親ばかパパの子育て日記

キャンピングトレーラーを牽いて全力で遊ぶ!

2025.10 群馬の旅(3日目・最終日)〜 めがね橋・アプトの道 〜

 群馬の旅3日目。今日は午前中に帰路につく予定ですが、朝のうちにちょこっとお散歩をしてみることにしました。行った先は「めがね橋」。そして、当初は予定をしていなかった「アプトの道」も少しだけ散策することができました。

 昨日は数十年ぶりに再会することができたEF63電気機関車に感銘を受けていましたが、今日は碓氷峠の鉄路を歩き、再び懐かしい思い出に浸ることができた、「群馬の旅」最終日となりました。

 

 

 めがね橋とアプトの道

 

 碓氷峠の森公園で朝を迎えました。

 周りを見渡してみると、車中泊をしている方はチラホラと見受けられます。

 

 そして、早朝の時間から車で来てここに車を置き、自転車で出掛けられる方も見受けられました。

 そう、2週間後の10月26日(日)に「碓氷峠Mapleヒルクライム in 安中」が行われるそうです。ここ、「碓氷峠の森公園」をスタートし、碓氷峠の頂上を目指す約13kmのヒルクライムなんだとか。なので、練習に来られている方なんだと思います。

 碓氷峠を自転車で登るのかぁ。すごい!

 

 我が家の子ども達はというと…

 

 眺め最高の公園を朝から貸し切りで楽しんでいました。

 贅沢だね。

 

 さて、ささっと朝ご飯を済ませて出発。車を走らすこと10分で到着したのは、「めがね橋駐車場」です。

 案の定、朝の早い時間なので駐車場は全く問題なし。しかしね…それより心配していたのは、

 

 この山道です。

 この道は碓氷峠に続く国道18号線の旧道。地図を見ると、駐車場の手前からすでにヘアピンカーブが繰り返されていたのでトレーラーを牽いていって大丈夫なものかと心配をしていました。

 結果的には緩い坂が続くだけだったので全く問題なし。あっけなく到着してしまいました。この先、軽井沢まで登るとなると、どうなるのかわかりませんが…。

 

 峠までにコーナーは184カ所あるそうです。この駐車場が位置する場所は40カ所目のカーブ。まだまだ、序の口って感じでしょうか。

 ちなみに、峠までの道全体でみると、標高差は493m、平均勾配は4%と比較的穏やかで、勾配も最大で9%とのことです。けどねぇ~、距離を考えるとやっぱりトレーラーはやめておいた方が無難だろうなぁ。

 

 さて、駐車場から少しだけ来た道を戻った所に「めがね橋」があります。

 その距離は190mほど。歩いて5分程度とのこと。

 

 では、行きますかぁ~。

 

 そして、あっという間に見えてきました。

 

 これが「めがね橋」です。

 

 めがね橋は正式名称を碓氷第三橋梁といい、1893年に旧信越本線の横川〜軽井沢間に造られた鉄道橋です。イギリス式技術を取り入れて建設されました。橋の全長は約91メートル、高さは約31メートル。日本最大級のレンガ造りアーチ橋であり、約200万個ものレンガが使われているんだとか。

 レンガを積み重ねてこれだけ巨大なものを作り上げるって、すごい技術ですね。しかも、130年も昔の話なのだから脱帽です。

 

 この橋を通っていた信越本線は後に平行して新線が新設されたために、1963年に役目を終え、1997年の北陸新幹線開業に伴って新線も廃線となり、現在は「アプトの道」と呼ばれる遊歩道の一部として利用されています。

 

 という訳で、めがね橋まで上がってみたいと思います。

 

 これが、眼鏡橋の上部。

 レールは撤去されています。

 

 ところで、「アプト」って何?という話しを少しさせてください。元鉄っちゃんだから、喋りたくて(書きたくて)仕方ないんです!

 

 「アプト式」とは、急こう配の鉄道を登り降りするための特別な仕組みのことです。

 線路の中央に ギザギザのレール(ラックレール) を敷き、機関車のお腹には歯車(ピニオン) を付け、そしてレールのギザギザと機関車の歯車を噛み合わせて走ることで急勾配を走行できるというもの。当時の技術では粘着式(通常のレールと車輪だけで走る方式)では、碓氷峠の急こう配を登ることができなかったので、このアプト式が採用された訳です。

 ちなみに、1963年に開業した新線では、EF63という強力な電気機関車が開発されたためアプト式ではなく粘着式で運行されるようになりました。EF63の自重が108tもある理由はそこにあったんです。

 

 橋の中央に立ってみると、この橋も急こう配になっていることがよくわかります。

 ちなみに、碓氷峠の66.7‰(1000mで66.7m上がる)という勾配は国鉄幹線としては最大の傾斜でした。しかし、日本を見渡すとそれを上回る急こう配は他に存在します。

 粘着式の最大勾配は箱根登山鉄道は最大80‰ こちらは碓氷峠よりさらに急な勾配ですが、2両編成という短い車両がアプト式ではなく粘着式で登ることを実現しています。

 そしてさらに、大井川鉄道井川線には最大90‰という日本最急の勾配が存在し、こちらは現在もアプト式を採用して運行されています。日本で唯一アプト式を体験できる現役路線です。

 

 谷の奥に見える橋が新線です。あの橋をEF63電気機関車と189系特急あさまが往来していました。

 

 ここに並ぶ2本の橋は碓氷峠の歴史そのもの。

 碓井峠鉄道文化村の資料館にあったジオラマにもこの「めがね橋と新線の橋(新碓氷第三橋梁)」が忠実に再現されていました。

 

  めがね橋の両端はトンネルですが、「アプトの道」として歩くことができます。

 

 すごいな、レンガ造りのトンネルだ。

 これを一つ一つ人が積み重ねて作っていったのかと思うと、気が遠くなると同時に当時の方々が持っていた技術の高さに驚かされます。

 

 トンネル内の道もこんなにお洒落に演出されていました。オレンジ色の光とレンガの調和が見事にマッチしています。

 私にとって信越本線ヨコカルの廃線は本当に残念な出来事でしたが、これだけ手間とお金をかけて整備して今でも活用されていることを今さらながら知り、とても嬉しくなってしまいました。

 

 ちなみに、「アプトの道」は横川駅からとうげの湯を通り、軽井沢方面にある旧熊野平駅までの6kmが整備されています。

 往復すると12kmもあるので歩くのは難しいかなぁ、と思って今回は

めがね橋だけを見に来たのですが、なんだかせっかくなのでもっと歩きたくなってしまいました。

 

 という訳で、みなさんいってらっしゃい!これまた一番歩きたいのはパパなのですが、ここでもデリカの回送係を務めることにして、ママと子ども達で歩いてもらうことにしました。

 ここから「とうげの湯」までの道のりは2.2kmとのこと。ゆっくりと歩いても40~50分ほどでしょうか。パパは「とうげの湯」に車で先回りして、家族を迎えに逆走で歩いてみることにしました。

 

 長距離を歩くとなると心配なのは長男ですが、ヤル気満々な様子。

 そして、めがね橋からとうげの湯を目指す場合はずっと下り坂なので歩きやすかったようです。

 

 ねーちゃん達に遊ばれながら楽しく歩けたようでした。

 

 とうげの湯に戻ったパパ。

 すぐに遊歩道へ向かったのだけど…

 

 もう、戻ってきてしまった!

 という訳で、パパが歩けたのは100mもあったかどうか…。子ども達には「余裕」な距離だったようです。う~ん…ここにはぜひまた遊びに来て、次は旧熊野平駅までの全線(?)を歩覇してみたくなりました!

 

 そんなこんなで、群馬を満喫した3日間でした。

 

 自分の中でも今回の旅はちょっとびっくりでした。「何が?」っていうと…。
 以前はあれだけ好きだった碓氷峠に、なぜこれほどの長い間、遊びに来なかったんだろう?ということです。

 それが、なんとなくわかりました。ここが大好きだったからこそ、変わってしまった姿を見たくなかったのかもしれません。無意識のうちに、昔の姿を思い出の中に留めておこうとしていたのかな…と。

 しかし、「碓氷峠鉄道文化むら」で大切に保存されているEF63を見て、そして「アプトの道」を(少しだけ)歩いて、その気持ちがガラッと変わりました。

 形あるものは時間が経てば姿を変えていきます。しかし、その歴史が大切にされているということに意味があるのかもしれません。そう、自分だって変わっちゃいましたからねぇ〜。昔はあれだけ鉄道に乗っていたのに、今では車でキャンピングトレーラーを牽いているんですから(笑)!

 そんなこんなで、「こんにゃくパーク」で群馬の名産について学び、「富岡製糸場」で日本の産業革命について学び、「碓氷峠」で鉄道の歴史と自分の歴史を学んだ旅でした!

 

 備忘録

 

 10月13日(月)

 碓氷峠の森公園7:40→7:50めがね橋駐車場8:30→8:40碓氷峠の森公園9:00→12:30自宅

 この日の走行距離:牽引あり199km+牽引なし0km=199km

 この旅での走行距離:牽引あり396km+牽引なし0km=396km

 

 

 

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