緊急事態宣言が解除されて最初に迎えた週末。箱根の大涌谷へ遊びに行ってきました!
解除といっても、「県境をまたぐ移動は6月19日から」という条件が付いていますので、お出掛けが出来るといっても県内で過ごすしかありません。神奈川県西部に住む人間にとって、静岡に渡ってはいけないというのは悲しい話です…。さて、どうしよう?
そんな中、ネットで探ってみると、箱根の大涌谷はこの週末から“再開”するという情報をゲットしました。そういえば、まだ子どもを連れていってあげたこはなかったな。これはいい機会だ。
という訳で、久しぶりのお出掛けは箱根大涌谷に決定したのでした!
大涌谷といえば、黒たまご!
大涌谷駐車場のオープンは9時とのことだったので、それに合わせて到着できるよう家を出発しました。少し早めに到着できたと思ったらなんと!
ゲート手前からこんな状態…。さすが、解除明け初日です。
9時ジャストにゲートがオープンして大涌谷へ!
濛々と噴き上げる水蒸気を見て、子ども達はさっそく興奮気味です。
富士山はてっぺんを雲に隠していたけれど、芦ノ湖を囲む箱根の山々を望むことができました。
箱根は6月に入ると濃霧に包まれることが多いところなので、天候的にもこれはラッキーでした。
並びはしたけれど、「大混雑」といった程ではありません。
第二駐車場にはほとんど車が入っていない様子でした。
せっかくなので歩き回りたいところですが、
遊歩道はまだ閉鎖されていました。
こちらは、新型コロナの影響ではなく、火山ガスに関係した立ち入り規制のようです。残念だなぁ…。
吹きあがる水蒸気を見て、驚く子ども達。火山ガスの独特な臭いも初めての経験だったので、驚きの連続だったようです。
というのも、子ども達をここに連れて来ようと思ったのには、ちゃんと理由がありました。
これは、子ども達の愛読書である百科辞典です。もう、暇があるといつでもこれを開いているんですよ…。
そして、いくら「子ども用」といえど、開いてみると大人でも知らないことがたくさん載っていまして、質問されると困ることが多々あります。
そんな中…
火山にも興味を持った時期がありました。これは、説明が難しい…。そして、「だったら一層のこと本物を見せてあげるかっ!」と思って、脳裏に浮かんだのが大涌谷でした。
さすがに、大涌谷では赤い溶岩まではみられませんが、少しイメージは持てるかもしれません。「百聞は一見にしかずしかず」です。(笑)
さてさて、さらに子ども達が驚く顔を見てみたいなと楽しみにしていたパパ。
さっそく、これを購入して子ども達に袋を開けさせました。
何が入っているかな?
大涌谷名物の黒たまごです。
これは、大涌谷に吹き出る火山のエネルギーを使って作られたゆで卵。80℃の温泉池でじっくりと生卵を茹で、そして今度は100℃の蒸気で蒸しあげるんだそうです。温泉池で卵を茹でる過程で、温泉の成分である鉄分が卵の殻に付着して黒色になるんだとか。
殻をめくると、中は普通の卵です。
子ども達は期待通り、興味深々な様子。
この卵は1個食べると寿命が7年延びるという話があります。我が子達はこの日、寿命を14年も伸ばしたのでした!(笑)
ちなみに、この日は“規制解除後最初の週末”ということでたくさんのマスコミが来ていたのですが、二人の女の子が卵を食べる姿は絵になったようで、「撮影していいですか?」という依頼をいくつも受けてしまいました。
気に入ったかな?黒たまご。
これでまた新しい経験を積むことができたね!
ちなみに、パパがここを訪れるのは小学校の林間学校以来です。今でもかすかに覚えているくらいですから、やはり強烈なインパクトがあるところですよね。今日見た光景は、我が子の記憶にも残るかな?
今度はぜひ遊歩道が歩ける時に来て、卵を茹でている様子も見てみたいものです。
箱根ロープウェイでお空の旅
さて、お次の楽しみはこちらです!
一昨年の夏、白馬でロープウェイを使った軽登山をした時の記憶がまだ残っているようです。
「ロープウェイに乗ってみる?」と聞いてみたら、二人とも大喜びでした。
さて、パパはデリカD:5の回送係ですので、ここでしばしお別れです。
楽しんできてね!
さて、ここからはママが撮ってくれた写真でのレポートです。
出発~!
神奈川の大観光地である箱根には、箱根湯本から芦ノ湖までを「登山鉄道+ケーブルカー+ロープウェイ+遊覧船」で結ぶ遊覧ルートがありますが、今日はロープウェイの大涌谷→桃源台(芦ノ湖)だけを使ってみることにしました。
そのうち、全区間を楽しんでみたいものです。(パパが?)
大涌谷と同じく、ロープウェイも今日から再開されました。
定員18名のキャビンは新型コロナ対策で「10名まで」という制限がされていましたが、再開初日ということもあってか客足は少なく、ほとんどの箱が“カラ”の状態でした。よって、貸し切りです。
途中駅、姥子駅を過ぎると眼下に芦ノ湖が広がります。
そう、箱根ロープウェイは途中に駅があるんです。一般的にロープウェイというのは、山麓と山頂を一直線で結ぶものですが、箱根のロープウェイは中間に駅を設けて屈曲させているんです。(ちなみに、箱根ロープウェイは早雲山~桃源台を結んでいますが、1本ではつながっていません。途中の大涌谷で「乗り換え」が必要です。)
なかなかいい眺めですねぇ~♪
パパとしては、悔しいなぁ~。(笑)
あっという間に到着。
あれっ?
おかえり~♪
大涌谷から桃源台までは16分の空の旅ですが、車では10分でした。よって、お出迎えができました!
楽しめたようで何よりです!
静まり返っていた芦ノ湖畔をお散歩
芦ノ湖畔は人気がなく静まり返っていました。
五月晴れの下、標高800Mの芦ノ湖は気持ちのいい気候です。せっかくなので、湖畔の遊歩道をお散歩してみることにしました。
そして、
おやつタイム。
いい眺めだねぇ~。
約2か月振りのお出掛けは、本当に楽しい時間でした。
“当たり前のことが当たり前にできることの素晴らしさ”
そんなことを感じた一日でした。
海賊船の運航は週明けの6月1日から再開とのことです。
静まり返った箱根が、再び活気を取り戻すことを願うばかりです。
帰り道は「子ども達のお昼寝時間の確保」を名目に大観山から湯河原へとデリカD:5を走らせ、パパも久しぶりのドライブを楽しみました。気持ちよかったなぁ~!
そんなこんなで、平穏な日常のありがたさをとつくづく感じた、自粛解除最初の週末でした。
あと2週間すれば、もっと遠くへ遊びに行けるぞっ!あとちょっとのガマンだぁ~!