4月の上旬。週末キャンプは房総半島を目指すことにしました。
暖かくなってきたとはいえど、まだ4月。標高はできるだけ上げたくないと思うと、我が家から房総半島は距離的にも適地なんです!
さて、金曜日の夕方、帰宅するとすぐにトレーラーを連結して出発準備を始めました。しかしながら、外はとてつもない風が吹いていまして…ふと気になってスマホをのぞいてみました。
「やっぱり…」
アクアラインは強風のため通行止めとのこと。さて、どうするか悩みましたが、情報をさぐってみると開通予定は明日の朝とのことでした。仕方ない…ぐるっとまわって行きますか!
「ぐるっと」と言うより、「ぐるぅ〜っと」回ったってくらい東京湾は走りでがありましたが、無事に予定のPAに到着することができました。幸い、雨はやんでいます。
ここは私たちのお気に入りPA。高速道路のPAとは思えない静かな夜を過ごせるP泊地なんです。先月もここで泊まっていたので、「勝手知ったる」といった感じ。なんだか我が家に帰ってきたような感覚さえ感じてしまいました。
そして、期待通りぐっすりと眠ることができて、気持ちのいい朝を迎えることができました。
今日のキャンプ場のチェックインは13:00なので、時間はたっぷりあります。
なので、食後もトレーラーの中でのんびりまったり。
空は気持ちのいい青空が広がっていたので、PA内にある展望台へお散歩してみました。
そしたら、びっくり!
マジで、すごい風!「激風」とでも言えばいいのでしょうか?
駐車場は窪地になっていたので、ある程度の風は避けられていたようです。青空を見て天気は回復したと思っていたけれど、勘違いだったみたい。
そして、
長女はパパにしがみついて耐えていましたが、次女はというと…
突風に煽られて転倒、そしてそのまま風に飛ばされて転がっていってしまいました。慌てて駆け寄り取っ捕まえて回収。本人には悪いけれど、笑ちゃいました。
しかしながら、アクアラインは開通しているようです。
これでも昨夜と比べて風は収まっているのかなぁ…?
ちょっと不思議。
この後もしばらく駐車場のアスレチックもどき(!?)で遊んで、出発となりました。
さて、キャンプ場に向かう前にちょっと寄り道。
やって来たのは、
「いすみポッポの丘」です!
こちらは、「ファームリゾート鶏卵牧場」が観光牧場化を目指してオープンさせたらしい、鉄道車両の展示場。「パパは鉄道大好き」「ママは卵大好き」なので、2人の興味がドンピシャでマッチした見所でした。
おっ!
先月は外川駅で対面した、銚子電鉄のデハ701じゃないですか。
子ども達は覚えているかな?
って、思ったら…興味はこっちの方にあるみたいでした。
こちらの小屋は、
お店やさんみたいです。
それにしても、どこかで教えた訳でもないのに女の子はやっぱりこういうものに興味を示すんですね。不思議です。
さて、丘の上に広がる展示場へ登ってみました。
あぁ〜、懐かしい色。
横浜市内の相鉄沿線で育った私にとって、東海道線のボックスシートや特急のロマンスシートは憧れだったんです。
あの“みかん色”に乗って東京へ行くのが楽しみだったんだよなぁ。
こちらの機関車と寝台車両はまだ展示されたばかりだったようです。塗装がテカテカに光っていました。
ただ…車両の中に入れなかったのが残念。子どもを寝台に乗せてあげたかったなぁ。これからの日本の鉄道事情を考えると、走る寝台列車に乗る機会はなかなかなさそうですよね…。もっと庶民でも乗れる寝台列車を復活させて欲しいものです。
さて、今回、ここに来たもう一つの目的である卵を購入しました。売店は展示されている車両の中にあります。
あれっ…?大きい卵の方が安いの???
不思議に思ってお店の方に聞いてみたら、大き過ぎて規格外で出荷できないから安いんだそうです。
へぇ〜。そんなことがあるんだ。なら、喜んで大きいのを買わせていただきます!
ここの卵、日本でも数少ない貴重な卵みたいですよ!
そんなこんなで、楽しい時間を過ごすことができました。
民間の施設なのに、無料なんてありがたい話です。なので、ちゃんと募金は入れさせて頂きましたよ!
ポッポの丘から走ること小1時間。
今回の目的地、「稲ケ崎キャンプ場」に到着しましたぁ〜!
こちらは亀山湖畔にある君津市営のキャンプ場。私たちは初めての訪問です。
このキャンプ場、ずっと前から気になっていたのですが、人気な上、サイト数が少ないのでなかなか予約が取りづらいという話を聞いていました。
今回、電話をかけたのは2週間前だったのでダメモトだったのですが、キャンセルが出たのかちょうど広いサイトが空いているとのことだったので即予約しちゃったのでした。
サイトの広さは20m×10mとのこと。
なので、トレーラーでも余裕の広さです。
色々な方のブログをのぞいてみたところ、このキャンプ場の唯一の「不満」として書かれていた流し台。確かに低いです。身長184cmの私が洗い物をしたら腰が砕けそう。
ただ、子どもにはちょうどよい高さでした。(笑)
設営完了後はお昼ご飯です!
早速、ポッポの丘で買ってきた卵で「卵ご飯」にしました。
卵ご飯は子ども達の大好物でもあるので、これだけでも十分だったのですが、奥さんは「いくらなんでも…」と言ってスープを作ってくれました。ありがとね!
こちらは、卵ご飯用の醤油。
これもポッポの丘で卵と一緒に購入してきました。
日本でも貴重な「もみじ卵」に「卵ご飯用醤油」の組み合わせなんて、テンション上がります。
では、いただきまぁ〜す!
実はパパは「生卵かけご飯」が苦手なのですが、これは美味しく頂きました!
美味かったですよぉ〜!
食後、子ども達はトレーラーの中でまったり。
大人はキャラバンテントの中で椅子に腰かけ本を広げ、まったりと過ごしました。
その時、長女がトレーラーから顔を出してきて、
「パパぁ〜、しーかけた!」
というので、何かと思ったら、
「し」を書いたそうです。
なるほど(笑)。
なかなか、うまいじゃん!
最近、かなりの数のひらがなを読めるようになってきたけれど、書ける時も増えてきたんだね。もっと自由に読み書きができるようになったら、楽しみがもっともっと増えるだろうねぇ〜。
さて、この後はせっかくなので湖畔を散歩してみることにしました。
ちなみに、キャンプ場への入口はこんな直角を曲がらなければなりませんでした。
「マジで!?」
って、頭が真っ白になりましたが、教習所で何度も練習した「ヘッドを突っ込ませて、逆ハンドルでバック」をやってみたら、切り返し1回であっさりと曲がることができました。
例え昔のチビトレーラーだったとしても、あの運転技術を習得していなかたら曲がれなかったかもしれません。「やっぱり、牽引免許取得の効果は大きいなぁ。」なんてしみじみと感じてしまいました。
湖畔沿いの芝生はフリーサイトになっています。
なんと、このフリーサイトは1泊1張り¥500!車の乗り入れはできないけれど、駐車場は目の前だしリヤカーは貸してくれます。そして、この環境はかなり魅力的です!
キャンプ場内に滑り台を発見!
デリカD:5に積みっぱなしになっているヒップスライダーを持ってきて、滑り台満喫のお時間となりました。
キャンプといえど、この年齢の子どもにとってはこういった遊びが一番ですよね。
キャンプ場にある遊具のありがたさに今ごろ気づいたのでした。
滑り台に満足した後は、クローバーを摘み、
トレーラーに戻り、
あず君にプレゼント。
このキャンプ場はあず君にとってもいい環境でした。
さぁ〜て、寒くなってきましぞ。
トレーラーを風除けにして焚き火開始。
今日も夜は寒くてテントから出られないだろうから、明るいうちに焚き火を楽しんでおくことにしました。
長女が一丁前にトングを扱って、薪や炭を足してくれました。
1時間も焚き火を満喫すると、備長炭もこんなにいい色に。
これだけあれば、キャラバンテントの中もポカポカになるぞ!
しかしながら、2人は「滑り台行こぉよぉー!」と言い続けるので、ママがご飯の準備をしてくれている間はまたまたこちらにやってきました。
慣れてきたもんで、
後ろ向きに滑ったり、
頭から滑ったり、
やりたい放題でした。
このまま薄暗くなるまで滑り続けました。
他の子ども達もたくさん遊んでいましたが、ほとんどはここで仲良くなったお友達同士みたいです。「ご飯ですよぉ〜」と呼ばれた子から自分のサイトに戻っていくところが、なんだか近所の公園みたいで面白い光景でした。
さて、我が家も夕ご飯の時間となりました。
そうそう、ここのキャンプ場は各々のサイトにピクニックテーブルが用意されていたので、キャラバンテントの中に設置してみました。
いつもはロースタイルでやっているので、目線の高さが違ってなんだか新鮮です。
食後のデザートはフルーチェ。
各々、自分の分は自分で。
これがまた楽しいんだよね。
どぉ?
今回も楽しめたかな?
夕方頃から風もようやく落ち着いてきました。このまま穏やかな夜になるかな?
予想通り気温は下がってきたけれど、炭火でポカポカに温められたテントの中でまったりと夜の時間を楽しむことができたのでした。
(つづく)
<備忘録>
4月6日(金)
自宅19:50 → 大黒ふ頭 → 23:10P泊地
走行距離:牽引あり180km+牽引なし0km=合計180km
4月7日(金)
P泊地9:15 → 9:50いすみポッポの丘11:10 → 12:00稲ケ崎キャンプ場
本日の走行距離:牽引あり46km+牽引なし0km=合計46km
この旅での走行距離:牽引あり226km+牽引なし0km=合計226km