今日は五竜とおみスキー場のゴンドラに乗り、白馬五竜高原植物園を歩きに行くことにしました。
子どもは長女が4歳3ヶ月、次女が2歳9ヶ月となり、体力も大分ついてきた今日この頃。
「そろそろ、山歩きができるかなぁ〜?」と期待しつつ、「だっこぉ〜!」になるのが心配なところでした。
そこで今回、「短時間」で、「景色が綺麗」で、「涼しいところ」なら頑張ってくれるかなぁ〜?と考えまして、ゴンドラを使った登山に挑戦してみることにしたのでした。
まずは腹ごしらえ。
今朝のご飯は“炊き込みご飯”です。
では、出発!
キャンプ場から五竜とおみスキー場までは目と鼻の先です。
あっという間に、スキー場の駐車場に到着!
ゴンドラ終点のアルプス平は気温16℃だって!
どんなんなんだろう?
エスカルプラザの建物を抜けるとそこはスキー場のゲレンデで、色とりどりの花が咲き乱れていました。
ここには冬にスキーで来たことがあったので、その時とは全く異なる世界であることにある意味「感動」すら覚えてしまいました。
ここでスキーをしたのは高校時代です。(もう20年も前の話なのか!?)
当時、新宿発0:02松本行きの「普通列車」が走っていました。つまり、「青春18きっぷ」で乗ることのできる夜行列車です。うる覚えの記憶だと、この列車は松本に5時前に到着して大糸線の始発に接続しました。そして神城駅で列車を降り、まだ真っ暗な雪道を20分ほど歩くと、リフトが動き出す前の時間にはここに到着できたのでした。
そして、さらに…
14時くらいまでノンストップで滑ってから再び列車に乗り、松本、甲府、八王子と普通列車を乗り継ぐと終電までに横浜に帰り着くことができたのでした。つまり、青春18きっぷ1枚(2000円ちょっと)とリフト代だけで日帰りスキーが楽しめたんです。
リュックを背負い、スキーの板を担ぎ、鈍行を乗り継ぎ、休憩なしで滑り…よくやっていたもんです。あまりにも「過酷」で同行者からは不評でしたが…(笑)。
懐かしいな。
さてさて、夏のこのスキー場では、ゴンドラで上ったところに「白馬五竜高山植物園」が広がっているそうです。
そして、さらにその先には「アルプス平自然歩道」が整備されているということだったので、「その辺りをのんびりと歩いてみよう」というのが今日の目的でした。
さて、乗るよぉ〜!
子ども達はゴンドラに興味津々な様子。
行って来まぁ〜す!
リフトとは違うね!すごい長さ。
天まで登って(昇って)行きそうな勢いです。
子ども達も眼下に広がる景色に釘付け。
いやぁ、見事です。
ゴンドラって、すごい!
わずか8分で標高1515mのアルプス平に到着!
朝より気温は少し上がっていたけれど、それでも20℃程度です。超快適です。
(子ども達が乗っているのは、リフトではありません…ブランコです。いいアイディアですね!)
さて、お次はリフト乗り場へ向かいます。
本当はここに広がるお花畑を歩いてみたいところでしたが、子どもにリフトを体験させてあげたいというのもありまして…。
とりあえず、リフトで上に上がり、さらにその先にある「アルプス平自然遊歩道」を歩いてみることにしました。
いやぁ〜、気持ちいいです。
見事な眺め。
いいのかな?
こんなに楽して、こんなに素晴らしい景色を味わっちゃって。(笑)
リフトを降りた後は、そのまま「アルプス平自然遊歩道」を歩き始めました。
30分コースと60分コースがありましたが、選んだのはもちろん30分コースです。子ども達の体力がどこまでもつのかわからないので、無理はしないことにします。
しかしながらそんな心配は他所に、気候が快適ということもあってか子ども達はよく歩いてくれました。
おかげでパパも景色を眺めがら山歩きを満喫することができましたよ!
まぁ、途中からは…
こうなってしまいましたが。
まぁ、長女は頑張って歩いてくれたので助かりました。
そして、標高1676mの地蔵ケルンに到着しました!
やったね!
来れたよ、ここまで!
早速、ご褒美の時間です。
北アルプスの山並みが見事でした。白馬岳まで丸見えです。
周りの方の話を聞いていると、ここまで見事に雲がないことは珍しいそうです。
こちらは下界の様子。
白い◯で囲んだところが、私たちが滞在しているキャンプ場です(多分)。
その背後の山並みも見事ですね。妙高山まで見えていました。
最後に、旅の無事を祈ってケルンの鐘を鳴らしました。
何年後かには、あの後ろの山に登れるかな?
これからの我が家の遊び方がどのように変わっていくのか、今から楽しみで仕方ありません。
さて、下りますか。
何度も書いてしまうけれど、本当に見事な眺めです。
やっぱりアルプスはいいな。
リフト降り場/乗り場に戻って来ました。
子ども達はリフトに乗るのが楽しみで仕方ない様子です。
スキーでは下りのリフトに乗ることってないから、とても新鮮。
結構、スリルありますね。このまま正面に落っこちてしまいそうでなんだか心配。上りとは全然違う乗り物のようです。
子どもは全然、そんな心配してないようでしたが。
アルプス平に戻り、昼食にしました。
今日も奥さんが作ってくれたお弁当です。
オニギリ、鶏の照り焼きチキン、オクラなど。
アルプスの山並みを眺めながら美味しくいただきました。
さて、午後は頑張ってお花畑を歩くことにしましょう!
そう、アルプス平の広場では、植物写真家であり、音楽家である“いがりまさし”さんがリコーダーを生演奏して下さっていました。
スピーカーから流れるリコーダーの音色がお花畑全体に響き渡り、それはそれは雰囲気満点の山歩きでした。
季節的には花のシーズンは終盤ですが、まだまだ様々な花が色づいていました。
一面に広がる赤い花はコマクサです。
岩場に咲くコマクサは、あんなに小さな花だというのに力強さが伝わって来るのだから不思議です。
高山植物園が広がる一体は標高1500m程度ですが、作られた岩肌の様子や育てられている花は標高3000m付近を再現しているそうです。
そんな山道を歩いて行くと、
次女、2歳9ヶ月で白馬五竜岳に登頂です!(笑)
いつか、「本物」に登れるといいね!
そんな風に花を眺めながら歩いていったら意外にあっさりと、
さっきのリフト降り場/乗り場まで登ってしまいました。
パパ達はまたのんびりと歩いて戻りたい気分でしたが…子ども達はリフトに興味あり。
という訳で、リフトで下ることにしました。
リフトのチケットはフリーパスになっているので、何往復でも乗り放題なんです。
なので、懐の心配は不要でした。(笑)
確かに、何度乗っても飽きないね。
この景色は。
今度はスキーにも来ようね!
再び、アルプス平に戻り、ソフトクリームで休憩にしました。
たくさん歩いたご褒美です!
ソフトクリームを食べ終わった後は、しばらく“いがりまさし”さんのリコーダーに聞き入ってしまいました。
そして、CDを購入させてもらいました。
私は「いい曲だなぁ。」なんてなんとなく聞いているだけでしたが、奥さんは知っている曲もいくつかあったようで、「さっき演奏されていた、アイルランド民謡の曲が入っているCDはどれですか?」などと聞きながらCDを選んでいました。今後はこのCDを車の中で流せば、五竜を思い出すことでしょう。
ところで、“いがりまさし”さんについて失礼ながら私は何も知らなかったのですが、後からネットで調べてみるととても魅力的な方だということがわかりました。
植物学者であり、植物写真家。そして、音楽家。この組み合わせだけでもとてもミラクルなのに、経歴を見させていただくとさら驚くことが!
10代から中部地方を自転車で野宿旅。大学は途中で退学し、リコーダーを持って1年3ヶ月かけ自転車で日本一周。その後は車中泊で旅をするようになったそうです。ホップアップのデリカスターワゴンには33万キロも乗ったとか!
書籍も出版されているようなので、今度ぜひ手にしてみたいと思いました。
さて、山を降りますか。
う〜ん!
すごい迫力!!
このまま飛んで行ってしまいそうです。
帰ってきました。
暑い!
暑いです!!
やっぱり山の上は天国だったんだなぁ。
キャンプ場に戻り一休み。
そして、
お風呂→スーパー買い出し→コインランドリーをハシゴしました。
ちなみに、お風呂はキャンプ場から5分弱、お風呂からスーパー(ザ・ビッグ)までも5分弱。コインランドリーはスーバーの中にあります。このキャンプ場は環境にも利便性にも本当に恵まれています。
今日も頑張りました!
子ども達と一緒に山歩きができたのは、この旅での大きな収穫です。
と言う訳で、明日も山歩きに出かけることにしました。
少しずつですが、家族揃ってアウトドアな遊びが出来るようになり、どんどんと夢が膨らんでしまうパパなのでした。
(つづく)
備忘録
キャンプ場9:00 → 9:10五竜とおみスキー場13:55 → 道の駅・白馬 → 14:20キャンプ場 → 十郎の湯16:20 → 16:25ザ・ビック17:20 → 17:25キャンプ場
本日の走行距離:牽引あり0km+牽引なし15km=15km
この旅での走行距離:牽引あり250km+牽引なし105km=355km