長女が通う幼稚園の臨時休校が始まってから、二人の子ども達は毎朝ママとお散歩をするのが日課になっているそうです。そして、休日はその任務をパパが授かることになりました。
そんな今日の朝、子ども達が「よもぎを採ってお餅を作りたい!」と言い出しました。恥ずかしながら、パパは“よもぎ”がどんな草なのか知りません。しかしながら、ママに聞いたところ、「子ども達が知っているから大丈夫!」とのこと。
そんなこんなで、「パパもお餅食べたかったらたくさん“よもぎ”採ってね。」と、二人に引っ張られながらお散歩に出掛けた休日の朝でした。
『”よもぎ”を採りに行く』
と言っても、はるばる山里までお出掛けをする訳ではありません…。場所は我が家の裏です。
「こっちにたくさんあるよ!」
と、子ども達がパパを先導してくれました。
これが、“よもぎ”です。言われてみれば、見たことのある草です。これって、食べれる草だったんですね。
昔、母がよく草餅を作ってくれていたことを覚えていますが、「原形」は知りませんでした…。
「たくさん採って、美味しいお餅つくろぉ~ねぇ~♪」と超ご機嫌な二人。
食べることが大好きな二人なので、飽きることなくいつまでも採り続けていました。そして、「ボォ~としてないで、たくさん採って!」と煽られるパパでした。
家に戻ると、ママが“仕分け”をしてくれました。
子ども達の袋には色々な草が混ざっていたそうです。(笑)
さて、この後の子ども達はというと…
お姫様ごっこをして遊んでいました。
パパには「王子様になって!」とせがんできましたが、「お庭にたくさん草が生えてきちゃったんだよねぇ~。草取りのお手伝いしてくれる?」と聞いてみたら、逃げていっちゃった。
という訳で、午前中の残りの時間は庭の草と格闘したパパでした。庭に“よもぎ”が生えていたらよかったのにな。(笑)
さて、こちらはママの作業の様子です。「仕分け」が澄んだ“よもぎ”は何回も洗って、汚れやゴミを落とします。
そして、塩・重曹と一緒に湯通しして、冷水にさらしてアクを抜いて、絞って、ミキサーでペーストにします。そして、ホームベーカリーでもち米を炊いて、炊き上がったら、ペースト状にした“よもぎ”を混ぜて草餅を作ります。
なんて、大変な作業でしょう…。
「こりゃ、一日がかりだわ…。」とママはぼやいておられました。
こちらは餡子の準備。
小豆を2回茹でこぼししてアクを取り、3回目は柔らかくなるまで煮ます。
柔らかくなったら、豆の頭が出るくらいまでお湯を減らして砂糖を加え、焦げないように炊き上げます。
ちなみに、餡子を作る工程は「煮る」のでなく、「炊く」と言うんだそうです。知らなかった…。
お餅と餡子の準備が整い、ついに「草餅」への仕上げです。
この時点で時計の針は17時。朝の散歩に行ったのは9時頃の話だから…本当に一日がかりのお仕事になってしまいました。
ちなみに、午後の時間のパパと子ども達はというと…
パパは畑の草刈りに精を出しました。春の訪れとともに顔を見せ始めた雑踏との戦いが始まりましたよっ!
子ども達も畑に出てきて、なんだか楽しそうに遊んでいました。草払い機の音にビックリしたカエルやトカゲがあちらこちらから顔を出してきて、子ども達は大喜び。長女に捕獲されてしまったトカゲは…半日もの間、手の平でもて遊ばれてしまったのでした。ごめんよ…。
さて、出来上がりましたぁ~!
ママ、ありがとう~!
次女は2つ、長女は4つも食べたとか!
自分で採った“よもぎ”で作ったお餅だからね。美味しさは格別だったことでしょう。
ママ、お疲れ様でした!パパは庭の草取りと畑の草刈りに奮闘してお疲れました。が、草餅の美味しさに疲れは吹っ飛びましたぁ~!御馳走様でしたぁ~!