
2025年の大晦日!神奈川を出発してから1200km、毎日毎日、車を走らせてきましたが、今日は電車の旅を楽しみます。
そう、今回の旅でパパが密に楽しみにしていたのは、一畑電車でした。地方のローカル私鉄って、味があっていいんですよね。車で走っていると、どうしても「自分の家」の延長みたいな雰囲気になってしまいますが、鉄道に乗ると一気にその土地の空気を感じることができます。車内の広告とか、周りから聞こえてくる方言とか。見るもの聞くもの全てが新鮮です。
ということで、今日は宍道湖の湖畔を走る一畑電車にのって、出雲大社をお参りすることにしました。楽しい一日になりそうだぞぉ~!
一畑電車「ばたでん」

利用したのは松江温泉駅9時2分発の急行・出雲大社前行き。
1日に1本だけ走っている、出雲大社までの直通電車です。

車内はリニューアルされていてとてもお洒落。木材がふんだんに使われた座席周りは旅の気分を盛り上げてくれます。
この車両、急行料金などは不要で全て自由席。乗車券だけで乗車ができます。

今回はフリーチケットを購入しました。
一畑電車に1日に乗り放題。そして、沿線にあるフォーゲルパークの入場券がセットになったお得な切符です。

松江しんじ湖温泉駅を出発。宍道湖を舐めるように電車は進んでいきました。
そして、パパと子ども達が楽しみにしていたのは、

トレーラー発見!
ちゃんと、お留守番しててねぇ〜!

すごく贅沢な車窓。

そして、念願の「家族5人での鉄道の旅」が実現しました。
これまで旅先で鉄道を楽しむ機会は度々作っていたのだけど、1番乗りたがっているパパがデリカの回送係だったんでねぇ⋯。みんなで一緒に乗れたことを子ども達も喜んでくれて余計に嬉しいパパでした。

間もなく一畑口駅に到着。お隣に線路が見えてきました。電車はここでスイッチバックをして、あちら側の線路に入っていきます。
なんでだろう?
すごく不思議でした。だって、辺りは真っ平らな平地ですから、スイッチバックをする必要性が何処にも見当たりません。なんで、そんな面倒くさいことをするんだろう?
AIに聞いてみたら、すぐに教えてくれました。

一畑電車は元々、現・電鉄出雲市駅から一畑薬師駅を結ぶために建設された参詣路線だったそうです。当時は一畑口駅から北へ3.3km先の一畑薬師駅まで線路が伸びていたんだとか。そして、その後になって、一畑口から松江方面(現在の松江しんじ湖温泉駅)へ向かう路線が延伸され、出雲側と松江側が一本の鉄路でつながったそうです。
ところが第二次世界大戦の最中、一畑口~一畑薬師駅間は「不要不急路線」としてレールが供出され、戦後も復旧されることはなくこの区間は廃線に。電鉄出雲市~松江しんじ湖温泉駅間は存続したものの、一畑口駅は分岐駅としての線形がそのまま残ったため、平地なのにスイッチバックという珍しい構造が現在まで続いているんだそうです。

なるほどぉ~♪
スイッチバックの背景にはそんな歴史が隠れていたとは。勉強になりました。

スイッチバックで方向転換をしてしまったため、宍道湖は反対側の車窓に移ってしまいました。
残念な気がしなくもないですが、山側の景色も新鮮です。宍道湖と日本海の間にこれだけ険しい山々が横たわっているというのは不思議な光景でした。

そして、松江から約50分。出雲大社前に到着しました。
楽しかったぁ〜!初めて訪れた土地での鉄道の旅。パパとしては、これだけで今日の目的は達成です(笑)。
出雲大社

さて、一畑電車の出雲大社前駅から出雲大社までは一本道です。
お土産屋さんが並ぶ参道を通り抜け、

鳥居をくぐり、出雲大社の境内へ。
本殿へ向かう参道が下り坂になっている神社というのは、実はかなり珍しいそうです。たしかに、神社といえば鳥居をくぐってからは本殿まで石段を上っていくイメージがありますよね。
奥さんが下調べの中で得た情報を教えてくれたのでした。私一人だったら絶対に気付かなかったと思います…。

参道を進み、本殿に到着しました。
出雲大社の本殿は、思っていたよりも素朴で控えめな雰囲気。これだけ有名な神社だから、もっと派手な佇まいでなのかと勝手に想像をしていました。

まずはご参拝。
本殿前の拝殿には、出雲大社名物の太いしめ縄が掛かっていました。近くで見るとかなりの迫力。そして、綺麗な編み込みと末端の処理には驚きです。

本殿そのものは塀の内側にあり、普段は中に入ることはできません。

こちらの建物は十九舎。
神有月に出雲に集まる八百万の神々が滞在する宿舎らしいです。

塀に沿って本殿の周りを歩いていくと、建物の西側に出ます。

ここでは、塀の外側から本殿に向かってお参りをすることができます。なぜこんなところから???って、思ったら、本殿の中にある神棚は西を向いているからだそうです。
神棚が本殿の正面入口と向き合っていないというのも、とても珍しい造りなのだとか。下り坂の参道といい、入口と向き合っていない神棚といい、出雲大社は奥が深いんですねぇ。

最後に訪れたのは神楽殿。
ここは神楽が奉納される場所で、拝殿よりもさらに大きなしめ縄が掛かっていました。いったい、何kgあるんだろう?どうやって釣り上げたんだろう?DIY好きの私としてはそんなことばかり考えてしまいます。
さてはて、出雲大社のご利益は「縁結び」が有名ですが、実際には恋愛だけでなく、「人生全体のご縁」に関わるご利益があるそうです。仕事、健康、人生転機まで。
という訳で、今回の参拝を通して、これからも家族みんなが健康で、穏やかな日々を過ごせれば嬉しいものです。
そんなこんなで午前の部は終了。一畑電車と出雲大社で盛りだくさんでした。しかし、まだまだ続きます。この後は、再び一畑電車に乗って、フォーゲルパークを目指します!
(つづく)
備忘録
12月31日(水)
RVパーク宍道湖8:15→松江しんじ湖温泉駅9:02→9:53出雲大社前駅→(一畑電車)→出雲大社→出雲大社前駅12:20→(一畑電車)→13:10松江フォーゲルパーク駅16:10→(一畑電車)→16:26松江しんじ湖温泉駅→17:00RVパーク
この日の走行距離:牽引あり0km+牽引なし8km=8km
この旅での走行距離:牽引あり1165km+牽引なし85km=1250km