北海道の旅17日目の午後。「ノロッコ号」に乗って富良野を目指し、「ファーム富田」でラベンダー畑を散策しました。
明日からは帰路につくので(と言っても4日かけて帰るつもりですが…)連泊して観光を楽しむのは今日が最後。少し早目のお昼ご飯を食べて、デリカを走らせました!
三愛の丘 〜 光る土ってなんだろう 〜
美瑛駅に向かう途中、少し寄り道をしました。
向かったのは「三愛の丘」。ここも、美瑛らしい丘陵地帯の眺めを楽しめる場所でした。
ちなみに、美瑛にこのような丘陵が出来上がった歴史はというと、十勝岳連峰ができあがるもっと前にまで遡り、約190万年前と約120〜110万年前におきた巨大噴火が原因なんだそうです。
これだけの丘を作るほど大量の火山灰や軽石が噴出された噴火とは、どれほど凄まじいものだっだんでしょう…?想像もできません。
そして、この辺り一帯の丘陵を眺めていると、キラキラと輝いている畑の土を見ることができるんだとか。それは、丘を作っている火山灰には火山ガラスと呼ばれる小さなマグマのかけらや石英などの鉱物の結晶が含まれており、それが陽の光を反射してキラキラと輝くのだそうです。
この日はほとんど太陽が出ていなかったのでそんな丘陵を眺めることはできず残念でした。しかしながら、ロマンチックな話ですね。
区画ごとに作る野菜を変えることで描かれている「パッチワーク」といい、キラキラと光る火山灰といい、美瑛の美しい丘陵地帯の眺めは様々な要因が重なり合って作られたものだったんですね。
余計に感動です。
ノロッコ号 〜 美瑛の丘陵を眺めながら鉄道の旅 〜
さて、美瑛駅に到着です。
美瑛駅の駅舎は「北海道開拓の村」で目にしたような歴史を感じさせる雰囲気の建物でした。
さてさて、乗車です!
ちなみに、ノロッコ号には指定席と自由席がありますが、自由席は乗車券だけで乗ることが出来ます。自動券売機で目的地までの切符を買えばOKです。
この列車に一番乗りたかったのはパパなのですが、悲しいかなパパはデリカの回送係です。
どれほど興味を持ってくれたかはわかりませんが、パパのお楽しみは子ども達に託すことになりました。
随分とお洒落な内装のノロッコ号。
お客さんは少なく、自由席でも全く問題ありませんでした。
いってらっしゃ〜い!
さて、ここからしばらくはママが撮ってくれた写真でのレポートです。
美瑛の町を抜けると、すぐに美瑛らしい丘陵の風景が広がりました。
窓に向いたベンチシートからその風景を眺めることが出来ます。
乗車券だけでこんな鉄道の旅を楽しめるなんて、ありがたい話です。
ファーム富田 〜 ラベンダー畑を散策 〜
さてはて、「ファーム富田」にやって来ました。ノロッコ号をラベンダー畑駅で下車した後は歩いて10分程で到着です。
ここで、車を回送してきたパパとも合流。
ラベンダー、まだまだ残っていました!
ラベンダーと聞くと6〜7月のイメージがありますが、こちらは遅咲きのラベンダーなんだそうです。
観光客の集まる季節に合わせて咲かせているんですねぇ〜。
なかなか、スカッとは晴れないけれど、雨に降られることもなくて良かったです。
ラベンダーの他にも色々な花が咲いていて、見ごたえは十分ありましたよ。
ママとねーちゃん達がお店をのぞいている間、パパと長男はお散歩。
遠くからディーゼル機関車の音が聞こえたので振り向いたら、先程のノロッコ号が帰っていくところでした。
パパも乗りたかったなぁ…ちょっぴり残念でした。
花を見るよりこっちの方が楽しそうな人達もいましたが…。
メインのラベンダー畑はもう刈り取られていました。6月に来たらもっともっと綺麗なんだろうなぁ〜。
花の浮島礼文島もそうですが、益々6月の北海道旅行に憧れちゃいます。老後のお楽しみですかね…。
さて、ここでもお楽しみのソフトクリームです。もちろん(!?)、ラベンダー味をチョイス。
そして、パパとママの分は味見をしただけで殆どを長男に取られてしまったのでした。
道の駅びえい白金ビルケ 〜 美瑛での最後のキャンプ 〜
美瑛の宿に戻りました。
今日は早めに戻れたので、道の駅のシャワーを使えました。16時までに浴び終わらないといけないって…やっぱりキツイです。けれど、お風呂のためにわざわざ出掛けるのも億劫なので、間に合うように頑張りました!
おや?
またまた発見。これだけ捕れたら楽しくて仕方ないね。
今日はBBQにしたので早めに夕食開始です。
スーパーで見つけたこのお肉は、富良野名物の「豚サガリ」です。
説明によると、「サガリとは横隔膜の腰椎に近い部位(下部)のことで、ハラミより厚みがあり、肉質がやわらかく適度な脂肪があるので焼肉によく用いられる。」とのこと。
いやはや、美味しかったぁ〜。関東では見たことなかったけど、探せばあるのかな?
食後もサイトでまったり。
ここ「道の駅びえい白金ビルケ・キャンピングサイト」は本当に快適なP泊地でした。
全国的に道の駅の一部の駐車場をRVパークにしてくれているところは増えて来ましたが、ここまで整備してくれているところはなかなかありません。こんなに気軽に快適にP泊を出来るところが、これから益々増えてくれたら嬉しいところです。
夜は花火もして、今日も満喫した一日となったのでした。
さて、明日は出発だよ!
備忘録
8月10日(水)
道の駅びえい「白金ビルケ」キャンピングサイト11:50→三愛の丘展望公園→12:40美瑛駅13:20→14:30ファーム富田15:05→15:40道の駅びえい「白金ビルケ」キャンピングサイト
この日の走行距離:牽引あり0km+牽引なし71km=71km
この旅での走行距離:牽引あり1798km+牽引なし530km=2328km