10月の3連休、前半の2日間は奥さんの実家でのんびりしてきました。
奥さんの実家にお泊まりをするのは月に1度の恒例行事なのですが、子ども達にとってはもちろん、私にとってもお楽しみ行事の一つです。だって、子どもの遊び相手はしてくれるし、美味しいものいっぱいだし、ビールもいっぱいあるし。こんなに幸せな場所は他にあるかしら?
さてさて、連休最終日は家族4人で公園へ遊びに行くことにしました。
目的地は県立あいかわ公園。けれど、公園へ行く前にちょっと寄り道をしてみることにしました。やって来たのは、「オギノパン」です。
まずは、オギノパン
「オギノパン」は昭和35年創業の歴史あるパン屋さん。相模原市にある工場併設店舗では、工場見学ができる上、出来立て熱々のパンをいただくことができます。
工場見学をするのに事前の申し込みは不要。見学料もかからないので、気軽に見学できるのが嬉しいところ。
ちなみに、相模原市や厚木市を中心に学校給食のパンも卸しているのですが、午後は翌日分の給食パンを作っているのだとか。なので、翌日が休校日の場合は工場が動いていない場合があるそうです。工場見学をしたい方は曜日と時間に要注意ですね!
期待通り、子ども達は目が釘付け。
工場で働いている方が手を振ってくれることもあり、子ども達は大喜びでした。
それにしても、大人が見ていても面白いです。全然、飽きません。
いつだったか読んだ本に書いてあったことを思い出しました。今から150年前、産業革命の真っ盛りだったイギリスを訪れた岩倉使節団の話。工場を視察する中で「機械が食べ物を作っている」ことに驚いたというのです。
江戸が終わったばかり、明治初期での話です。そこで作られていたものが、パンだったのかクッキーだったのかは詳しい内容は覚えていませんが、そりゃ驚いたでしょうね。今の時代に生きている私が見たってビックリさせられるんですから。
工場見学を終わりにして、楽しみにしていた揚げパンを食べることにました。
小学生時代に給食で一番好きなメニューだった揚げパンです!
しかも、学校の給食と一つ違うところと言えば、超アツアツだということ。
勢いよくかぶりついたら火傷しそうなくらいです。
なので、たくさんフーフーして、
いただきますっ!
予想通り、二人はとても気に入った様子。
なので、パパとママにはちょびっとしか分てくれず…
仕方ないので、
追加でもう二つ購入しました。
ただ、同じものでは詰まらないので、そのうち一つは揚げ餡パンをチョイス。予想通り、こちらも激ウマでした!
さて、この後は売店でお昼ご飯用に丹沢餡パンを買って、そしてデリカD:5を走らせました。
そして、県立あいかわ公園へ
やって来たのは、県立あいかわ公園。
宮ヶ瀬湖には今年の夏にも花火を見に来ていますが、あいかわ公園に来るのは昨年の夏以来です。
さて、出発!
誰ですか?
パパのお尻を木の棒でツンツンしているのは?
早速、遊んだのは「ふわふわドーム」。
「これなら、地元の公園にもあるじゃん!」
って、言いたいところでしたが、やっぱり“楽しいものは楽しい”んでしょう。
随分と長いこと二人で満喫していました。
いい体力づくりになるね!
そして、まだ11時前なのですが、子ども達が(実はパパも)待ちきれない様子だったので、お昼ご飯にしました。
暑くもなく、寒くもなく、外でご飯を食べるには最高の気候です。
オギノパン名物の“丹沢餡パン”をはじめ、菓子パンもいくつかチョイスしてきました。
4人でちょっとずつ分け合って、いろんな味を堪能。
落ち葉の絨毯の中、“秋満喫”のお昼ご飯になったのでした。
さて、せっかく来たのだから公園を満喫すべく、お次はアスレチックにやってきました。
次女。
こんなのは余裕です。
長女。
あらら…こんなに高さがあっても怖がらなくなったんだね。
成長してますな!
そしたら、雨がパラついてきまして、
工芸工房村へ移動。
その名の通り、いろいろな“モノづくり”が楽しめるところです。
ハンドルをぐるぐる回すと、
糸がとっても不思議な動きをしまして、
編まれた紐(?)が下から出てくるんです。
「お一人様30cmまで」とのことだったので、長女と次女それぞれ1本ずつ作って腕輪にしました。いいお土産ができたね!
さてさて、工芸工房村を満喫して、建物の外に出て見ると、
雨は止んでいました。
と言う訳で、
宮ヶ瀬ダムに向けて出発!
途中で“愛ちゃん号”にご対面。
手を振ると、運転手さんも車掌さんも手を振り返してくれ、二人の娘は嬉しそうでした。
逆に、「あれに乗りたい!」とはならず、ホッと一安心(笑)。
そして、
10分も歩くと、見えて来ました!
何度みても、デカイな…。
高さ156m!日本で6番目の高さを誇るダムなんだとか。
ちなみに日本で一番高いのは誰もがその名は知っているであろう、黒部ダム(186m)とのことです。
さて、ダムのコンクリート内に設置されているエレベーターでダム上に上がります。
ちなみに、ダムに貯水されている水は湖底部では年間を通して7°くらいに保たれているそうです。なので、このエレベーター乗り場のトンネルも温度が年間を通して保たれており、夏でも涼しくなっているそうです。
それにしても…
ダムのコンクリートの中にエレベーターを作ってしまうなんてすごい発想ですよね。「乗っている間に地震が起きたら…」なんて不安がよぎらなくもありません。
ダムの上に到着!
う~ん、何度来てもすごい迫力。
3m=ビル1階の高さと考えると、156mのこのダムは52階ということになりますね。タワーマンションって、こんなに世界なんだ⁉心配性な私は不安になって眠れなそうです。
ダムの先には厚木市内の街並みが見えます。ということは、街中からでもこのダムは見えるのかな?
こちらは、反対方向。
コンクリートの壁一枚を隔ててこんなに違う世界が広がっているのだから不思議です。
ちなみに、貯水率が50%近くまで落ちてしまった昨年は湖底に沈んでいた道路等が無惨な姿を見せ、話題になっていたようです。
私は幼少の頃、家族で丹沢にはよく登っており、「もうすぐダムに沈んでしまう」その土地を歩いたりバスに乗ったりした記憶があります。そんな私ですら、この湖底のことは気になります。ですから、そこで生まれ育った方々がそんな姿を目にしてしまったら…。
ダムを目の前にすると、野田知佑さんの本で読んだダムに関するエピソードが記憶の奥から蘇りました。
さて、この後は「水とエネルギー館」に入ってみました。
宮ヶ瀬ダムの仕組みや神奈川県の浄水設備について解説されたパネルや模型が並んでいました。
子ども達にとってはまだまだ難しい内容でしたが、
スイッチを押したり、レバーを動かしたり、そして映像を見たりでそれなりに楽しめたようです。
大人にとっては勉強になることがたくさんありました。宮ヶ瀬ダムの水は、面積にして神奈川県の2/3。人口にして90%の飲み水を提供しているそうですよ!
そんなこんなで、宮ヶ瀬ダムを楽しみ、帰路につくことにしました。
帰り道は公園の中を歩き、駐車場まで戻りました。
長女は随分と体力がついたものです。「抱っこぉ~!」は一度も言わず、走り回っていました。
逆に次女の「抱っこぉ~!」が増えたのは想定外でしたが、今までは我慢していたのかもしれません。“抱っこさせてくれるのは今のうち”でもありますし、もうしばらくは筋トレも兼ねて頑張りたいと思います!