鹿児島滞在4日目。
今日やることは、①「陸送費の見積もり」、②「陸送費の負担についての回答」をもらうことです。どちらも夕方になりそうなので、昼間は遊びに行くことにしました。
今日、目指すことにしたのは「県立吹上浜海浜公園」です。こちらも先日の「吉野公園」と同じく鹿児島県立の都市公園。やっぱり、子どもは公園が一番喜びます。トレーラーのことが心配で仕方ないパパは観光をする気分でもないので、結果としてはこういったところで“のんびり”できるのが一番の気晴らしなのでもありました。
県立吹上浜海浜公園 ~ 日本三大砂丘で砂遊び ~
鹿児島市内から1時間。県立吹上浜海浜公園に到着しました。
地図をパット見た時は「そこそこ遠いかな…。」という気がしていましたが、道がいいので早かったです。いいなぁ、昨日の指宿といい、1時間圏内にこんなにたくさんの遊び場があるなんで。
吹上浜は「日本三大砂丘」にも選ばれている砂浜。その長さはなんと47kmもあるそうです。私の住む神奈川県で例えれば、鎌倉から小田原までの距離よりも長いことになります。そんなに長い砂浜、想像するだけでロマンチックですねぇ。
そして、その長い砂浜の南端に「吹上浜海浜公園」があり、園内にはキャンプ場も併設されています。本当は指宿の次はここでキャンプの予定だったんだよなぁ。悔しい…。
しかもこのキャンプ場、3240円/泊で「電源込」「サイトに水道あり」「洗濯機・乾燥機・温水シャワー無料」という、リーズナブルな料金も超魅力的なのでした。 子どもが遊び放題な大規模公園とキャンプ場がセットになっているというだけでも嬉しい話なんだから、ますます悔しいです…。
よし、遊ぶぞぉ~♪
他にもう一家族が遊びに来ていましたが、ほぼ貸し切り。
ありがたいです。
大人と赤ちゃんはホップアップテントでまったり。
そして、お楽しみのお弁当の時間。
さて、ちょこっと他の遊びもしてみましょう。
レンタサイクルで公園を走ってみることにしました。
公園内で借りられる自転車は2時間で大人230円、子ども110円。さすが県立の施設です。ありがたいなぁ。
公園内のサイクリングロードは吹上浜自転車道の一部にもなっているようです。
これだけの距離を自由に走れる機会はそうありません。二人ともテンション高めでペダルを漕ぎ始めました。
こんな道なら、パパも安心。
これは、楽しいサイクリングです。
途中、「展望台」の案内があったので自転車を置いて歩いてみました。
せっかくの「日本三大砂丘」ですからね、どれだけ長いのか、この目で見てみてみたいじゃないですか!
展望台は古びたウッドデッキがポツンと置かれた、なかなか風情のある場所でした。
ポカポカ陽気で、余計に気持ちがよくなる眺めです。
子ども達は当然ながら眺めるだけは満足できず、走り出していきました。
これは、でっかい砂場だな。
遊び放題だ。
裸足になって水に入り、
貝殻を拾って、いつまでも飽きることなく遊んでいたのでした。
さてさて、ママと赤ちゃんが待っているから、先に進みましょう。
サイクリングロードは川の対岸まで続いていました。
おっ!自転車で吊り橋を渡るなんて、おもしろそうじゃないっ!
よしっ、行ってみよう!
パパはテンションが上がりっぱなしでもっともっと走りたかったのですが、意外に暑くて子ども達は電池切れ…公園の最奥までは行けずに引き返すことになりました。
まぁ、砂浜でもたくさん遊んだしね。十分かな。
トレーラーの陸送費は…?
サイクリングが終わり、ホップアップテントに寝転んでウトウトとしていた頃、デルタリンクからの電話が鳴りました。ドキドキです。
その結果、
①キャンパー鹿児島が探してくれた鹿児島~倉敷の陸送費の見積もりは50万円。
②本社にかけあったが、陸送費の負担はできない。
とのこと。ふぅ…これが現実か。
①「陸送費の見積もり」について:後ほどキャンパー鹿児島さんから聞いた話では、「普通車を運ぶ車載トラックには載らないので、大型を用意するしかない。そのため、それだけ大きな金額になってしまうようだ。」とのことでした。
②「陸送費の負担」について:トレーラーの保証は1年なので、故障の内容を問わず無償対応はできないとのこと。「みなさん、そういった時のために保険に入る訳ですし…。」と。まぁ、そう言われてしまえば、そうですね…。
ここで、トレーラーの保険について、少し書いておきたいと思います。知らない方には、「無保険?」って驚かれてしまうところですが、理由があるんです。
トレーラーを牽引して事故を起こしてしまった場合、対人・対物についてはヘッド車の保険を使うことができます。例えば、「トレーラーが内輪差で他の車や人にぶつかってしまった」という時、我が家の場合はデリカD:5が入っている保険で対応することができます。ただし、車両保険は適応されません。つまり、デリカD:5が車両保険に入っていても、トレーラーの破損や故障にデリカD:5の保険を使うことはできないということです。もちろん、トレーラー単体で入ることのできる保険というものも存在しています。なので、トレーラーに車両保険を付帯することはできるのですが、普通車よりも高額な保険料になってしまいます。
そのため、「車両保険のためだけに高額な保険料を払うのはいかがなものか?その都度、修理代を払った方が安いのでは?」と考えてトレーラーは保険に入いれていませんでした。しかしねぇ、まさか修理するための陸送費だけで50万円もかかってしまうことがあるとは…考えもしませんでしたよ。
できれば、知識も技術もしっかりとあるデルタリンクで直して欲しいと思い倉敷への陸送手段を探ってきたところですが、50万円はデカイです。当然ながら、輸送後は修理に必要な部品代や作業工賃なども加わっていくのだから、どんな金額になってしまうのか考えるだけで恐ろしい…。
そこで、キャンパー鹿児島に戻り、鹿児島で修理できる可能性について改めて相談してみました。すると、部品が揃ってもキャンパー鹿児島での修理はできないそうな…。道具がないのだとか。ただ、付き合いのあるトラック整備会社のトレーラー整備担当者が見に来てくれ、「部品さえ用意してもらえれば交換作業はできるだろう。」という話だったそうです。
ここは、鹿児島でお願いするのがいいか?
部品の調達には早くて1か月、遅くて3か月とのことでした。そうかぁ…年末までに修理ができたら、子どもの冬休みに合わせてまた九州に来て、旅の続きを楽しむなんて方法もありか…?なんて悠長なことを考えてしまったパパでした。
さて、明日、結論を出します。
(つづく)
<備忘録>
10月28日(水)
キャンパー鹿児島10:00→10:50吹上浜海浜公園15:10→16:10キャンパー鹿児島
本日の走行距離:牽引あり0km+牽引なし73km=73km
この旅での走行距離:牽引あり1787km+牽引なし331km=2118km