朝、トレーラーを出た二人は真っ先に湖を散歩するカモに挨拶に行っていました。
このキャンプ場に来ているキャンパーのレベルの高さにはいつも驚かされます。こだわりの装備によるサイトの完成度もそうなのですが、それ以上に”ベテランキャンパー“の実力を見せつけてくれるのはマナーのよさです。グループで来ていても、大騒ぎする人はまずいません。そして、夜は21時にもなるとほとんどのサイトの明かりが落ちています。炊事場に行っても、排水溝に残飯が溜まっているようなことも滅多にありません。
この日の朝、我が家の子ども達は5時半頃には目を覚ましていたのですが、さすがにまだ時間が早いし、周りも静かだったのでトレーラーの中で待たせていました。そして、6時になって”外出許可”を出したのですが、なんとほとんどのサイトの方は起きており、パチパチいう焚火の音だけがキャンプ場内に響いていたのでした。たぶん、一番うるさくて迷惑をかけていたのは我が家ですね…申し訳ないです。
おっ!我が家の娘達、お友達ができたようです。
お隣のサイトに張っているキャンパーさんと一緒にキャンプをしているファミリーの子で、昨日のうちに、「お友達になってね!」と言っていただけていたんです。1日経って、やっと子ども同士で声を掛け合うタイミングに出会えたようでした。
さてさて、パパは朝ごはんの準備。
今日はホットケーキです。
味付けは、「あんこ」、「バター&ホットケーキシロップ」の二つからお選び下さい。(バターが圧倒的な人気でした。)
食後は早速、お友達をお招きして3人(4人?)で遊び始めました。
カモを眺めていたら、何かを見つけた様子。
おぉ!
こりゃ、デカいね!
完全なる戦闘態勢だ!(笑)
君も早く一緒に遊べるようになるといいねぇ~♪
まぁ、こうやってのんびりするのもわるくはないかな?
お友達一緒に遊ぶことに夢中だった二人、今日はカヌーのことなんか忘れていたようです。
カヌー乗りたい!
なんて、一度も言いませんでした。
しかしながら、お風呂から帰ってきたら、お友達がカヌーに乗っていたもんで、
一緒に漕ぎ出すことにしました。
「お友達と一緒にカヌー」で大興奮の二人。貴重な体験をさせてもらいました。
そうそう、このキャンプ場のもう一つの特徴として、カヌーを持っている人が多いんです。多くの方が釣りを目的にしているようですが、たくさんのサイトにカヌーが置かれている光景はなかなか珍しいもんです。
パパも仲間と一緒に漕ぐ経験はなかなかないので、ちょっとテンションが上がってしまいました。
楽しかったなぁ~。
夕方、パパとママが食事の支度をしている間、二人の娘は自由に遊んでいました。
お友達とおしゃべりしたり、
お隣のサイトにお邪魔していたり…。
(せっかく、キャンプを楽しんでいるところなのに、ご迷惑をお掛けしてすみません…。)
相変わらずキャンプ場にいただけですが、二人にとっては充実した一日だったようです。やっぱり、お友達がいると楽しいですよね。
初めての出会いから人間関係を築く力って、これからの人生でとても大切になると思います。そして、自分の全く知らない世界で生きている人から学ぶ知識やそこで得る経験は、これから人生観や価値観を育んでいく上でとても重要になってくると思います。
二人の娘は、今日、大きな”何か”を得たことでしょう。これからも、こんな経験を積み重ねていって欲しいものです。
静かに夜が更けていきました。
2020年秋の裏磐梯でのキャンプも折り返しです。
(つづく)
<備忘録>
キャンプ場→休暇村裏磐梯→キャンプ場
本日の走行距離:牽引あり0km+牽引なし3km=3km
この旅での走行距離:牽引あり347km+牽引なし10km=357km