
上士幌町から帯広市へ。今日のメインイベントである「ばんえい競馬」です。
ばんえい競馬とは、北海道帯広市でのみ開催されている世界唯一の競馬。大型馬「ばん馬」が鉄製のそりを曳くレースです。「ばん馬」のその大きさには驚かされました。体重は約800〜1200kgにもなるらしいです。
ところで、「子連れで競馬?」ってところには引っ掛かりましたが、北海道出身の同僚に聞いたところ、「大丈夫!ばんえい競馬は家族でお弁当を持って遊びに行くようなところだから。」とのこと。いやはや…私が持っている競馬のイメージとは随分と掛け離れたもののようです。
という訳でこの日、パパは人生で初めての競馬を体験しました。結果は「勝ち!」です。100円を賭けて130円をゲットしましたよっ!
帯広ばんえい競馬

上士幌町から十勝平野を南へ。
相変わらずズドーンと真っ直ぐ伸びる快適な道路で帯広市を目指します。

帯広競馬場に到着。お盆休みということもあって、すごい賑わいでした。

こちらが、ばんえい競馬で使われている橇(そり)です。鉄製で重さは450kg。そして、レースの条件に合わせて重りが載せられ、最大で1000kgになるそうです。
当然ながら、人間がいくら押したってビクともしませんでした。

まずはふれあい動物園へ。
こちらは、来場者がばん馬や動物と直接触れ合える場を作ろうと、調教師らの有志により始められたそうな。

子ども達はやっぱり動物とのふれあいが大好き。楽しんでいました。考えてみれば馬に触れる機会って、そうないですよね。あっても、ポニーくらいでしょうか。
そして、目の前に見るばん馬の大きさには驚かされました。普通の馬(?)二回り三回りくらい大きい。しかし、肝心の写真を撮り忘れていました…なんて残念なこと。

こちらがレース会場。
まだレース開始まで時間があるので閑散としています。とりあえず、下見。

これが、ばんえい競馬の見どころである上り坂。コース上に二つあります。

一つ目の坂は高さ約1mで、馬の調子を図る「試し坂」。ほとんどの馬が問題なく超えることができます。
そして、二つ目の坂は高さ約1.6mで、レースの勝敗を決める「本番の坂」になるのだとか。この坂を一気に登らせるか、坂の手前で休ませてから挑むかの判断が重要になるそうです。

普通の競馬とは「腕の見せ所」が随分と異なるんですね。

おっ!こんな案内もありました。昨日訪れた、タウシュベツ橋梁です。
周りにはこのような形で十勝地方の各町が紹介されていました。






一つ一つ眺めていくと、ガイドブックでは知ることができなかった見どころも見つかって楽しかったです。ネット社会にはなりましたが、やっぱり旅の情報はこうやって現地で集めていくのが楽しいんですよね。
今回の旅はもう残りの日数が少ないので訪問は難しいけれど、また北海道を訪れた時の楽しみが増えたのでした。ちゃんと記憶しておきたいと思います。

レース開始まであと30分。
ばん馬がパドックに姿を現しました。

この後のレースで走るばん馬がパドック内をゆっくりと歩きまわります。これは、馬の体調や様子を観察する時間。観客はここで得られた情報も参考にして、これから買う馬券を決めます。
それにしても、これだけ間近で見るとばん馬の大きさには圧倒されます。馬に乗っている騎手と馬の大きさを比べても、ばん馬の大きさが「普通の馬じゃない」ことがよくわかりますね。
さて、この後は馬券を買いに走りました。競馬初体験のパパとママですが、案内所があり馬券の仕組みや購入方法はとても丁寧に教えていただけたのでした。ちなみに、本物の競馬ですから子どもが馬券を買うのは禁止です!

さて、スタートしました!

こんな間近に見られるので、すごい迫力!

聞いていた通り、第一障害はどの馬もあっさりと通過。

そして、ほとんどの騎手がスピードを緩めたり馬を止めたりしました。第二障害に向けて、ここが勝負所になります。
「騎手が馬を止める」というところは、普通の競馬と全く異なる点ですね。

そして、ばんえい競馬のもう一つ面白いところは、馬の走りに合わせて観客たちも歩いてついていくんです。
なんだか、この一体感がとても楽しい。

そして、第二障害へ!

そして、これも話に聞いていた通りでした。1.6mの山はかなり手ごわいようです。途中で止まってしまう馬がほとんど。ここで一気に順位が入れ替わりました。観客みんなが固唾をのんで見守る瞬間でした。
そして、最後のばん馬がこの坂を上り切った瞬間には観客全員からの大きな拍手。なんだか、運動会を眺めているような雰囲気で和まされたのでした。

結果の方は!?
なんと、パパは人生初の競馬で勝利を収めました!100円を130円に増やしました!あぁ、1万円かけておけばよかった!いや、10万円かけておけば…!?って、それが競馬の怖いところなんでしょうねぇ~(笑)。
はい、100円でやめておくことにします!

さて、レースの後は競馬場内になる「馬の資料館」に入ってみました。
ここは、十勝地方の開拓を支えた農耕馬の歴史を学べる施設。農具や馬具などが展示されています。

自動車や重機がまだ普及していなかった時代、北海道では農耕や木材の運搬を大型馬が担っていました。やがて農民たちは自慢の馬を競わせる「お祭りばん馬」を催すようになり、それが発展して戦後の昭和21年(1946年)には正式な競馬として認められたそうです。当時は旭川・北見・岩見沢・帯広の4市で「ばんえい競馬」が開催されたものの、現在残っているのは帯広だけなんだとか。
初めて競馬を楽しめたことも良い思い出になりましたが、こうして北海道の歴史を学べたのもよかったです。だって、「ばんえい競馬」という存在自体、これまで全く知らなかったですからねぇ~。
さて、今日は長い一日。まだまだ続きます。この後は帯広市を出発してさらに南下。「愛国→幸福」を目指します!
備忘録
8月10日(日)
上士幌航空公園キャンプ場8:55→10:00ナイタイ高原キャンプ場→上士幌航空公園キャンプ場11:05→12:15帯広競馬場15:10→15:40愛国駅15:50→16:15幸福駅16:35→17:10ナウマン公園キャンプ場
この日の走行距離:牽引あり107km+牽引なし35km=142km
この旅での走行距離:牽引あり2360km+牽引なし657km=3017km
