我が家のキャンピングトレーラー「AVIVA472PK」は4年目の車検を迎えました。車検の依頼先は、トレーラーの購入先でもある「デルタリンク千葉店」です。
この4年間での走行距離は23281km、泊数は182泊でした。これからも、ガンガン更新していますぞっ!
このトレーラーは10月に九州を旅した際に足回りのトラブルが発生してしまいまして、部品待ちで4か月間も鹿児島に置いておくことになってしまいました。3月に車検が切れてしまうから、冷や冷やしてたんですよ…。
手配した部品はアクスルシャフトというかなり大型のもの。当然、船便で運ぶ予定だったのですが、ただでさえ「乗せてから1か月かかる」という話だったのに、これまたコロナの影響でヨーロッパは物流が混乱状態。いつになったら船に載せられるのかもわからない状態でした。
また、これまたコロナの影響で荷物が少なく、色々な行き先の荷物を寄せ集めて載せてしまうそうです。そのため、例え船に載せられたとしても、シンガポールに寄って、ベトナムに寄って、韓国に寄って…という感じでなっかなか日本までやって来ないのだとか。そんなこんなで、しびれを切らして航空便に切り替えてもらい、なんとか部品交換にありつけたのでした。よかったよ…鹿児島に置いたまま車検が切れることにならなくて!
さてさて、そんなこんなで鹿児島から神奈川まで1300kmを走って帰宅した後はその日のうちに全ての荷物を下ろし、翌日には神奈川から千葉までを走ってデルタリンク千葉店に入庫したのでした。ここまでの道のり、長かったなぁ~。
今回の車検でお願いした作業
① 足回りの総点検。
② ホイールハウスの修理
③ タイヤ交換
④ 冷蔵庫の修理
⑤ プロパンガスの充填
① 足回りの総点検
「九州の旅」の途上、画像左のように車高が下がってしまいましたが、アクスルシャフト交換により画像右のように復活しました。
この交換作業は鹿児島にて「三菱ふそう」さんにやっていただいたため、デルタリンクにて改めて取付状況の確認をしてもらいました。
ところで、「結局のところ、どんな故障だったのよ?」って話ですが、デルタリンクで詳しく話を聞いてきました。
まず、画像左のように左右のタイヤを結んでいる車軸を「アクスルシャフト」といい、断面図にすると中は画像右のようになっているそうです。右上・左上・下の三方向に円柱状のゴムが入っていて、中央にテトラポットのような形をしたシャフトが通っています。(イラストはPCで自作したため、車軸はゴツゴツした形になっていますが、実際にはもっと丸みを帯びた形をしているようです。)
それがそれが、画像左のように円柱状のゴムが外に飛び出てきてしまい、クッションを失った車軸が上に上がってしまった。そして、タイヤも上に上がってしまった。よって、車高が下がってしまった。という現象だったらしいです。画像右はアクスルシャフトを交換した後の正常な状態です。
この「ゴム飛び出し」について、デルタリンクとしては「極めて珍しいトラブル」とのことで原因という原因はわからないとのことですが、ヨーロッパではトレーラーの数が多いだけあって事例はいくつかあるようです。
②ホイールハウスの修理
車高が下がったことで、タイヤに削られてホイールハウスの天井には穴が開いてしまいました。穴からは車内の配線まで見えてしまっています。
これを完璧に直すとなれば、交換部品を本国から取り寄せて交換はできるそうです。ただ、場合によってはフレームを外すかも…というくらい大掛かりな作業になるので、工賃がかなりかかってしまうとのことでした。また、穴に当て布のようにプラスチック素材を張り付ける修理もあるそうですが、それでも数万円かかってしまうとのこと。
なので、とりあえずはアルミテープのままでいくことにしました。
③タイヤ新調とスペアタイヤの準備
これまで使っていたタイヤはYOKOHAMAのスタッドレスで使用期間はまだ2年でしたが、新品に交換しました。ホイールハウスにあれだけの穴を開けるほど擦り付けて走っていた訳ですから、タイヤはそれなりのダメージを受けているハズです。走行中のバーストは怖いので、安全のために交換することにしました。
また、外したタイヤの1本はスペアタイヤにしました。というのも、このトレーラーにはスペアタイヤが装備されていなかったんです。パンク修理材だけ付いていました。しかしながら、走行不能になってしまったトレーラーの陸送は想像以上に大変だということを今回のトラブルで学んだので、スペアタイヤを用意することにしました。
スペアタイヤの保管場所について悩みましたが、結局のところはフロントベッドの下になりました。いやはや…タイヤって、外すと本当にデカいな。
④冷蔵庫修理
我が家のトレーラーでの自慢の(!?)の一つは、この大型冷蔵庫です。基本的に旅行中は一日三食を自炊する我が家にとって、冷蔵庫は必須です。そして、こいつには冷凍庫もついているので、肉をカチンカチンに冷やして持ち運ぶことができて大活躍しています。
また、こいつの偉いところは、「DC12V・AC100V・ガス」を自動で切り替えてくれるところです。走行充電が来ている時はDC12Vで、それがない時はAC100Vで、それもない時はガスで、という感じです。なので、スイッチさえ入れておけば移動中はDC12Vで冷やしてくれ、休憩等でヘッド車のエンジンを切った時は自動的にガスに切り替えてくれるという訳です。
それがそれが…DC12Vが使えなくなってしまいまして、手動でDC12Vにしようとしてもスイッチが入らなくない。という訳で、点検をしてもらいました。結果的には部品交換で修理ができたそうです。
⑤プロパンガスの充填
以前、プロパンガスの充填をしてくれるガス屋さんの探し方について、こんな記事を書きました。
プロパンガスの充填については困っている方が多いようで、この記事は私のブログの中で一番アクセス数が多い記事になっています。
さて、この記事の中で記したように、私もELGさんに紹介してもらったガス屋さんでガスの充填ができるようになりました。そのお店は街中にある小さな燃料屋さんで、灯油の移動販売などをメインとしているお店でした。しかしながら、「事業を縮小することになりまして、プロパンガスの取り扱いはやめることになりました。」なんて、言われてしまったんです…。ELGに改めて紹介をお願いしましたが、今のところ見つかっていないらしいです。
という訳で、今回は車検のついでにデルタリンクで充填してもらいました。しかしねぇ…今後もガス充填のためだけに神奈川から千葉までやってくる訳にはいきません。なので、これからどうするか困っているところです。
そんなこんなの、「AVIVA472PK」4年目の車検でした。
いやはや…カネかかりますな。(涙)
<備忘録>
デリカD:5は80000km突破です!