今日は宮崎を北から南へ縦断する予定です。しかしね…昨日は一日中雨で高千穂観光は何もできませんでした。う~ん…やっぱり高千穂峡くらいは子ども達に見せておきたいところです。
という訳で、今日はお昼までは高千穂に滞在して高千穂峡散策。そして、午後は高速を使って一気に南下して青島観光をすることにしました。もちろん(!?)、途中の宮崎市では“なんじゃこらシュー”と“なんじゃこら大福”も買っていく予定です。
今日は忙しいぞぉ~!
朝のお散歩 ~ 高千穂鉄道と高千穂鉄橋 ~
昨日は偶然の再会を経て、お世話になることになった高千穂YH。お母さん(YHのオーナー)とは、思い出話やらここ数年の近況報告などであっという間に楽しい時間が過ぎてしまいました。
やっぱり、ここに来られてよかったな。
降り続いていた雨がやんでいたので、朝は娘達と一緒にお散歩をしてみました。
背景に写っているのは旧高千穂鉄道の高千穂鉄橋です。下を流れる岩戸川からの高さは105m。運用時は日本で最も高い鉄道橋でした。私は何度も高千穂鉄道に乗ってあの橋を渡ったことがありましたが、橋の中央部で最徐行してくれるサービスがあり、目をくらませたことを覚えています。
廃線となってしまった今は観光用のトロッコ(高千穂あまてらす鉄道)があの橋を渡っているそうな。廃線になってしまっても、その遺産が活用され観光客が集まってくるという話は嬉しいものです。
さて、出発です!
また、ひょいと遊びに来ますねぇ~♪
高千穂峡散策 ~ ボートは断念! ~
まずは「RVパーク高千穂」に戻ってトレーラーを連結。そして、ゴミ捨てや排水処理などを一気に済ませて、大慌てでチェックアウト。
そして、
高千穂神社にやって来ました。
心配していた駐車場ですが、これまたコロナ禍ということもあってか観光バスは一台も止まっておらず、優々と止めさせてもらうことができました。
まずは神社でお参り。そういえば、うちの長男はまだお宮参りをしていなかったな…。ここではダメ?
なんて無精なことを考えてしまいましたが、たしか、お宮参りは地元の神様に誕生の報告をしに行くものだから…ここではダメですね。(笑)
さて、この後は高千穂峡を目指す訳ですが、神社の裏から続く遊歩道を歩いていくことにしました。
高千穂神社から高千穂峡の“真名井の滝”までは歩いて25分程です。
道は渓谷を目指して一気に階段で下っていきます。
なので、ここを歩く時は「高千穂神社→真名井の滝」ルートがいいです。逆に歩くと、ひたすらこの階段を登ってくることになりますんで…。
おぉ~♪
見えてきましたよぉ~!柱状節理が!
「神橋」を渡って、渓谷をまたぎます。
ちなみにこの道路は、熊本と延岡を結ぶ国道の旧々道なんです。この道の狭さが、高千穂は神々が宿る「山奥」であったことを物語っているように感じてしまいます。
手前が「神橋」-竣工年月:大正?年、長さ31m、高さ31m、石製。
中央が「高千穂大橋」-竣工年:昭和30年、長さ96m、高さ:75m、鉄製。
奥が「神都高千穂大橋」-竣工年:平成15年、長さ300m、115m、コンクリート製。
渓谷にかかる3本の橋が時代の流れを表現しています。ちなみに、私が高千穂に通っていた頃はまだ「神都高千穂大橋」はなく、「高千穂大橋」が主要道路でした。なので、町を車で走ってみると随分とルートが変わっており“浦島太郎状態”になりましたよ。(笑)
高千穂峡の柱状節理は阿蘇山の噴火によって作られました。
直線距離で20km(車で1時間)も離れた阿蘇山からここまで火砕流が流れてきたというんだから、阿蘇山の噴火ってどんなにすごかったんでしょう?
おっ!
真名井の滝が見えてきたよぉ~♪
渓谷に落ちる“真名井の滝”とそこに浮かぶ手漕ぎボートのある風景。高千穂峡を知らなくても「この写真、どこかで見たことがあるなぁ」という人は多いのではないでしょうか?
私が初めて九州を自転車で旅行していた時も、「高千穂に行ってみたい!」と思ったのは、ガイドブックでこの滝の写真を見たからでした。何度見ても、心が和む風景です。
子ども達は予想通りに、「ボート乗りたぁ~い!」とのこと。もちろん、パパも「乗せてあげたい!」と思って高千穂にやって来ました。しかしね…とんでもない値上がりをしていたんです!!!
以前は30分1500円でした。なので、YHに1人旅のホステラーさんがいれば、「一緒に乗っておいでよ!2人で乗れば、一人750円でいいだから。」と声をかけて、カップル誕生を期待していたもんです。
それがそれが、今では基本料金3000円+大人(小学生以上)1000円+子ども(未就学児)500円とのこと。えっ!?それって、大人3人で乗ったら6000円って、ことですよね?大人1人+子ども2人でも5000円?いくらなんでも、やり過ぎじゃないですかぁ~?
とう訳で、我が家は断念。とても、30分のボートに5000円は出せません…。子ども達はなかなか諦めてくれませんでしたが、「お客さんがいっぱいで乗れないんだって。」と話しておきました。う~ん…残念。というか、酷い!
高千穂神社までの帰り道は車道を歩いていきます。あの階段を登って帰るのは大変ですからね…。
とは言っても…車道もこんなヘアピンカーブの連続。赤ちゃんを抱っこの身には、それなりに大変でした。
高千穂神社に戻った後は、「道の駅・高千穂」に移動。
ここも、私が“高千穂通い”をしていた頃にはなかったものなので、とても新鮮です。
トレーラーで昼食。
時間が詰まっているので、パンでサクッと済ませました。
宮崎名物の“なんじゃこりゃ”
さて、出発です!
目指すは宮崎シティ。そして、青島です!
延岡からは高速道路へ。
2車線の高速ですが、”した道”とはやっぱり違います。というか、トレーラーを牽いているとどうせ80km/hしか出してはいけないので、4車線道路となんら変わらないんですよ…。(笑)
さてさて、青島を目指して車を走らせましたが、宮崎市内にちょこっと寄り道。「お菓子の日高・工場直売店」です。ここに来た目的な、”なんじゃこりゃ大福”と”なんじゃこりゃシュー”を買うため。
ちなみに、、”なんじゃこりゃ大福”はオンラインショッピングでも購入できますが、“なんじゃこりゃシュー”は店舗でしか購入できません!
夕日に照らされた青島 ~ 鬼は何を洗ったのかな? ~
さて、目的の品を手に入れることができたので、さらに宮崎県を南下します。
う~ん!「南国」って、雰囲気です!
16時過ぎ、青島に到着しました。もう、陽が沈んでしまいそうだ…急がないと!
心配した駐車場ですが、『青島大型バス駐車場』に止めることができました。料金は一日1000円という良心的なお値段です。
夕日に背中を押されながら、青島に向かいます。
ほらほら、これが「鬼の洗濯板」だよぉ~♪
果たして、子ども達は「洗濯板」が何かわかるのだろうか?という疑問も生じましたが、大好きな絵本『せんたくかあちゃん』で洗濯板を知っていたので、この海岸の岩を洗濯板に重ねて想像するのは容易だったようです。
しかしながら、子どもながらに面白い疑問が…。
鬼は何を洗濯したのかなぁ?
自分の身体を洗ったのかなぁ?
洗濯板は服を洗うものだよ。
でも、鬼は服をきていないよ。パンツだけ。わかった!パンツを洗ったんだね!
ツノも洗ったかもね。
パパが見せたいと思っていた「鬼の洗濯板」はそれなりに興味を持ってくれたみたいですが、やっぱり楽しいのはこっちみたい。
冷たい風に吹かれながらも、貝殻拾いを楽しんでいました。
さてさて、青島に来たんだから、ちゃんとお参りしておかなきゃね。
神社はあまりにも「観光地化」されていで少し冷めてしまいましたが、白い砂の参道とその先に広がる青い海はいい絵になっていました。
砂浜をお散歩。
そして、風を避けられる場所が見つかったので、「おやつタイム」にしました。
楽しみにしていた、「なんじゃこりゃシュー」です!
「何が“なんじゃこりゃ”なんだ?」って、まずは大きさでしょうか。2人で一つでも十分なサイズです。ちなみに、お値段は一つ¥600円なり。お店には、「日本で一番高いシュークリームかも!」なんて書かれていました。
パパと長女、ママと次女が“ペア”になって食べることにしました。
ちなみに、大きさと値段以外で、このシュークリームの“なんじゃこりゃ”なところは、中身です。イチゴ、栗、チーズがクリームと一緒に押し込まれているんです。なので、見た目の大きさ以上に、”食べた感”があるんですよっ!
しかしながら…予想はしていたけど、なかなか“平等”には分けれくれません。 パパは栗もイチゴも長女に取られてしまい、普通のシュークリームになってしまいました…。
一人一つでも食べてしまったかもしれませんが…予算的に無理ですね。(笑)
再び貝殻拾い。
後ろに伸びる影がどんどん長くなっていきます。このゆったりとした時間の流れ、いいな。
こんな時間に来たので青島の名物であるエメラルドグリーンの海が見られなかったのは残念ですが、夕日に照らされた海と砂浜の眺めもそれはそれでいいものでした。なんたって、観光客が少なくて、静かなところがよかったです。
太陽が山の向こうに沈んでしまいました。
さて、行きますか!
道の駅なんごう
さて、今日は道の駅でP泊の予定です。
デリカD:5+トレーラーをさらに南へ走らせました。
すっかりと日が暮れてしまった18:40。「道の駅・なんごう」に到着しました。
目の前の国道を走る車は滅多になくて、静かなところでした。これだけ照明があったので助かりましたが、なかったら怖くて眠れなかったかもしれません。
そんなところでしたが、なんと、ここで野宿をしようとしている自転車旅行者に遭遇。彼は日本一周中だそうで、しばらく自転車旅の話で盛り上がってしまいました。
今日は移動距離が長かったので、到着が随分と遅くなってしまいました。いつもなら夕食を終えている時間です。奥さんが素早く夕食作りに取り掛かってくれました。
そして、長女と次女は…
洗濯畳み係をしてくれました。
昨日、高千穂町のコインランドリーで洗濯&乾燥をしたものの、畳む時間がなかったのでベッドの上に放り投げておいたままだったんです。 3日分もの洗濯になるとかなりの量なので、二人が頑張ってくれて助かりました。
また、長男はベッドの上に転がされていてもニッコニコ。空気を読むのが上手だね、君は。
さて、夕ご飯でぇ~す!
いただきまぁ~す!
食後のまったりタイム。
長女と次女は長男に絵本を読み聞かせてくれました。
これがこれが…生後2か月半の長男。一丁前に絵を目で追っているではないですか!大したもんだねぇ~♪
この旅が始まって9日目になりますが、その9日間だけでも成長が垣間見られて驚かされるパパでした。
とこで…道の駅に到着して辺りを偵察していたら、こんな看板を見つけてしまいました!ここから4km先が通行止めだなんて…どうりで車通りが少ない訳だ。
ちなみに、ここまで来る途中、道路上の電光掲示板には「3蜜を避けましょう」なんてコメントが書かれていたんです。
それを見て奥さんとは、
わざわざ、道路に書くことかな?
他に書くことがないんじゃない?
なんて、話をしていたんですよ。
いやいや…この先が通行止め(しかも国道がですよっ!)になっているなら、そのことを書いておいて下さいよ…。
明日は都井岬を目指す予定です。う回路の県道はかなりの山道になってしまうようなので、トレーラーを牽いて行くにはリスクがあります。こりゃ、かなり引き返さないといけないな…。
まぁ、自転車だったらゲッソリですが、車だからね。大人しく迂回することにしましょう。さてさて、おやすみなさぁ~い!
<備忘録>
10月23日(金)
本日の走行距離:牽引あり208km+牽引なし4km=212km
この旅での走行距離:牽引あり1502km+牽引なし72km=1574km
高千穂YH→RVパーク高千穂→高千穂神社…高千穂峡…高千穂神社12:50→お菓子の日高工場直売店→GS→16:10青島17:30→18:40道の駅なんごう