親ばかパパの子育て日記

キャンピングトレーラーであっちへこっちへ!

2024.7 みなみ東北の旅(9日目) 〜 浄土平で山歩き・吾妻小富士 〜

 今日は山歩きをする日にしました。

 これまで毎年、裏磐梯には遊びに来ていたものの水遊びばかりで、山歩きをしたことはありませんでした。しかしながら、今回は時間がたっぷりとあります。そして、長男も往復2hくらいは歩ける体力がついてきました。

 という訳で、今回はちょっと新しい体験をしてみることにしたのでした!

 

 

 浄土平で山歩き

 

 裏磐梯で迎えた朝。天気予報は相変わらずコロコロと変わってしまうのですが、午前中はギリギリもちそうな感じです。

 ならば、「行ける時に行っておこう!」ということで、浄土平を目指すことにしました。浄土平にはビジターセンターもあるようなので、天気が悪くても何かしら楽しめるそうです。

 

 といいつつも、朝起きたらまずは魚釣り。

 今日も坊主だったみたいだけど…飽きる雰囲気は全くありません。

 

 裏磐梯から車を走らすこと1時間ちょっと。

 すごい山道でした…トレーラーを牽いてきたら絶対に無理!

 

 吾妻小富士

 

 浄土平に到着!

 早い時間に出てきたので駐車場はまだガラガラでした。

 

 さて、今日のお目当ては「吾妻小富士」のお鉢めぐり。

 図にある紫色のコースを歩いて、火口をグルっと一周してみようと思います。時間にして1時間くらいみたいです。

 

 背中にそびえる丘(!?)が吾妻小富士。駐車場とは目と鼻の先です。

頑張るぞ〜!

 

 せっかくの記念写真なのに…長男、おヘソひん曲がり中。

 

 ねーちゃんに促されて歩き始めました。

 喧嘩することも多いけれど、なんだかんだ二人のねーちゃんのことが大好きな長男です。

 

 整備された階段を登っていくと、さっきまでいた駐車場がみるみると小さくなっていきました。

 それにしても、浄土平とはよく行ったものです。異世界な風景ですね!

 

 長男も頑張ってます!

あとちょっとだよぉ〜♪

 

 駐車場からジグザグの階段を登ること、たったの15分ほど。

 

 噴火口に到着!

 

 いやぁ〜、お見事!「絵に描いた」ようにきれいな形をした噴火口です。まさに、「小富士」ですね!

 ただ…御嶽山のことを思い出し、怖くもなりました。

 

 お鉢めぐりをするには時計回りがいいらしい。案内に従って、尾根を歩き始めました。

 険しい道ではないけれど、両側が「崖」なので迫力満点です。

 

 しかしながら、なんだかすごい風になってきたぞっ!

 歩き始めた時から風はあったけれど、標高が上がったからか、地形の関係からか、歩けば歩くほど風が強くなってきました。

 

 歩けなくなってしまった…どころか、立っていることもできなくなってしまいました。道の左右がこんな状況ですから、吹き飛ばされたら最後です。 「時計回り」と書いてあるにも関わらずに向こうから歩いてくる人がボチボチいたけど、断念して引き換えしてきていたんですね…。

 風が弱くなるタイミングをみながら歩けないかな?とも思ったけれど、無謀な話でした。今度は引き返そうにも、3人の子どもを連れてどうやって歩けばいいのかもわからないレベル。出口(駐車場への階段)は見えているのに…こりゃ、どうやって帰ればいいの?立ち上がっただけで身体が浮き上がってしまう程の風です。ハイハイで少しずつ戻るしかないか?

 

 腰を低くしていつでも座り込めるような姿勢をキープしながら、風が弱くなる瞬間を狙って歩き、なんとか戻りました。

 いやぁ〜、ここまで強い風は初めて経験しました。本当に怖かった。だって、立つだけで身体が浮きそうになるんだもん。

 

 という訳で下山です。

 次女は噴火口を一周できなかったことが、かなり悔しそうでした(パパも)。ま、裏磐梯に来る機会はこれからもあるだろうから、天気がいい時にまた挑戦してみようね!

 

 命からがら帰ってきた、という感じ。

 みんなのテンションが下がってしまったので、気を取り直すためにおやつタイムにしました。

 

 浄土平ビジターセンター

 

 そして、この後はビジターセンターへ。

 

 浄土平周辺の山歩きコースが丁寧に紹介されていました。

 

 これをねぇ〜、一周したかったんだよねぇ〜。

 まさか、こんなに大変なことになるとは思ってもいませんでしたよ…。

 

 それにしても、見事な噴火口だよなぁ。

 自然が持つ力って本当にすごい!

 

 他にも色々な登山コースの紹介がありました。

 

 パパが気になっているのはこれ、一切経山コース。

 

 キャンプ場のオーナーから教えてもらっていたのですが、「魔女の瞳」と呼ばれる池(沼?)が素晴らしい美しさらしいです。

 しかしながら、そこまでの道のりは往復4時間とのこと。今の我が家にはまだ厳しいかなぁ。長男がもうちょっと大きくなったらのお楽しみかな。

 

 浄土平が国立公園に指定された頃の写真が飾られていました。昭和36年の話だそうです。

 ふと思ったけれど、パパは昭和生まれだから自分が生まれた年を基準に計算をすればそれがいつ頃の話かイメージがつくけれど、若い人たちから見たら「どんだけ昔の話よ?」って感じかもしれませんね。

 

 

 白黒写真ですからねぇ〜(笑)。

 

 浄土平湿原

 

  

 時間はまだたっぷりとあります。

 この辺りの風はそこまでではなかったので、浄土平湿原の木道を歩いてみることにしました。

 

 

 一周15分で歩けるらしい。

 よく整備された歩きやすい木道でした。

 

 それにしても…ここは南米のパタゴニアですか?

 常に強い風が同じ方向から吹いているんですね。まさに今この時間もこの木の枝が伸びる反対側から風が吹き続けていました。

 

 火山の蒸気が吹き上がる山肌を眺めながらのハイキングはなかなかの雰囲気でした。 この辺りは一切経山の噴火によって積もった火山灰が水を通さない地表を作り、そこに水が溜まって湿原が誕生したらしいです。

 周辺にはハイキングコースや登山コースがいくつも整備されているようなので、子どもたちの成長に合わせて楽しめたらいいな、と思いました。

 

 天気を心配しながらやって来た浄土平。
 お目当てのお鉢巡りはまさかの「断念」となりましたが、湿原を歩くことができて十分満足することができました。

 

 

 今度はもっと青空が広がっている時に来られたらいいね!

 

 磐梯吾妻スカイライン

 

 さて、満喫した浄土平を後にし、裏磐梯への帰路についたのですが、せっかくなのでちょこっとドライブ。

 少しだけ福島市方面へ車を走らせて磐梯吾妻スカイラインを楽しんでみる事にしました。

 

 この辺り、路肩は駐停車禁止になっています。その理由はというと…火山ガスが発生しているから。 途中、道路工事をしている区間があったのですが、作業員さんはガスマスクを着用してお仕事をされていました。

 なんて過酷な現場なんでしょう…本当にありがとうございます。

 

 いやぁ〜! すごい!すごい!

 

 すごいぞぉ〜!

 

 この先も絶景が続きました。

 

 眼下には福島市の街並み。こんな大きな街のすぐ近くにこんな絶景が広がっているなんて知りませんでしたよ。 

 いやぁから、すごいものを見たなぁ。

 

 キャンプ場にて

 

 裏磐梯のキャンプ場に戻り、遅めのお昼ご飯。

 そして、生憎の雨模様です…。

 

 しかしながら、それでもカッパを着て釣りを楽しむ子ども達でした。

 たくましくなってきたねぇ〜!

 

 さて、明日の天気はどうなるかな…?晴れたら、泳ぎに行こうかねぇ〜♪

 

 (つづく)

 

 備忘録

 

 7月29日(月)

 

キャンプ場8:35→9:45浄土平12:10→13:30ヨークベニマル猪苗代14:50→15:15キャンプ場

 

 この日の走行距離:牽引あり0km+牽引なし110km=110km

 この旅での走行距離:牽引あり740km+牽引なし306km=1046km

 

 

 

 

にほんブログ村 アウトドアブログ キャンピングカーへ
にほんブログ村

 

ブログランキング・にほんブログ村へ