河原でキャンプをしながら釧路市内まで4泊だったか5泊だったかの旅でした。あの旅行は結婚してから初めての長期旅行だったのですが、あまりにも過酷な旅だったので新婚旅行には認定して貰えなかったんですよねぇ〜。
晴れていれば、こんな景色が広がっていたんですか!?
ちょっと残念だけど、仕方ない。今後に期待しましょう。
サロベツ原野へ 〜 これが北海道だ! 〜
さて、天塩町を出発。サロベツ原野へ突入です!
さてはて、この数日後の話なのですが、娘たちが通うクライミングスクールの店長からLINEが来まして、「これ、mochikichiさんじゃないですか?13秒のところです。」とのこと。リンクをクリックしてみると…
いやぁ〜、こんなことってあるんですね!B4Cさんに許可を頂き、リンクを貼らせていただきました。
昨日のブログにも記載しましたが、今年の北海道はチャリダーが少ないなぁ…と思いながら走っていたので、天塩川を渡っている時に自転車を追い抜いたことは記憶にあるんです。「あっ、チャリダーいた!」って。まさか、YouTuberさんだったとは!
それにしても、この動画を見て、一瞬だけ写ったトレーラーを見て、それが私だと気づいた店長もすごいです。3週間もスクールを休ませ、北海道を旅行していることは伝えてあったのですが、まさかこんなところで見つけてくれるとはね。
B4Cさん、貴重な動画をありがとうございました!
オロロンラインはひたすら海沿いを走って稚内を目指しますが、途中でちょこっとだけ内陸側に寄り道してみました。
やって来たのは、「幌延ビジターセンター」です。
サロベツ原野を歩ける散策路があるというので来てみたのですが…
あらま…。
つい先週、ということですね。
熊と聞くと「森の中」や「山の中」にいるイメージがありましたが、こんなに真っ平らな原野にもいるんですね。知りませんでした…。
という訳で、サロベツ原野のお散歩は諦めるしかありません。
けれど、展望台があるというので登ってみることにしました。
右見て、左見て、もう一度右を見てぇ〜。
ホントに見渡しのいい道路だこと(笑)。
あれです!展望台。
登ります!
おぉ〜!
見事な眺めじゃないですか!
しかしねぇ〜、この中に熊がいるんですか!?
実感がわかないなぁ〜。けれど、いるんですね。
子ども達には、北海道の大きさを実感してもらえたかな?
パパはここを自転車で走ったんだよぉ〜♪(しつこいか?)
こちらの方は今日も「イヤイヤ期」絶好調です…。
早く終わってくれぇ〜!
ビジターセンターに入ってみました。
うちの子ども達、こういうところ大好きなんですよ。
展望台から見えたあの沼を熊が泳いで渡っていたそうです。
こうやって説明されると、リアルですね…。
そりゃ、散策路も閉鎖される訳です。
熊、いるかなぁ〜?
って、探してみたけれど見つかりませんでした。
さて、オロロンラインに戻ります!
これぞ、直線!
これぞ、北海道!
パパはテンション上がりっぱなしです!
おっ!
こちらは、北緯45°モニュメント。ライダーさんがちょうど記念写真を撮っていたので、車窓から見ただけで通過となりました。
ここはもう稚内が目の前というところだから、「北の果」に来たようなイメージを持っていましたが、北緯45°ということは赤道と北極点のちょうど中間地点ということです。自分のいる場所(日本)だけを基準にして考えていては駄目ですね。そう、だって、ヨーロッパの国々のほとんどはこの緯度より高いところにあるんですから。
おぉ〜!
気持ちいいなぁ〜♪
果てしなく真っ直ぐ。
よくぞ、こんなところを自転車で走りました(笑)。
後方に見えるシェルターは冬の吹雪に備えた避難所です。
冬はどんな世界なんでしょうね…想像もできません。
車窓には、のどかな風景が続きます。
こんな風景の中で生活をしていたら、どんなことを考えるのだろう?
利尻富士がチラッと裾だけ見えています。
もうちょっと、頑張ってくれぇ〜!
ノシャップ岬 〜 26年ぶりの再開 〜
平坦な「原野」の風景が終わり、丘陵に沿った道に変わってくると、稚内はもうすぐそこです。
11:05 ノシャップ岬に到着しました!
北海道の先端は「鬼の角」のような形をしていて、右側(東側)の角が宗谷岬、左側の角がノシャップ岬になります。最北端は宗谷岬なので、ここは「最北端」ではないのですが、稚内の市街地から近いこともあってか観光客で賑わっていました。
ついに来たよっ!
稚内まで!
ちなみに、古いアルバムをめくって見ると、26年前(1996年)にここで撮った写真がありました。
2枚の写真を見比べてみて下さい。「ノシャップ岬」の看板を!
26年前はピカピカ。そして、今のものはボロボロ。けれど、あきらかに同じものです。26年間、稚内の寒さに耐えてきた看板がそこにはありました。自分が高校2年生だった頃だった時の看板が、今もこうして立っているんです。さぞかし、色々な物語を見てきたんでしょうね、この看板は。感動です!
宗谷ふれあい公園オートキャンプ場 〜 今日のご飯はウニ丼だ! 〜
稚内市内のスーパーで買い出しを済ませ、今日からお世話になる宿にやって来ました。(トレーラーを牽いたまま入れるスーパーを探すのは一苦労なのですが、グーグルマップの航空写真で探すと見つけられます!)
さて、ここは稚内の市街地と宗谷岬の中間点に所在し、稚内空港のすぐ隣に広がる「宗谷ふれあい公園」。道立の大規模公園であり、その中にオートキャンプ場が整備されています。
管理棟の建物、めちゃくちゃ立派ですな!
キャンプ場内のオートサイトには「キャンピングカーサイト」と「プライベートサイト」があるのですが、キャンピングカーサイトはこの先の土曜日が満サイトだったので、プライベートサイトを利用することになりました。
「プライベートサイト」の駐車スペースは半月状をしており、トレーラーだと押し込むのが大変でしたが、スペース的には十分な広さがあります。
電源はもちろん、水道までサイト毎に設置されているも嬉しいところです。
時間は13時過ぎ。少し遅くなってしまいましたが、設営を終えてから昼食となりました。
北海道に来てからずっとRVパークが続いていましたが、やっぱりキャンプ場は気持ちいいです。子ども達は、ずっと
焚き火したいぃ〜!
バーベキューがいぃ!
って、言っていましたから。
子ども達がずっと楽しみにしていた時間です。
夜になるのを待ちきれず、明るい時間から始めることにしました。
焼きマシュマロ大会の始まりです!
なんか、自分で遊びを考え出した人もいました。
いいね!
稚内空港のすぐ近くにあるキャンプ場なので、時々、頭上を飛行機が通過していきました。
長男は大喜び。以前、「信州スカイパーク」で遊んだ時にたくさん飛行機を見てからというもの、彼の「乗り物好き」に火が付いた感じです。車、鉄道、飛行機などなど乗り物にはなんでも興味を示すようになりました。長女・次女とも同じように育ててきたつもりですが、やっぱり食いつき方が違うんですよねぇ…。なぜ男の子は乗り物が好きになるんだろう?面白いです。
さて、午後の時間はキャンプ場内でまったりと過ごし、夕ご飯の時間になりました。
今日の夕ご飯は豪勢ですぞっ!
稚内のスーパーで見つけてきた「稚内産生うに」。2570円という値札が付いていますが、賞味期限の関係で表示価格から40%引で買えました!
ママ、いいもの見つけてきたねぇ〜♪
家族5人で長期旅行をしていると予算的に外食はなかなか難しいのですが、せっかく来たからには土地の名物を食べてみたいところです。
そんな時は、やっぱり地元のスーパーですね!
これまで、移動で走ってばかりだったり、連泊をしていても観光で忙しかったりの日々でしたが、今日は昼からキャンプ場でのんびりできました。
やっぱり大事だな、こういう時間。
と言いつつも、明日は今回の旅行で一番ハードな日になるかもしれません。朝は4時半起きの予定です。という訳で、楽しみにしていた花火は明日にお預けとして、今日は早々とベッドに入ることにしたのでした。
おやすみなさぁ〜い!
(つづく)
備忘録
8月4日(木)
天塩町鏡沼海浜公園キャンプ場8:20→8:45幌延センター9:50→11:05ノシャップ岬11:30→12:05スーパー12:45→13:00宗谷ふれあい公園キャンプ場
本日の走行距離:牽引あり98km+牽引なし0km=98km
この旅での走行距離:牽引あり1479km+牽引なし240km=1719km