親ばかパパの子育て日記

キャンピングトレーラーであっちへこっちへ!

2022.3 トレーラーでスキー 【 凍結対策 】

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 2021-22冬はトレーラーでスキーを楽しみました。

 この冬、我が家がホームゲレンデにしたのは八ヶ岳の麓にある「シャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳」です。標高が1400mある野辺山高原の冬は、降雪は少ないものの1〜2月の最低気温は−15℃が当たり前。そのために、凍結対策を色々と考えて挑みました。

 ここでは、トレーラー仲間から頂いたアドバイスと、私が失敗から学んだ「凍結対策」を紹介します。

 

 

 FFヒーター

 

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 スキー場に滞在している間はFFヒーターは点けっぱなしにしておいた方がいいようです。

 途中で消してしまった場合、再点火すれば室内温度はすぐに上がりますが、水回り(配水管)が凍結してしまうと溶かすのが難しいからです。

 

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 また、我が家のトレーラーにはガス式FFヒーターと灯油式FFヒーターが付いていますが、灯油式の方が断然暖かいです。外気温が-10℃だろうが、-15だろうが全く関係なしに温まります。

 ただ、灯油式はポンプの音が気になってしまうんですよね…。そのため、寝る時だけはガス式を使うようにしていました。

 

 扇風機

 

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 灯油式FFヒーターのように足元から温風が吹き出てくるタイプならいいのですが、ガス式FFヒーターをオイルヒーターモード(!?)で使った場合、熱は全て天井に溜まってしまう悩みが発生します。そのため、二段ベッドの上で寝ている長女は

暑くて寝れなかった!

 と言い、下段で寝ているパパは

寒くて寝れなかった…。

 と言い、奥のダブルベッドで寝ている奥さんからも

寒かったよ…。

 いうことになります。

 

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 そのため、家にあった小型扇風機を活用してみました。

 

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 これにダンボールで台座を作り、転倒防止のために水の入ったペットボトルを重しにし、インバーターを介してAC100Vで駆動させてみました。

 効果は絶大でした!

 

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 おまけの話として、ガス式FFヒーターを温風モード(!?)にすることもできるのですが、我が家のトレーラーでは温風を通すダクトが床下を、しかもこんなに長い距離を通っているため、外気温が−10℃にもなると車内の吹出口に着く頃には冷風になってしまうんです…どうしたもんだか。

 なので、ガス式FFヒーターを使う際はいつもオイルヒーターモード(!?)にしています。

 

 水回りの凍結対策

 

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 FFヒーターを点けっぱなしにしておけば、車内の給水タンクが凍ってしまうことはありません。ただし、−10℃を切ると配水管の中が凍り始めていました。朝になったら水道の水がチョロチョロしか出なくなってしまったんです。

 

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 そのため、就寝時間は収納扉を全て開けておき、配水管にも暖房の熱が届くようにしました。

 別に一日中開けっ放しにしなくても、就寝時間にこれっぽっちのことをしておくだけで、配水管の凍結はしなくなりました。

 

 棚の中の凍結対策

 

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 トレーラーの室内温度が20℃に保たれていても壁(車内側)はキンキンに冷えており、収納棚の中は極寒になっています。

 配水管が凍ってしまう理由もこれにあると思うのですが、なんと収納棚の中にしまっていた服も凍ってしまいました。一度着た服は汗が凍ってバリバリに…。

 

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 そのために、就寝時は扉という扉は全て開けておくようにしました。

 −5℃くらいまでならここまでしなくても大丈夫でしたが、−10℃を切る時はこれくらい徹底しておく必要がありました…。

 

 トイレの凍結対策

 

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 気温がマイナスになると、トイレタンクも凍ります。

 タンク内まで車内の暖房は届かないので、当然といえば当然でしょう。

 

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 対策としては、消臭剤と一緒にウィンドウウォッシャー液をタンクに入れておきました。消臭剤とウォッシャー液を混ぜてしまって、「変な匂いやガスが発生しないのか?」「消臭剤の効果は薄れないのか?」と心配にもなりましたが、トレーラー仲間の話でも問題ないとのことでした。

 普段から使っている消臭剤『ブルートップ』200ccに、−30℃対応に希釈したウィンドウウォッシャー液2Lを混ぜてタンクに入れて使用してみました。結果、匂いも凍結も全く問題なしでした!

 

 排水タンクの凍結対策

 

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 我が家のトレーラーにはDIYで設置した塩ビパイプの排水タンクが付いています。このことについても、トレーラー仲間の話としては、「タンクに入ってしまった排水が凍ってしまう分には問題ない。帰宅後すぐに処理はできないが、翌日の昼には溶ける。ただし、水道シンクから排水タンクまでの配管で凍ってしまうと困ったことになる。」という話でした。

 

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 という訳で、我が家のトレーラーで問題になるのはこの部分です。

 ここに溜まった水が凍ってしまうと、配管を塞ぐことになってしまいます。

 

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 対策としては、使った水はその都度タンクへ流さずトレイに溜めておく。そして、トレイが一杯になったらタンクに流し、ウォッシャー液を適量流しておくようにしました。

 こうしておけば、配管内にはウォッシャー液が溜まることになるので凍ることはありませんでした。

 

 バッテリーの寒さ対策

 

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 我が家のトレーラーに積んでいるバッテリーはG&Yuのセミサイクルバッテー115Ah✕2個(並列接続)です。

 バッテリーの性能は低温になるほど落ちてしまうことはよく言われていることですが、鉛バッテリーの場合、少なくとも暖房の効いた車内に置いてあれば、温度はそこまで気にしなくてよさそうです。

 ただし、先にも書いたように車内が暖かくても棚の中は配水管や服が凍る程の温度です。リチウムバッテリーの場合、気温がマイナスになると充電ができない特性があるので、ヒーターを取り付ける等の対策が必要になるようです。

 我が家のバッテリーは4年目を経過したのでそろそろ交換時期です。現在と同じ「鉛」にしておくか、最近話題の「リン酸鉄リチウム」にしてみるか、悩んでいるところです。

 

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 そんなこんなで、「トレーラーでスキー! 【 凍結対策 】」をまとめてみました。

 参考にして頂けたら幸いです。

 

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