親ばかパパの子育て日記

キャンピングトレーラーであっちへこっちへ!

2025.1 九州の旅(9日目・前半) 〜 初日の出・諫早湾・西海橋オートキャンプ場 〜

 2025年が始まりました!今年もよろしくお願いしまぁ〜す!

 さて、元旦ではありますが今日は移動日です。旅の舞台を長崎市から佐世保市へと移し、2週間に及ぶ旅もいよいよ後半戦です。

 

 

 2025年初日の出

 

 2025年の初日の出。

 関東だと初日の出は7:00前後が目安ですが、随分と西に移動してきているのでやはり遅そうです。

 

 7:00を過ぎると海岸に人が集まり始めました。地元の方の中でもここは初日の出スポットになっているようです。

 さて、我が家もトレーラーを出てみました。東の空がいい色に染まってきましたよ!しかしながら、やっぱり寒い!けれど、これが初日の出だ!待ちます!

 

 そろそろかなぁ〜?

 島原半島の向こう側からだから、思っていた以上に時間がかかりました。

 

 来たぁ〜!

 いやぁ~、すごいね!雲一つないぞっ!素晴らしい初日の出だ!

 

 さて、2025年はどんな年になるのかな?

 今年も全力で遊ぶぞっ!

 

 トレーラーに戻ってみると、窓の正面に朝日が!

あれっ?トレーラーの中からでも初日の出、見られた?

 いやいやいや⋯やっぱり初日の出はあの寒さの中で見るから感動が大きいんですよねぇ〜。

 

 朝ごはんはお雑煮。

 お正月だもんね。

 

いただきまぁ〜す!

 

 そして、出発準備完了!

 

   

 Karaco camp village は本当に素晴らしいキャンプ場でした。もっと近かったら、何度でも通いたいくらいです。なんたって!このロケーション。キャンプ場は眺めが大事ですよねぇ。そして、薪で沸かしたお風呂、お湯が出るシンクも超快適でした。

 しかしねぇ⋯遠いんだよなぁ。我が家からの距離は1200km。次に来られるのはいつかな?

 

でも、絶対にまた遊びに来ますっ!

 

 諫早湾 〜 雲仙多良シーライン 〜

 

 さて、今日の目的地は佐世保方面なのですが、少しだけ寄り道をしていくことにしました。

 諫早湾をまたぐ雲仙多良シーラインを通ってみたいと思います。

 

 諫早湾のド真ん中にある展望台にて停車。ここで、諫早湾の河口堰について少しお勉強です。

 う〜ん…やはり、湾の内側と外側では海の色が随分と違います。ちなみに、湾の内側(左側)が淡水、外側(右側)が海水になります。

 

 グーグルマップの航空写真で見ても、その色の違いは明らか。

 

 諫早湾の干拓事業により水門が閉められたのは1997年。

 当時、私は高校生だったので、ニュースで騒がれていた記憶があります。「諫早」と聞くと「干拓事業」「河口堰」というイメージが頭に中に固まっています。

 

 しかし、その目的や、それにより得られたメリット、弊害しているデメリットについては全く理解していませんでした。

 

 なので、今日はそれを知りたいと思い、ここにやって来ました。

 

 しかし、県が設置している案内だからか、設置されている解説を読んでも「いいこと」しか書いていなくて、何が問題になっているのかがわかりません。

 なので、せっかくこんな遠くまでやって来ておきながら、結局はスマホで調べてみました。

 

 その結果、わかったことはというと…

・堰の内側(長崎県)にはメリットがある→高潮や洪水に対する治水、農業用地確保。

・湾の外側(長崎県、佐賀県、福岡県、熊本県)では弊害が発生している→タイラギ貝の死滅、海苔の色落ち、タコの水揚げ量減少など。

 調べてみると色々な情報が出て来てきます。ここに詳細を記すことはやめておきますが、実際に問題が起きていて困っている人がいることは確かなようです。

 

 この海の向こうに広がる陸地が堰によって作られた干拓地です。

 では、向こう側にも行ってみましょう。

 

 再び車を走らせ、諫早湾を渡り切ります。全長8kmある道路は結構走りがいがありました。ちなみに、通行料は無料です。

 そして、湾の内側へ。

 

 干拓地に入ると、手前側(山側)には田が広がっていました。

 

 そして先端(海側)に近づくと畑が広がっています。

 キャベツや玉ねぎが作られている様子でした。

 

 調べてみたところによると、戦後の食糧不足を補うために農地としてこの干拓地が利用されたそうです。しかしながら、この辺りは日本最大の干潟である有明海。その特性から諫早湾では高潮による水害に悩まされており、その農地に海水が入ると作物がだめになってしまう問題がありました。

 堰を作って湾の奥に干拓地を作るという手法は600年も前から行われていたようですが、当然ながらその手法は人力。その規模は現在のこれとは規模が違うことは明らかでしょう。

 

 さて、干拓他先端にある前面部堤防中央公園に立ち寄りました。

 駐車場に大型車スペースはありませんでしたが、ご覧のようなところです。短時間ですので、路駐にて失礼させて頂きました。

 

 現在位置は画像中央部の赤い印のところ。

 

 堤防の上に上がってみます。

 

よいしょッと!

 

 堰によって水の流れが制限されたことにより海の環境が変わり、有明海の生物がこれまでのように生きられなくなった。そして、そこの魚介類を採って生活を営んでいた人達は収入を得られなくなった。

 

 しかし、堰を開ければこの干拓地に海水が入ってきてしまい、田や畑の農作物は駄目になってしまう。

 それが、諫早湾干拓事業の中で起きている問題のようです。

 

 ここに来るまでは、「問題が起きているなら、堰を開ければいいのに」と簡単に考えていましたが、そう単純な話ではないということが、よくわかりました。

 

 失礼ながら、「なんとなく聞いたことがある…」程度の知識で訪れた諫早湾でしたが、今日もまた興味深い勉強をさせてもらったのでした。

 そして、普段のニュースを注意深く聞き、そしてその内容を自分事として捉え真相を究明することの大切さについても考えさせられた一日でした。

 

 さて、旅はまだまだ続きます。

 

 備忘録

 

1月1日(水)

 

KARACO CAMP VILLAGE10:10→10:50雲仙多良シーライン展望所11:15→11:40前面堤防中央部公園11:55→13:20西海橋オートキャンプ場

 

この日の走行距離:牽引あり105km+牽引なし3km=108km

この旅での走行距離:1576km+牽引なし269km=1845km

 

 

 

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