「うるぎ星の森オートキャンプ場」から始まった南信州の旅。
神奈川→静岡→愛知→長野と県境越えて信州入りして来ましたが、ここからは南アルプスに添って、ぐぅ~っと、長野県を北上していきます。
諏訪湖からは中央線に添って南下することで、「南アルプス一周」の旅を完成させよう!というのが、今回の旅の大きなテーマです。
まずは朝御飯。
いただきまぁ〜す!
食後、長女はワークブックを出してお勉強。
別にキャンプ中までこんなことさせるつもりはないのですが、「持っていく!」といってきかなかったもので…。
まぁ、楽しんでやれているようなので、何よりです。
次女は隠れんぼして遊んでいました。
さて、「道の駅平谷」を出発。R153号で北上します!
しかしながら…
阿智村を抜ける道が、これまた長い下り坂でした。おまけにカーブが少ないが故、かなりのスピードで流れておりまして、途中からトレーラーのブレーキが泣き始めてしまいました。
待避所を見つけてすぐに停車。
しかし、そのままでは慣性ブレーキがかかりっぱなしで焼き付いてしまいます。なので、まずはトレーラーのタイヤの前に角材を置き、それからデリカD:5を10cm程度前に出します。そうすると、慣性ブレーキがビヨ〜ンと伸びてブレーキ解除完了。
そうして、しばし休憩となりました。登りも下りも冷や冷やの連続です。
飯田の街が近づくと右側に南アルプスが、「でーん」と姿を現しました。
う〜ん、気持ちのいい眺めです。
今回の旅も本当に天気に恵まれています。
途中、道の駅「花の里いいじま」に寄り道してみました。
ここは、南アルプスと中央アルプスを同時に眺めることができる道の駅です。
売店ではナシとリンゴを購入。
奥さんが、「ナシとリンゴ、どっちにしようか?」
と言うので、両方買ってしまいました。
お菓子じゃないんだから。果物なんだから食べたいたけ食べちゃいましょう!
あら、こんなところに水車を発見。
お米を精米していました。
そしたら、なんと!
これは飾り物ではなく、実際にこうやって精米したお米を売店で販売しているそうです。
う〜ん、こうやって精米された米だなんて聞かされたら、それだけで美味しさ倍増しちゃいそうです。
さて、再び長野県を北上していきましょう〜!
途中、「伊那沢渡SS (株)アルプス石油」で給油。
ここまでの途上、しばらくGSを気にして道路脇を眺めていたのですが、トレーラーを牽いたまま入れそうなGSは少なそうでした。けれど、ここは大当たり!敷地が広々していて、牽引していても安心して頭から入り頭から出られるGSでした。
私が愛用しているESSOだし、私の好きなセルフだし、スピードパスも使えたし、値段も周辺のGSより安めだったし、ラッキーラッキーでした。
満タンでの走行距離は410kmで、給油は53.26L。よって、燃費は7.72km /Lでした。
過去最低燃費を更新です!
まぁ、ATFの温度が上がってしまうような山道をトレーラー引っ張って登りまくったんですから、仕方ないといったところでしょうか。
おまけに今日も気温は33℃。デリカD:5、頑張ってくれています!
さてさて、今日の目的地の一つ、「かんてんぱぱ」に到着しました。
そう、寒天で有名な「かんてんぱぱ(伊那食品工業株式会社)」の本社・工場です。
ここには、本社・工場があるだけでなく、「かんてんぱぱガーデン」と呼ばれる庭園が造られています。
そして、レストラン、ショップ、見学施設、博物館、遊歩道まで整備されていて、「1日いてもいいんじゃない?」って、くらい充実した施設が整備されていました。
真っ先に向かったのは、
かんてんぱぱショップ。
試食のゼリー美味しくいただきました。
味は毎日変わるそうですが、今日はライチでした。美味かったなぁ〜♪
試食コーナーにはスクリーンで寒天の歴史が上映されていました。
なぜ、寒天は海藻が原料なのに、内陸地で作られるのか?
江戸時代にまさかそんな苦労をしてまで作られていたとは!!
なかなか興味深い話でした。
さて、この後は楽しみにしていた工場見学に行ってみました。
しかし、
休憩中。
時計を見たら、ちょうどお昼休みの時間帯でした…残念。
かんてんぱぱガーデンは本当に綺麗な庭園でした。
ここを作る時、「少しでも伐採する木を少なくできるように。」と計画的に造成されたそうです。
聞けば聞くほど、「いい会社だなぁ〜。」って、"かんてんぱぱ”の魅力がより大きく映ったのでした。
さて、再び出発!目指すは八ヶ岳です。
ナビではR152を最短ルートとして案内していましたが、地図を見る限りかなりの山越えになりそうでした。
なので、少し遠回りになりますが県道50号を使うことにしました。
うわぁ〜!
諏訪湖だぁ〜♪
私たちにとって、南信州というのはほとんど足を踏み入れたことのない未知の世界でした。それが今、これまで何度も通ったことのある「諏訪湖に出てきた!」ということで一安心。そして、ここまで「太平洋から南アルプスの裾を縦断した!」ということで、すごい達成感なんぞを味わってしまいました。
今日の宿泊地まで、あとちょっと!
八ヶ岳は雲の中だなぁ…残念。
そして、そんなこんなで今日の宿である「RVパーク八ヶ岳高原「原村」もみの木」に無事に到着しましたぁ〜!
今回、私たちにとって初めてのRVパーク利用です!
このRVパークは使われなくなったテニスコートを利用して営業されているようでした。コートの上に車で乗り入れるのはちょっと不思議な感覚でしたが、雨が降った時のことを考えるとありがたいですね。
さてさて、私が色々と作業している間、子ども達がたくさんの写真を撮ってくれていました。なんだか、面白い写真がいっぱい。
これとかぁ、
これとかぁ〜、
これとかぁ〜、
これ!
しかしながら、空だけでなく木々がチラリと写り込んでいるのがいいですね。(偶然だろうけれど…。)
ちなみに、
こちらは、長女(4歳3ヶ月)が撮った記念写真。
そして、
こちらは、次女(2歳9ヶ月)が撮った記念写真。
1歳6ヶ月の年齢差がここに現れています。(笑)
ところで、こちらのRVパークの利用料金は「電源あり」が2,500円、「電源なし」は1,500円。そして、どちらもゴミ処理代込み!という低料金。
しかも、区画がすごく広い!
キャブコンが止まっている手前の並び3区画が「電源あり」、デリカD:5とトレーラーが置いてある奥の並び3区画が「電源なし」です。という訳で「定員」は6区画。
正直なところ、手前と奥、もう1区画ずつ増やしてもクレームは出ないのでは?
という広さでした。(そりゃ、このままの方がありがたいですが!)
さてさて、そんなありがたい環境をお借りして、シャボン玉をしたり、
ボール遊びをしたり。
キャンプ場のようにくつろがせてもらってしまいました。
パパも数年ぶりに、「サッカーもどき」なんぞをしてしまいましたよっ!
そして、お隣にはテニスコートがありまして、ここが子ども達のいい遊び場になりました。
車が走ってくる心配がないので、安心して子ども達を放置しておくことができたのでした。
さて、体をたくさん動かしたので、おやつにしますか?
途中の道の駅で購入してきた"ナシ”と"リンゴ”をいただきました。
ところで、「RVパーク」というのは、キャンプ場のようにテーブルや椅子を出したりするのは「NG」と認識していましたが、受付で確認してみたところ、「火さえ使わなければテーブルや椅子の利用は構いません。」とのことでした。
RVパークによってもルールはマチマチなんですね。
そんなこんなで、ありがたくテーブルと椅子を出してくつろがせてもらいました。
ここまでできると、焚き火ができないことを除けばキャンプ場と全く変わらない快適さです。これで、1,500円はありがたい!
「RVパーク」これからは、もっともっと利用してみようと思います。
おやつの後、RVパークの周辺を散歩してみました。
おっ!「売地」発見!
いいなぁ。こんなところにトレーラーを置いて生活できたら最高だよなぁ。けれど、標高1200mとなると、冬は大変なのかなぁ…?
定年後の生活について今から夢を膨らませているパパ。こんなところでも妄想を描いてしまうのでした。
さぁ〜て、散歩を終えてトレーラーに戻ると、奥さんが夕食の準備を済ませてくれていました。
炊き込みご飯、煮卵、鶏肉とズッキーニの炒めもの、アボガド。
トレーラーのキッチンだけで作らなければならないのに、こんなに豪勢な食事をありがとう!
太陽が雲に隠れてくれたおかげで、タープなしで外にいても快適な気温でした。
RVパークでもこんなに開放的な場所でご飯が食べられるとは思わなかったよ!
さてさて、これは食後の一コマ。
お隣のテニスコートで、
ママと長女が、
ダンスをしていました。
なんだか、和まされる光景です。
天気といい、キャンプ場といい、道の駅といい、RVパークといい、今回は最後の最後までラッキー続きの旅でした。
ところで、ここ「RVパーク八ヶ岳「原村」もみの木」の正面には“もみの木荘”の温泉があります。その距離、徒歩1分!
そして、利用料は昼間500円、17時以降は300円。しかし、RVパーク利用者は時間に関係なく300円!しかも、小学生未満は無料!
これ、メチャクチャありがたいです!
食後、陽が暮れて気温が26℃くらいになったところで温泉に向かいました。そして、ゆったりと暖かいお湯を楽しませてもらい、お湯から上がった後はヒンヤリとした空気の中でマッタリとくつろがせてもらったのでした。
さてさて、今日も長いブログになってしまいましたが、この日の最後のエピソードです…。(笑)
私がお風呂から上がって、先に一人でトレーラーに戻ってくつろいでいた時のこと。
雨は降っていないけれど、お空はピッカンピッカン、ゴロゴロゴロゴロとなり始めまして。
そして、そのゴロゴロとピッカンの時間差がどんどんと短くなりまして。
その音はどんどんとデカくなりまして。
ピカッ!
ゴロ
ゴロ
ゴロ
ゴロ!
ドカーン!
とうのが、2回続きました。すごい地響きでしたよ。
明らかに落ちた感じでした。トレーラーの中にいても鳥肌が立ちましたよ。
心配なのは奥さんと子ども達。
「子ども達はビックリしているんだろうなぁ…まぁ、トレーラーの中で聞くより温泉の建物の中で聞いた方がまだ安心かな。」
なんて、思っていたのですが…次の瞬間にトレーラーのドアが開きました。
なんと!
あの「ゴロゴロドッカン!」瞬間は、わずか「徒歩1分」の「温泉→トレーラー」の道を歩いていた時だったというのです!
子ども達は泣くことすらできず、全身を震わせながら、
「こ わ い …」
と、トレーラーの中に駆け込んできてきて、布団に潜り込んだのでした。
そりゃ、怖かったよね…。
大人のパパがトレーラーの中にいても怖かったもん。外を歩いている時にあの音を聞いたら…なんて、想像したくもありません。
まぁ、雷様は子ども達のおヘソを取ってしまうこともなく、その後すぐどこかへ行っていまいました。
ふぅ〜。
よかった、よかった。
そんなこんなで、ビビりながらも快適な夜を過ごさせてもらった、「南信州の旅」最後の夜でした。
(つづく)
<備忘録>
道の駅平谷8:30 → 10:20道の駅「花の里いいじま」10:50 → 11:45かんてんぱぱ12:50 → 14:55RVパーク八ヶ岳高原「原村」もみの木
本日の走行距離:牽引あり134km+牽引なし0km=134km
この旅での走行距離:464km+牽引なし0km=464km