2018年、年末の旅。今回は四国を目指すことにしました!
この時期の旅行は行き先にかなり悩みます。トレーラーを牽いて雪のあるところは恐いし、南の島にトレーラーを持って行くこともできないし…。
そんな中、今回は比較的温暖な地域である瀬戸内海に注目し、「子ども達が大好きな“うどん”を食べられる」、「子ども達が思いっきり遊べる国営公園がある」ということで、香川を目的地に選んだのでした。
神奈川から香川までの道のりは約700km。1日で走れる距離ではありますが、せっかくトレーラーがあるんだから、途中でP泊を挟んで行くことにします。しかも、今回は途中で2泊して、片道3日かけて四国を目指すことにしました。子ども達がドライブを楽しんでいられるのは4時間が限界。そのため、途中で遊びを挟みながら少しずつ移動しよう、というのがその理由です。
まずは、刈谷ハイウェイオアシスを満喫
さて、金曜日の夜に自宅を出発。初日の宿に選んだのは、愛知県にある“刈谷ハイウェイオアシス”でした。ここは、これまでも何度も訪れているお気に入りP泊地なんです。
朝ごはんは、ご飯、目玉焼き、ハム、ミニトマト、コロッケ。朝からとても贅沢なメニューです。
というのも、コロッケは「キャンプ用に!」と、うちの母が持たせてくれたんです。ありがとね!
食後、長女は読書。
最近、ひらがなをかなりスムーズに読めるようになってきました。読めることが嬉しいようで、暇ができると絵本を広げています。
次女はお皿拭きのお手伝い。
偉い!
さて、公園へ遊びに行こうか!
普通なら「目的地へ向かって出発!」と車を走らせる場面でしょうけれど…まずは子ども達を疲れさせて、車に乗ってからは「ぐっすりとお休みしていただきましょっ!」という作戦です。
昨夜、刈谷に到着した時は土砂降りの雨でした。
という訳で遊具はビッチョビチョ。
というか、まだ霧雨が降ったり止んだりしていたし、時間もまだ早いしで他に遊んでいる子どもはおらず、貸切りでした。(当然か…。)
濡れている遊具は滑るので、見ている方はハラハラしていましたが…。
普段ならどこの公園でも順番待ちになるターザンロープも貸切り。
二人ともこれが大好きなんです。
自分以外の力(重力?)に身を任せる動きが楽しんでしょうね。
まぁ、案の定、こんなことに、なりましたが…。
先は長いんだから、あまり服を汚さないでよっ!
さて、子ども達の要求を振り切ることができず、今回は乗ることにしました。
「3歳以上600円/人」という値段に躊躇して、昨年は適当にごまかしたんです。
しかし、今年は二人とも口が効くようになってきたもんで…振り切ることができませんでした。(笑)
さて、行きますか!
観覧車からの眺めって、結構迫力ありますよね。遠くを見ている分には「いい眺め」ですが、真下を見ちゃうと急に怖くなってしまいます。
幸か不幸か、二人とも怖がる様子は全くなし。眼下に広がる眺めをかなり楽しんでいました。
おっ!
デリカD:5とトレーラーがお留守番してくれています。(一番奥にいるヤツなんですが…写真ではわからないか。)
さて、出発前にここには寄っておきましょう。
“えびせんべいの里”です。
「今回はどれにしよう?」
と、全部の味を味見するのですが、いつもミックスに落ち着いてしまいます。
今回も同じでした。
袋が大きいから、中身全部が同じ味だと飽きてしまう気がしてしまうんですよねぇ…。
さて、ハイウェイオアシスで半日を満喫し、トレーラーでお昼ご飯を食べ、とうとう(やっと?)出発することにしました。
よしっ!走るぞぉ~!
伊勢湾岸道路を西へ。
その先、鈴鹿IC付近ではお決まりの渋滞にハマりましたが、30分程で抜けられました。
新名神に入り、土山SAで休憩。
SA内には小山があり子ども達は駆け回っていました。
激寒だったんだけどなぁ…。
そして、トイレに寄ったら、狸さんとサンタクロースさんからお菓子のプレゼントをいただいてしまいました。
この狸さん、ネットで調べても名前を見つけられなかったのですが、土山SAにはいくつかのゆるキャラがいるようです。狸をモチーフにしているのは、信楽焼の代名詞にもなっている狸の置物が由来になっているみたいですね。
さて、草津JCTから名神へ。そして、吹田JCTから中国自動車道へ、神戸JCTから山陽自動車道へと進みます。
この区間は開通したばかりの新名神(高槻JCT〜神戸JCT)を使うルートが最短でしたが、できるだけ往路と復路で違う道を使いたいな、と思いまして、往路は吹田JCT経由にしてみました。
結婚したばかりの頃の話だから…もう10年も前の話か。奥さんと二人で九州までギャランを走らせたことがありました。その時、「高速どこまで乗っても1000円」が始まって最初のGWでして、京都→宝塚(約45km)に4時間もかかったんですよ…。神奈川を22時頃に出発して、京都に差し掛かったのは4時前だったというのに。
今回は一瞬で通り抜た吹田JCTですが、デリカD:5のハンドルを握りながら、そんな記憶が懐かしく思い出されたのでした。私の個人的な意見としては、1000円にしなくてもいいから…せめて半額ぐらいにしてくれたら、もう少し気軽に高速道路を利用できるのにな、と思います。現在の高速道路代、ちょっと高過ぎです。
予定通り、夕方に淡河PAに到着!
「淡河」→「オウゴ」と読むらしいです。知らなければ読めませんね…。
さて、なぜここを休憩の場所に選んだのかというと、
シャワールームがあるからです!
しかも、10分/200円!
男性は3ルーム、女性は1ルーム用意されていました。
時間がまだ早いこともあって、順番待ちなしで利用できました。過去に東北自動車道の安積PAでもシャワーを利用しようとしたことがありましたが、時間が遅かったため行列だったんです。長距離トラックのドライバーにとってシャワーはありがたい設備でしょうね。
さて、トレーラーに戻り夕食。
この後、子ども達は寝巻きに着替えて、歯ブラシも済ませて寝る準備万端にしました。
そして、夜の部スタートです!
途中、三木SAで給油。
神奈川から兵庫の三木まで約500kmでした。
高速メインの場合、満タンで700km以上を走れるデリカD:5ですが、牽引していると500kmが限界なようです。この時、残りの走行可能距離が90kmと表示されていたので、四国までは厳しいですね。瀬戸大橋の上でガス欠なんて…悲し過ぎます。
さて、いよいよですよっ!
瀬戸大橋だぁ~!
来ましたぁ〜!
瀬戸大橋だぁ〜!
せっかくの瀬戸大橋を夜のうちに走ってしまうのは残念な気もしていましたが、夜の橋もそれはそれで幻想的な姿でした。この眺めを子ども達に見せられなかったのがちょっと心残りでしたが…。
そして、無事に2日目のP泊地に到着しました!
いやぁ〜、来たねぇ〜!
瀬戸大橋まで来ちゃったよぉ〜!
ちょっと感動!
そんなこんなで、長距離移動をゆっくりと楽しみながら瀬戸内海の小島までやってきたのでした。明日はついに四国に上陸です!
ところで…
今回の旅はいつもながらの家族旅行ではありますが、私達家族には一つ大きな変化がありました。それは、ウサギのあず君がいないということです。
12月15日、あず君は天国へ旅立ちました。
私達が結婚した翌年から我が家に来たあず君。この9年間の家族の思い出は、あず君との思い出のようなものです。なので、今、ここにあず君がいないということがとても不思議な感じです。
ここまでの道中、デリカD:5の助手席に座っていた奥さんが言っていました。
「最近、妙に肩がこるんだよね。あず君が肩に乗っているような気がする。」
そっか、だからか。
「不思議な感じ」というのは、いない気がしないんです。いないんだけど、いる気がするんです。
今回の旅は私達家族にとって“あず君”の追悼の旅です。彼との思い出を抱き締めながら、新しい想い出の1ページを刻む旅にしていきたいと思います。
(つづく)
備忘録
12月21日(金)
・自宅20:20→足柄SA→22:20静岡SA22:30→0:15刈谷PA
・本日の走行距離:牽引あり262km+牽引なし0km=262km
12月22日(土)
・刈谷PA12:05→13:20土山PA→14:55桂川PA15:05→16:00淡河18:05→18:15三木SA(給油)18:25→19:35瀬戸PA19:45→20:45P泊地
・本日の走行距離:牽引あり373km+牽引なし0km=373km
・この旅での走行距離:牽引あり635km+牽引なし0km=635km