親ばかパパの子育て日記

キャンピングトレーラーであっちへこっちへ!

2020.10 九州の旅(2日目) ~ 中国道を西へ!(兵庫→山口)・秋吉台家族旅行村 ~

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  神奈川から福岡までは1000kmもあります。突っ走ってしまえば1日で走れない距離ではありませんが、我が家はトレーラーを牽いていますので、例え制限速度が120km/hの新東名でも80km/hしか出すことができません。それになんたって、子ども達の「まだぁ~?」の合唱が始まらないようにするためには、長めの休憩が度々必要になります。そんな訳で、今回の旅では、片道3日かけて九州を目指すことにしました。

 そして、次に悩むのが、「どこで寝るか?」でした。高速の深夜割引のことを考えると途中のSA・PAで寝るのが一番効率いいのですが、昨日の記事に書いたように、SA・PAでのP泊はそれほど快適なものではありません。なので、「2泊連続はキツイな…」というのが正直な気持ちでした。

 いろいろと考えた結果、2泊目はキャンプ場に入ることにしました。そして、「高速のICからなるべく近いキャンプ場」という条件で探して見つけたのが、「秋吉台家族旅行村」でした。これがこれが、めっちゃくちゃ居心地のいいキャンプ場で、思わず九州に行くことを忘れて連泊したくなっちゃったぐらいのキャンプ場でしたよ!(笑)

 さてさて、今日の移動距離は470km。子ども達は耐えてくれるかな?

 

 

 中国道は快適なドライブコースでした!

 

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 3方向をトラックのアイドリングに囲まれながら過ごすことになった宝塚SAでのP泊。しかし、耳栓の威力は素晴らしいです。何度か目を覚ますことはありましたが、ほぼ熟睡で朝を迎えることができたのでした。

 奥さんは、「耳栓をしてたから、夜中に赤ちゃんが目を覚まして泣いていてもしばらく気が付かなかった…」と言っていましたが…(笑)。

 

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 さて、人間もデリカD:5もお腹いっぱいにして、再び出発です!

 

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 新名神をさらにさらに西へ!

 

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 この先、分岐をどっちに進むか悩みました。「距離の短い山陽道」をスパっと行くか、「車が少なくて走りやすい中国道」をのんびり行くか。

 そんな中、今日はせっかくキャンプ場に入るのだから早く着けた方がいいかな、ということで山陽道に進むことにしました。が…分岐点まで来てみると「山陽道 事故 東福山IC→尾道JCT通行止め」とのこと。結局は中国道を進むことになりました。

 ちなみに昨日は、新東名or東名を選択する際、比較的SAが空いている東名を使おうと考えていたら「事故通行止め」だったので、新東名を走ることになりました。長距離を走る時は、普段以上にアンテナを張っていないといけないことを身に染みて感じたのでした。

 

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 勝央SAで1回目の休憩。

 奥さんは、「売店をのぞいてみたら、方言が聞こえて遠くまで来たことを実感した」と話していました。そう、子ども達に方言を聞かせてあげたかった、というのもこの旅の目的の一つでした。「日本は広い」ということ、「いろいろあっていい」ということを知る一つのきっかけになればいいな、と思っています。

 

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 地方の高速道路は防音壁がないため、景色が楽しめるのがいいです。

 高速道路を走っていても、飽きることがありません。

 

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 せっかくなので、娘達には『こども地図絵本』を持たせて、その地方の話を聞かせながらドライブを楽しみました。

 長女も次女も、最近になって『県』の存在がわかってきたようです。2時間毎に休憩を挟みながら走ろうとすると一回の走行毎に県境をまたぐので、移動していることがより実感できているようでした。

 

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 今日は走りっぱなしの一日ですが、子ども達は飽きることなく楽しんでくれました。長女と次女はクイズを出し合って、大盛り上がり。

 

運転をたくさんしてくれて、ご飯を作ってくれる人はだぁ~れだ!

パパ!

せいかい!

 

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くろとしろのものなぁ~んだ!

シマウマ!

ちがいまぁ~す!

シャチ!

ちがいまぁ~す!

パンダ!

せいかい!

 

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 ママが考えた、「足して10になる数字はなぁ~んだ?」クイズも随分と盛り上がっていました。

 

 

 旅行中ですが、しっかり勉強までしちゃいましたね!(笑)

 

 また、二人には「お菓子詰合せ」の袋を持たせていました。個包装のお菓子がクリスマスプレゼントのように詰まったお楽しみ袋です。

九州まで3日かかるからね、ちょっとずつ大事に食べてね。

 と話しておくと、二人は10時と3時のおやつの時間を楽しみにして、長々と続く車中での時間を過ごすことができたのでした。

 

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オレもおやつ食べたいなぁ~!

 って、思ってはいたでしょうけど…。この子はこの子で、新しいチャイルドシートとデリカD:5の揺れを楽しんでくれていたようです。特に愚図ることなく、長い道中を過ごしてくれました。

 

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 途中、制限速度が60km/hになる区間もある中国道。山の中を進み、「ここ、高速?」と思えるカーブや上り坂が続く区間もありました。

 しかしながら、どっちみち80km/hしか出せない牽引走行ですから、60km/hは別にストレスのあるものではありませんでした。逆に周りの車の速度が落ちたので走りやすかったくらいです。

 相変わらず風景を楽しみながらのドライブが続き、「少し遠くなっても、中国道を使って正解だったな。」と思えるくらいでした。

 

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 七塚原SAで昼食休憩。

 

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 とってものんびりした、開放感のあるSAでした。とても、高速道路の途上とは思えません。

 しかもっ!

 

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 こんな遊具もあるし!

 子ども達には最高の気分転換ですね!

 

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オレも遊びたいなぁ~!

 

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 お昼ご飯は肉うどん。

 子ども達がアスレチックで遊んでいる間に奥さんが作ってくれました。

 

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 そして、おやつタイム?

 こちらも、奥さんが作って持参してきたマフィン。

 

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 公園横のテーブルで日向ぼっこをしながら頂きました。

 本当に快適なサービスエリアです。

 

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 さてさて、いよいよ「九州」の文字が見えてきましたよぉ~♪

 

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 山口県内に入ると風景がより山深くなります。

 途中、通過した「中国道最高地点」は標高が721mとのこと。知らぬ間に随分と登ってきたんですね。ちなみに、中国道では山口県内を中心に冬季は冬タイヤ規制が敷かれることもあるそうですよ。

 

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 鹿野SAで今日最後の休憩。

 あとちょっとだぞっ!

 

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 美祢ICで中国道を降ります!23時間かけて走り続けた高速道路の旅がここで終わります。神奈川から約900km!けれど、2日かけてのんびり走ってきたので、意外にもあっさりと着いてしまった気がしました。

 ちなみに、道路代は深夜割引を利用して13000円程。距離と時間を考えると、「安いな」と感じてしまいました。というのも、高速道路の料金は長距離逓減制となっているので、長距離を走るほどキロ単価は安くなります。具体的には、【(基本料金150円+24.6円/km)×消費税1.1=高速道路代】で計算されるところ、100~200kmでは25%引、200km以上は30%引になっているそうです。(ネクスコ中日本HPより)

そんな訳で、今回の神奈川→山口の移動では、ガソリン(軽油代)と合わせても、「約2万円で・家族5人が・我が家(トレーラー)を引き連れて・900kmを」移動できたことになり、「安い」と感じてしまったのでした。

 

 秋吉台家族旅行村

 

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  山口県内は国道が本当に素晴らしいです。どこも高速道路のようなもんなんですよね。山口に住んでいる友達が、「高速なんて、滅多に乗らないなぁ。」と言っていた理由がよくわかります。

 美祢ICで中国道を降りてからの道も高速となんらかわりなく、あっという間に秋吉台に到着しました!

 

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 さて、今夜の宿は「秋吉台家族旅行村」です!

 トトロがお出迎えしてくれ、子ども達はテンションマックスです!

 

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 パパが受付をしている間、子ども達はアスレチックへ一直線。

 

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 奥さんの話では、出来立てホヤホヤのアスレチックだったとか。

 

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 木材がとてもきれいで、いい香りがしていたそうです。

 

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 こ~んなブランコがあって、子ども達は大喜び。 

 

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  アスレチックとオートキャンプエリアは少し離れており、歩いて10分程かかります。

 あと少ししたら陽が沈んでしまうぞ…という訳で、子ども達はそのまま遊ばせ、パパは一人でオートキャンプエリアにデリカD:5を走らせてトレーラーの設置作業を済ませました。

 

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  今日のお客さんは我が家を入れて3組のみ。

 やっぱり平日のキャンプっていいなぁ~。

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 それにしても、素晴らしいキャンプ場です。設備が綺麗なことのみならず、この景色です!カルスト台地が丸見え!いやぁ~、連泊したいなぁ。こりゃ!(笑)

 しかしながら、幸か不幸か明日は土曜日なので満サイトとのことでした。こんなに広々としているサイトが満杯になるなんて信じられないくらいですが(新型コロナの関係で収容人数に制限をかけているのかもしれませんが…)、最近のアウトドアブームは山口県でも同じなんですね。

 

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 ママと子ども達が戻ってきました。

 

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  ここで、新調した子ども達のチェアをここでデビューさせました。どんな椅子にしようか随分と前から悩んでいたのですが、先月の裏磐梯でのキャンプでお隣さんが使っていたこの椅子を見て一目惚れ。即、ネットで注文したのでした。

 ビックリしたのは、子ども達は箱から出したチェアを見て、「おじちゃんのキャンプ場で、隣の人が使っていたヤツだぁ~。」と言ったことです。子どもの記憶力は素晴らしいですね。

 さてさて、ゆっくりと遊びたいところなのですが、やることがたくさんあって忙しいんです。パパは速攻ランドリーを回し、ママはご飯を作り、そして順番にシャワーを浴びに行き…。

 ちなみに、今回の旅行では、「どこで風呂に入るか(シャワーを浴びるか)」、「どこで洗濯をするか」、「どこでゴミ捨てをするか」が大きな課題でした。赤ちゃんがいるので、お風呂はできればキャンプ場内で済ませたい。子どもはすぐに服を汚すから、洗濯は2日に一度は回したい。ゴミはトレーラーのフロントロッカーに突っ込んでおけるけど、容量的に3日が限界。

 そんなことを踏まえ、宿探しに際しては、「お風呂(シャワー)あり・ランドリーあり・ゴミ捨て可」がポイントでした。ちなみに、ここ『秋吉台家族旅行村』は、その3つの条件をクリアしていて、おまけに1泊3700円という素晴らしいお値段でした。しかも、温水シャワーが無料です。いやぁ~、本当に居心地のいいキャンプ場です。

 

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 陽が暮れ、雨が降ってきました。気温もグッと下がってきました。外気温は17℃とのこと。過ごしやすい季節になってきましたねぇ~。

 

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 せっかくのキャンプ場利用ですが、明日も朝は早く出発なのでタープは張りませんでした。なので、ご飯はトレーラーの中で済ませます。 

 

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  夕食の準備を待っている間、子ども達はお勉強タイム。長い旅だから、こうやって学習時間を取ることも習慣づいたらいいな、と思ったのですが…結局は、この日が最初で最後でした。(笑)

 どうしても移動時間(車の中での時間)が長くなってしまうので、夜くらいは自由に遊ばせてあげたいな、と思うと、「勉強しなさい。」とは言えなかったのでした。

 

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  さて、いただきまぁ~す!

  いやぁ~、ご馳走だな。ママ、ありがとう!

 

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 この子は本当に空気を読んでくれます。普段は「抱っこ虫」なのに、こういう忙しい時は静かに寝ててくれました。というか、長時間の移動で疲れたのかな…。

 せっかくの旅なので、ついつい色々と動きたくなってしまうけど、この子のためにはゆっくりできる時間をたくさん作ってあげなきゃな、と思ったパパでした。

 

 大阪→九州のフェリー利用について

 

 神奈川→九州の自走について、パパは運転が好きだから問題なかったのですが、子ども達にとって片道1000kmの道のりは長すぎるかな、という心配をしました。そこで、大阪→九州間のフェリー利用についても検討しました。 ここに、私が調べたことを情報として記しておきたいと思います。

 

 フェリー会社(名門大洋フェリー)に確認したこと

 

・「GoToキャンペーン」はキャンピングトレーラーでも利用可能か?

 → ヘッド車が乗用車であれば利用可。予約の際、全長6m越えはネット予約ができないので電話で受け付ける。

 

・キャンピングトレーラーの料金

 → ヘッド車が乗用車であれば、乗用車の料金表で計算。6m未満の料金+1m増す毎の料金を合算し、ヘッド車+トレーラーの全長に適合させる。

 

・子ども3人(幼児2、乳児1)は無料になるか?

 → 大人1名につき幼児1名が無料。乳児は何名でも無料。なので、大人2名の場合、子ども3名(幼児2名+乳児1名)は無料になる。

 

・個室利用

 → 子ども(幼児2名+乳児1名)がいても、大人2名の料金のみでOK。ただし、下級の部屋ほどベッド幅が狭いため添い寝は難しいと思われる。デラックスやスイートであればベッド幅は広くなる。その場合でも大人2名の料金のみでよい。

 

・プロパンガスを積載したトレーラーの航送

 → 不可。

 

・航送中、トレーラーをAC100Vに接続させてもらい冷蔵庫の利用

 → 不可。

 

 私が考えたこと

 

 トレーラーをフェリーに乗せる場合、料金は「ヘッド車とトレーラーの合計の長さ」で計算されます。一般的な乗用車の場合、車長は5m未満ですが、我が家のデリカD:5+トレーラーの長さは12m未満になるしまうため、単純に乗用車2台分以上の金額になってしまいます。また、赤ちゃんがいるので夜泣きや授乳のことを考えると客室は個室にしいところです。

 そうなると、「デリカD:5+トレーラー+大人二人」の運賃は9万円程になってしまいました。う~ん…『陸路がつながっていて高速道路が整備されている大阪~九州間、しかもたったの500km』のために9万円を使うのはかなりの贅沢な話です。

 

 そんな中、GoToキャンペーンが使えるというのは嬉しい話でした。しかし、よくよく調べてみるとこれには落とし穴がありました。それは、一人当たり14000円という上限額があるということです。よって、今回のケースでは船代9万円が半額になる訳ではありません。乗用車単体での利用であれば、割引額は大きくかなり恩恵のある制度ですが、トレーラーを牽いていると、「それでも高い!」と言わざるを得ないということがわかりました。

 また、プロパンガスボンベを積載できないということもネックでした。旅行先でカセットガスを購入する方法もありますが、我が家のトレーラーの場合、冷蔵庫とガスコンロで1日にカセットガス2~3本を消費してしまいます。それが18日の旅行となると、50本程のカセットガスが必要になります。そして、カセットガスの残量を気にして毎日ボンベを入れ替える作業も面倒です。

 

 という訳で、今回の旅では往復とも『自走』することにしたのでした。これらを調べ、考え、決断するのに随分と時間を要しました。こうやって旅の計画を立てている時間はとても楽しいんですけどね。

 

 ※余談ですが、鹿児島の桜島フェリーはプロパンガスの積載が可能です。「ボンベがきちんと固定されていること」が条件となり、乗船前にボンベを確認させてもらうという話でしたが、積載すること自体に問題はないとのことでした。

 

 <備忘録>

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10月16日(金)

本日の走行距離:牽引あり476.6km+牽引なし0km=476.6km

この旅での走行距離:牽引あり960.7km+牽引なし0km=960.7km

 

 宝塚SA7:55→9:25勝央SA9:45→11:25七塚原SA12:55→14:45鹿野SA15:00→16:05秋吉台家族旅行村

 

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