今回の旅での山登り第二弾!今日は安達太良山を目指しました。
安達太良山の標高は1700m。ロープウェイを使えば、往復4.4km、コースタイムは往復2時間20分とのこと。我が家の場合は…4時間くらい歩くかな?長男にとっては新たな挑戦です!
安達太良山
スカッと透き通った青い空が広がりました。天気予報を見ても、今日は行けそうです。
と言う訳で、朝食をササッと食べて、7時には裏磐梯のキャンプ場を出発。
あだたら高原スキー場のあだたらロープウェイ山麓駅が今日のスタート地点。
スキー場の駐車場なので敷地は広大でした。いつどこに行っても「トレーラーを牽いて来られるか?」と考えてしまいますが、駐車スペースだけ考えればここは全く問題なさそうです。が、ここまでの上り坂はなかなかの強者でした。
すごい傾斜のクネクネ道が続いたので、冬なら路面状況によってはスタックの可能性大だし、夏だってデリカのエンジンが悲鳴をあげてしまいそうです。トレーラーは牽いて来ないのが無難ですね…。
う〜ん…山のてっぺんは雲の中。
この先、どうなるかなぁ。
とりあえず、出発です!
ロープウェイを使った登山って、素晴らしいです。楽して、絶景を眺められて、達成感まで味わえちゃうんですから。まさに「美味しいとこ取り」。
家族で利用するとかなりのお値段になってしまう(キャンプ場1泊より高い!)けれど、使う価値は十分にあると思います。子ども達が「山=たくさん歩く=疲れる=行きたくない」ってなっちゃったら残念ですから。
ぐんぐんと標高を上げて行きます。
そして、雲が近づいて来ます…。
う〜む…真っ白。
けれど、気温はちょうどいい。風もない。とりあえずは歩けるかな。
まずは歩いて5分の薬師岳に寄り道し、そして安達太良山頂を目指すことにしました。
ロープウェイ山頂駅からは綺麗な木道が整備されていました。
そして、すぐに山道が始まります。
歩くこと5分。あっという間に到着した、薬師岳山頂。
しかし、真っ白で何もみえませぬ…なので、せっかく来たけど止まることなく通過。
そして、この先も木道を進みます。
開けたこところで少し休憩。
子ども達が何をしているのかとのぞいてみたら、
クワガタを見つけたそうです。ノコギリクワガタのメスだとか。ちっと小柄らしい。長女と次女は小学校の放課後教室で行われている「虫探し教室」に参加しているので、意外に虫のことに詳しいです。
それにしても、こんな山の上にクワガタがいるもんなんだね。
では、再び出発。
頑張るぞぉ〜!
しかし…この先は茨の道となりました。
キレイに整備されたハズの階段がこんな状態に…。雨で土が流されちゃったんですね。まるで、ハードル競争みたい。
長男にとっては過酷な道でした。
だって、腰より高いハードルを永遠に越えていかなければならないんですから…。
山頂が近づいてくると、周囲の木々が低くなり視界が開けてきました。
しかし、いくら周りを見渡しても真っ白。景色は望めません…。
おっ!
あれが山頂か?
見えてきたぞ!
きたきた!
到着?
いやいや…山頂はあのてっぺん。あと、一息です!
最後はクライミング状態。
これを登って、
山頂だ!
安達太良山(福島県・1700m)、家族5人で無事に登頂しました!
景色はな〜んにも見えないけれど、風はないので居心地は悪くありません。
お決まりのおやつタイムです。
さて、パパのお楽しみの時間!?デジタル簡易無線の電波を飛ばしてみました。今日の午後、友達が裏磐梯のキャンプ場へ遊びに来てくれることになっていまして、その友達との交信を試みてみたんです。
結果、なんと!
茨城県内を車で移動中の彼と交信することが出来ました。その距離は約70km!こんなに飛ぶもんなんですねぇ〜。段々と無線の面白さがわかってきてしまった感じです。
というのも…無線を趣味にする方々の中には不特定多数の方との交信を楽まれる方がたくさんいらっしゃるのですが、せっかく繋がっても「どこどこから交信しています」「こちらの天気は〇〇です」みたいな簡単な会話をして、「さようなら〜。」って、なることが多いみたいなんです。それを聞いて、
何が楽しいんだろう?
って、思っていました。しかし、その中に秘められた醍醐味ががわかってきました。「無線って、釣りと同じなのかも」って。
釣りにも様々な楽しみ方があると思います。そして、その中には食べるために釣る方もいらっしゃると思いますが、「キャッチ&リリース」する方もいらっしゃいますよね。そう、それと同じなのでは?釣りでの「いかに大物を釣るか」という楽しみ方と、無線での「いかに遠くに飛ばすか(遠くの人と交信をするか)」という楽しみ方には共通した目的意識があるような気がしたんです。
ちなみに、アマチュア無線の世界になると、「電波を月に当てて反射させ、地球の裏側と交信する」なんて技があるらしいです。意味がわかりません…。
あれっ?
霧が晴れてきた!?
うわぁ〜!
見えた見えたぁ〜!
一部ではあるけれど、眼下にパノラマが広がってきました。
すごい、すごい!遠くの方尾根を歩いている登山者が見えます。
こんな世界にいたんですねぇ〜。
う〜ん…360°のパノラマとまではいきませんでしが、安達太良山の魅力を垣間見せてもらえて一気にテンションが上がったのでした。ちなみに、長女は夏休みの絵画に、霧が晴れた瞬間のこの風景を描いていました。相当、印象に残ったんですね。
自然がもたらすイタズラは人間に大きな感動を与えてくれます。これだから、山は、そしてアウトドアは楽しいです。
下山開始。
登ってくる時は真っ白だった世界ですが、復路はちょっと違います。とても同じ道を歩いているとは思えません。
さて、この先の心配事は長男の体力がどこまでもつか、ということ。
しかし、彼は頑張りました。
下山はほぼコースタイムのペース。
そして、ロープウェイ山頂駅に到着!
長男、安達太良山を完歩です!頑張りましたぁ〜!
こんなにありがたい設備がありました。靴洗い用の水場です。
そうですよねぇ…登山者みんなが泥の付いた靴で乗った大変な事になっちゃいますもんねぇ。
楽しかったな。昨今の我が家にとって、片道2時間くらいの山歩きは問題なくこなせるようになってきました。
そして、たった往復4時間の山歩きであれだけの感動を味あわせてもらえるのだから、ロープウェイって本当にありがたいです。
長男、ここに来て力尽きました…。彼なりに精一杯頑張り、そして歩き終えたところで一気に疲れが出たのでしょう。頑張ったね!
そして、そんな長男をねーちゃんがおんぶしてくれていました。すげぇ〜。
岳温泉 〜 岳の湯 〜
さて、この後は山道を車で6km程下ったところにある岳温泉に向かってデリカを走らせました。
そしたら、新記録達成感!
脅威の燃費を叩き出しました!
岳温泉はとても風情のある温泉街でした。歴史を読むと、江戸時代から温泉街として栄えていたようですが、記録が残っている限りでは平安時代の京都でもその存在が知られていたとか。
さて、そんな風情ある温泉街の中にある日帰り浴場である「岳の湯」に立ち寄ってみました。お値段はなんと大人400円、子ども150円。なんて良心的なんでしょ。
「岳の湯」は観光客よりも地元の方が集まるような風情のある温泉でした。とても熱いお湯で長男は湯船に近づくこともできませんでしたが、パパは山歩きの疲れを一瞬にて取り除くことができたのでした。これで筋肉痛にならないで済むかな?
キャンプ場にて
裏磐梯のキャンプ場に戻りました。
奥に泊まっているデュカトは、遊びに来てくれた友人の車です。今日は福島へ仕事があったため、そのついでに遊びに来てくれました。しかも、名目はキャンプ中の我が家にスイカを届けるため。そして、小学生の娘さんも一緒に。自営業って、羨ましい〜。
せっかくなので、友人にカヌーを楽しんでもらいました。
まずは、友人パパと我が家の長女・長男。
そして、友人長女と、我が家の次女・ママ。
娘さんにとっては貴重な思い出になったでしょうね。パパのお仕事についてきたら、カヌーに乗れてしまったんだから(笑)。
今日のうちに茨城へ帰らないといけないという友人を強引に(!?)足止めさせ、一緒にBBQ。
明日も仕事とのことなのに、すみませんねぇ〜。(気持ち込もってない?)
なんだか、とても一日の出来事とは思えないくらい、盛りだくさんの一日でした。山に登って、カヌーに乗って、茨城の友人とBBQなんかしているんですから。
さて、明日からは別の友人が合流して2泊のキャンプを一緒に楽しみます。そちらは我が家の子ども達と同年代の子どもが3人。つまり、計6人の子ども達が大集合です。どんな3日間になるのかな〜。
備忘録
8月1日(木)
キャンプ場7:05→8:00安達太良山ロープウェイ山麓駅13:00:→13:15岳温泉13:55→14:00ヨークベニマル猪苗代14:45→15:25キャンプ場15:54→お風呂16:35→16:55キャンプ場
この日の走行距離:牽引あり0km+牽引なし108km=108km
この旅での走行距離:牽引あり740km+牽引なし541km=1281km