親ばかパパの子育て日記

キャンピングトレーラーであっちへこっちへ!

2020.10 九州の旅(4日目) ~ 別府地獄めぐり・志高湖キャンプ場 ~

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 さて、今日は“地獄めぐり”をする予定です。そんな話をしたら、次女は“地獄”が何かわからないようでした。

地獄って何?

悪いことをした人が連れていかれるところだよ。

(悪いこと)してないのに、なんで行くの?

本当にしていない?

…………。

 と、脅しになってしまいましたが、地獄蒸しプリンの話をしたら二人とも大盛り上がり。

早く地獄に行って、プリン食べたぃ~♪

 朝からハイテンションとなったのでした。

 

 

 朝から電話が鳴った。嫌な予感…

 

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 今日もいい天気。気温は昨日より4℃も上がり、最高気温は24℃とのこと。気持ちのいい一日になりそうです。子ども達は目覚めると早速、湖の白鳥に挨拶に行っていました。

 

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 さてさて、朝ご飯です。

 そしたら、朝だというのに自宅の近所の方から電話がかかってきました。なんだろう…家に何あったかな?一番、心配なのは火事だけど…違うよね?

 「おたくの畑、イノシシにやられたよ。サツマイモは全滅。落花生も半分くらいやられてる。よかったら、残りの落花生は今日のうちに収穫しておくよ。」

 とのことでした。なんてこった…。

 先週、近くの畑がやられたという話は聞いていたので時間の問題かとも思っていましたが、こんなにすぐに来られてしまうとは…。イノシシに畑を荒らされたのはこれが初めてです。今年はクマやイノシシによる被害をよく耳にします。これも地球温暖化の影響でしょうか?

 それにしても、我が家の畑にやって来るということは…イノシシは道路を歩いて来る訳です。これからの時代、夜道を歩く時はイノシシに出会ってしまう心配があるってことですね…これまた、「なんてこった」です。

 さて、気を取り直して出発です。キャンプ場から別府市内までは10km。車で15分程の距離です。

 

 まるで天国のような“地獄めぐり”

 

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 別府は温泉の源泉数が世界一、湧出量は日本一というまさに日本を代表する温泉の街。街のあちらこちらで温泉が湧き出ています。そして、その温泉の噴気・熱泥・熱湯などを見て廻るのが別府の“地獄めぐり”。「海地獄」「血の池地獄」「龍巻地獄」「白池地獄」「鬼石坊主地獄」「鬼山地獄」「かまど地獄」の7つの地獄があるそうです。それぞれの地獄は歩いて回れる距離にあるものから、車で移動するものもあるとか。しかし、ねぇ…7つも廻るのはとても大変。なんたって、3人の子連れですから。という訳で、我が家は1か所をじっくりと見ることにしました。

 さてさて、やってきたのは「海地獄」です。入場券を購入したら、なんて可愛い鬼!地獄のイメージとはかなり違います…。(笑)

 ちなみに、入場料は1か所400円ですが、共通券を購入すると2000円(HPの画面をスマホで見せれば1割引き)で7か所の地獄を回ることができます。

 

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 入場ゲートをくぐると、あまりにも「観光地化」されていて拍子抜けしてしまったパパとママ。徳島の「かずら橋」を訪れた時と同じような“ビックリ”を味わいました。(笑)

 

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ここは天国ですか?

 というくらい、明るく綺麗なところです。青森の恐山は本当に怖かったけどな…。まぁ、これはこれでアリなんでしょうか。

 

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 お待たせいたしましたぁ~。

 地獄に到着で~す!

 

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 なんて綺麗な地獄でしょう~♪

 

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 いやはや本当に綺麗だな。

 ちょっと泳いでみたくなっちゃう!?

 

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 ちなみに、別府の“地獄”が観光地化されたのは明治初期とのこと。

 もともと、別府の鉄輪地区は湯治湯として年間3000人程が訪れていた場所だったとか。そんな中、この辺りに点在していた“地獄”の熱泉は田畑を荒らす厄介者だったそうです。それがそれが…湯治客は海地獄の美しさに魅了され、お金を払ってでも見たがったのだとか。その時、初めて地主は「海地獄の美しさが商売になる」ということに気づいたそうです。

 まさに、「逆転の発想」ですね。

 

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 資料展示室には、明治初期のこの辺りの写真が飾られていました。

 海地獄の脇にあるあぜ道を地元の人があるいている様子が写っています。当時の人々は、まさか100年後にこの辺りが…

 

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 こんな光景になるとは考えもしなかったでしょうね。

 

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どうだい?生まれて初めてみる地獄は?

  ちなみに、ボゴボゴと湧き出ている熱泉は50年前に降った雨の水だそうです。すごいなぁ…自然は偉大です。

 

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 別府の“地獄めぐり”といえば「血の池地獄」が有名ですが、実は「海地獄」にも“血の池”はあるんですよ!

 やっぱり、子ども達は興味津々な様子でカメラを向けていました。

 

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 こちらは大鬼蓮(オオオニハス)。

 アマゾン地方の水性植物で、葉は直径2m、花の大きさは40cmにも成長するのだとか。その巨大な葉には、体重20kgの子どもが乗っても大丈夫だそうです。うちの子ども達は…ギリギリアウトですね(笑)。

 

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 「木になっているバナナ」を初めて見た子ども達、かなりビックリしていました。

 青いバナナを見たのも初めてかな?

 

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 せっかく別府に来たのだから、温泉に入らなければ!?という訳で足湯も満喫しました。

 『海地獄』は7つある地獄めぐりの中でも一番規模の大きい海地獄なので、観光客もたくさんでした。しかし、足湯に足を運ぶ人は少ないみたいで、海地獄の中でもとても静かなところでした。みんな、7つも地獄を巡らなきゃいけないから忙しいのかな?

 

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どうだい?生まれて初めての温泉は?

 なんだか、毎日のように“生まれて初めて”を経験してるね。まぁ、生まれて2か月なんだから、何やったって初めてか。(笑)

   最後に、お土産屋さんでこんなタイムリーなものを見つけてしまいました。

 

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 話題性はあるけど…ちょっと酷くない?

 

 地獄蒸しプリンはやっぱり岡本屋

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 地獄蒸しプリンはあちこちにあるようですが、やっぱり『元祖』である岡本屋さんにやって来ました。“海地獄”から車で10分もかからない距離です。

 

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 しかしながら大人気な岡本屋さん、駐車場は満車。お店は交通量の多い国道500号沿いにあるため待機もさせてもらえず…警備員さんには、「ダメダメ!止まらないで、行って行って!」と随分と冷たくあしらわれてしまいました。

 けれど、岡本屋さんの地獄蒸しプリンは諦め切れない。という訳で、その先に車を路駐してテイクアウトでプリンを4つ購入してきたのでした。

 

 午後はキャンプ場で白鳥ボート

 

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 キャンプ場に戻ってきました。どれくらい空いたか期待していましたが…湖畔のサイトは昨日とあまり変わらない様子でした。やっぱり、湖畔への移動は難しそうです。ただ、私達が陣取った広場(駐車場)サイトは貸し切りになりました。

 さて、お昼ご飯の時間だけど、まずはプリンでしょっ!せっかくなので、湖の見えるサイトにコットとイスを持っていき、日向ぼっこをしながら“地獄”の味を楽しむことにしました。

 

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どうだい?地獄のお味は?

 

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 さてさて、午後はキャンプ場でのんびりします。

 昨日から子どもが二人して

白鳥のボート乗りたい!

 って、しつこ過ぎるくらいに言い続けていたので、今日は大枚をはたいてあげることにしました(大げさ過ぎ!?)。30分で1100円です。

 

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 ボートは3人乗り。真ん中の人がハンドルを握り、左右の二人がペダルを漕ぎます。

 次女はまだハンドルの操作方法がわかっていないようでした。右いっぱいに切った状態でハンドルを握り締め、

なんで、動かしてないのに曲がっちゃうのよぉ~!

 と怒っていました。

 

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 その点、長女はハンドルの理屈が少しわかっているようで、華麗にハンドルを回していました。

 ただ、ボートを真っ直ぐに進ませるためのハンドルの位置はわからないようで…常に右か左へハンドルを切って、「ジグザグ走行」をしてました。(笑)

 

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 湖に出てみると、由布岳(鶴見岳?)が綺麗に姿を見せていました。

 

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 いやぁ、本当にいい眺めだな。

 「ほんとうに気持ちのいいキャンプ場」に選ばれるだけあります。やっぱり、キャンプ場は「眺め」が大事ですよね。

 

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 子ども達も念願のボートに乗れて満足したようでした。

パパは漕ぎ疲れましたけど…

 よかったよかった!

 

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 サイトに戻れば、貸し切りとなった広大な広場で遊び放題です。

 

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 ねーちゃん達がボートを楽しんでいる間、トレーラーでママとお留守番していた赤ちゃん。ベッドの上でご機嫌だったそうですが、この子がどんな景色を眺めていたのかというと…

 

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 うんうん。これまた、いい眺めじゃないですか!

 この子もキャンプを楽しんでくれたかな?

 

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 さて、まだまだ時間はたっぷりとあるので、湖を一周お散歩してみることにしました。

 湖の周囲は2kmです。

 

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 このキャンプ場の特徴は、「湖畔に車乗り入れ可能なフリーサイト」なのですが、実際には湖畔の芝生エリアはスペースが狭かったり、傾斜が強かったりして、実際にテントを張れる場所は限られています。

 また、トイレと炊事場はキャンプ場入口側に1か所しかなく、最奥部まで行ってしまうと「トイレ・炊事場まで片道10分!」ということになってしまうんです。よって、奥に行けば行くほど空いているようなのですが…

 

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 こんな道なのもネックなところ。昨日は、トレーラーを牽いて最奥部まで行くことを断念しました。

 というのも、道幅のことだけを考えれば、トレーラーを牽いていても走れない道ではありません。けれど、あまりにもキャンパーがひしめき合いテントがびっちりと張られていたものだから、「この先Uターンをする場所があるの?なかったら、ここをバックで戻るの?」と心配になってしまい、とても行く気にならかったんです。

 

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 最奥部のサイトはこんな感じ。やっぱり、空いています。(昨日はもっとキャンパーがいたと思いますが…)

 さて、このサイトの素晴らしいところは…

 

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 この眺めです!

 いやぁ~、いいなぁ。「ほんとうに気持ちのいいキャンプ場」はここのことを言っていたんでしょうね。問題はトイレと水ですけどね…。

 実際、ここにテントを張っているキャンパーは「ベテラン風」な方々ばかりでした。もちろんファミリーはいなくて、キャンプ場入口付近のサイトとは全く違った空気が流れているエリアでした。

 ※ トイレや炊事場へ行くのに車を動かすことは禁止されています。自転車はOKなのかな?自転車があれば、トイレ問題は解決できそうですが。

 

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 残念だなぁ。ここでキャンプできなかったのは。

 トレーラーがあれば「トイレ・水問題」は関係ありません。なので、余計に悔しい!

 まぁ、仕方ないですね。 

 

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 夕方になると、日帰り観光客の姿が見えなくなり、広場サイト周辺は静かな空気に包まれました。子ども達はやっぱり湖の白鳥やコイが気になるようで、二人で湖畔へ遊びに行っていました。

 遠くから二人の様子を見ていると…

 

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 芝生の斜面を転がって遊んでいました。

洗濯物が増えるじゃないか…

 と文句を言いたくなってしまうところですが、その二人の歓声は本当に楽しそうで、微笑ましく思いながら眺めていたパパでした。

 

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 昼間が暖かったからか、夕方になっても昨日ほどは気温が下がりませんでした。そして、長女が「炭でお肉を焼きたい!」というので、夕食はタープの外でBBQをすることにしました。

 うん。やっぱり、気持ちいいなぁ。屋根がないところで食べるご飯は。

 

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 そんなこんなで、2泊を過ごした志高湖キャンプ場でした。混雑具合はちょっと気になったけれど、念願のキャンプ場に来られてよかった!

 さてさて、『九州の旅』は順調に走り出した感じです。明日は、これまた楽しみにしていた『やまなみハイウェイ』に向かいますよぉ~♪

 

 <備忘録>

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10月18日(日)

キャンプ場9:20→9:40海地獄11:00→11:15岡本屋11:20→12:00キャンプ場

 

本日の走行距離:牽引あり0km+牽引なし25km=25km

この旅での走行距離:牽引あり1147.7km+牽引なし25km=1172.7km

 

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